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死神といっしょ!  作者: 是音
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第11話 死神と課題

「ドゥハハハハー、お前も蝋人形にしてやろうかー!」


デーモ○小暮閣下おはようございまーす。



【※デーモ○小暮閣下:某有名悪魔バンドのボーカル。みんなも死神さんと同じモノマネをやってみよう!作者自身あまり深く知りません。(母親がファンでした 爆)】



「お前何でそんな物真似知ってんの?」

「デー○ン小暮閣下は私の尊敬する人物なのよ!」


うん、まぁ。ふーんとしか言いようがねぇよな。

モノマネが一段落すると死神は突然暗い表情になった。

「どうした?」


「えっと・・・実は・・・準くんにお願いがあるのですが。」

「ん?急に改まって何だ?」


「実は私・・・。

冬休みの宿題が未提出なんです〜!手伝って下さいぃ〜!!」


爆弾発言キター!!


「ふ、冬休みなんてとっくに終わっただろうがぁ!!つーかそれは学校の宿題なのか!?それとも仕事上の課題なのか!?学校の宿題だとしたらお前は学校に通っているのか!?」


「死神業界では冬休みに個々に特別課題が課されているんです〜。」

「何でずっとやらなかったんだよ!で、お前に課された課題内容は何なんだ?」

「えっと・・・《居候先の主人と共にカブキを倒せ》です。」


「ふんふん。って何でオレまで巻き込まれてんだよ!!しかもカブキってアジア方面三強の一人じゃねぇかよ!!」


「そうなんです〜しかも今日中に課題を完了しないとお仕置きなんです〜」


「馬鹿ー!何でもっと早く知らせなかったんだよー!」

「うぇぇん、ごめんなさい〜!」


最近よく泣くなこいつ。


「仕方ない。で、カブキって男に勝つためにはどうすればいい?」

「とりあえず課題会場に行かなきゃです。」


何でオレまで巻き込まれてんだよマジで・・・。




「では行きますよぉ。」


もうどうにでもなれってんだ。

死神は黒いゲートを開き、中へ入っていった。オレも後に続く。




「カブキさーん!課題受けに来ましたぁ!」

やってきた場所は闘技場。マジでやんのか。

でも闘技場にいるのはオレと死神だけだ。


死神がいくら呼んでも返事はない。

「カブキさんいないのかなぁ?まさかもう締め切っちゃったとか!?」

本来ならとっくに締切だバカヤロー。


『あら、死神さんですね?カブキ様から伝言を預かっております。』


天井のスピーカーからだ。

「カブキさんから?」


『はい。再生します。


《あーあーどうもカブキです。死神ちゃ〜ん、ちゃんと課題受けに来なきゃダメじゃないかぁ。居候先の主人の方もどうもすみません。で、最後まで君達を待とうと思ったんだけど、どうやら仕事が入っちゃったみたいでさ。もぅ君達の課題は無しにしよう!!・・・って、んなわけないっつーの!〜あっはははは!

課題内容を変更して君達には一日だけ地獄で雑用係をやってもらう。それから死神ちゃんは以前オレが白狐の着物に落書きしたことを忘れるように!この二つをやってくれれば課題完了としまぁす!あっはははは!じゃあね〜》


以上です。』


課題変更だそうです。

何よ地獄で雑用って?カブキさん適当だなぁ。

「知ってて得する裏情報♪でも雑用かぁめんどくさいなー。せっかく地獄から逃げてきたってのにぃ。」


「なー、めんどくさいよな。だからお前一人で雑用係やってこい。オレは帰る。」

オレは黒いゲートに引き返した。あいつが地獄に行ってそのまま本職に戻ってくれれば完璧だ。


「ひどいよ準くん!居候先の主人と一緒にやらないと私お仕置きされちゃうんだよ!?」

「おぅされて来い。もともと宿題やってなかったお前が悪いんだ。」


「そんなぁー!」

「じゃあな〜。」


「準くんの馬鹿!わからずや!ポエム!」


「ポエム!?」


「ひどい、よぉ・・・う、ぇぇ・・・ひっく、うぇぇぇ・・・ん」


あ、マジ泣きだコイツ。


「泣くくらいなら最初からきちんとやりなさいってあれ程言っていたでしょう!?」

「だって、だってぇ・・・」

「だってじゃありません!自業自得です!」


「お母さんの馬鹿!わからずや!硫酸!」


「硫酸!?つーかお母さん言うな!」


「うぇぇぇぇん!!」


死神が座り込んで泣く。ガキかお前は?

わかった、コイツ泣き虫だな。そのくせ泣きながらオレの服を凄い力で引っ張って離さない。動ける気がしねぇよ・・・。

「・・・わかったわかった。手伝ってやるから。」


オレはこいつに少し甘い気がする。


「よっしゃ!そうと決まれば早速地獄へ行くぜ!」

こいつもうテンション上がってる!

まぁ地獄見学なんて人類でオレが初めてかもな。もしかしたら結構レアな体験なんじゃ?


「じゃあ再びワープです!」






で、オレは初めて地獄に来たわけだが・・・。


「ここ・・・どこ?」

「地獄ですよぉ!」


「大旅館じゃん。」

「地獄ですってば!」


看板に『地獄(公式)』って書いてあるだけじゃん。ここは間違いなく旅館だ。しかも恐ろしく巨大な門にはたくさんの魂の行列が続いている。この旅館の規模を例えるなら・・・そう、愛地球博クラス!!なにせ世界中の魂が集まってくるわけだからな。


死神に案内されて中に入ったオレは絶句した。


〈ドンチャン☆ドンチャン☆〉〈おーい酒はまだかー?〉〈はいただいまー♪〉〈仲居さ〜ん浴衣足りないんだけど〜!〉


仲居さん!?


普通に旅館じゃねぇか!仲居さんっつっても全身包帯姿に仲居服着ただけじゃん!不気味すぎ!!


「何で魂がくつろいでんだよ。地獄だろ?ここ。」


「いくら悪いことをした魂でも、精一杯生きた方にはご苦労さまの意を込めて転生するまでの間くつろいでもらうの!これが地獄の方針!」


「天国意味ねぇじゃん。」

「天国はもっともっとVIP待遇だよ♪」


「首を斬る仕事に飽きたとか言ってたからもっとエグい場所かと思ってたぜ・・・。」

「首を斬るのは魂を取り出す儀式みたいなものなの。本当に切断しちゃったら恐いっつーの!」


とりあえず雑用係としてやってきたわけなので事務室へ行くことにした。先程も言ったとおり、ここは愛地球博クラスの規模なわけで、事務室までどうやって行くんだか。


「業務用ワープゲートがあるから大丈夫です〜。」

だそうです。


なんかまた疲れそうな予感が・・・。

次回に続きます。

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