表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

木枯らしの匂い

作者: sisousi.kenta
掲載日:2025/12/12

冬がやってくる。

私の生まれた街、宍粟市は真ん中より北は雪がつもる。子供の頃よりはかなり頻度は減ったかが、

本当に減ったのか、子供だったから冬の雪が強烈に心に残っただけなのかは分からない。

私の子供の頃から大人だった人達も同じように雪は減ったというがそれだって、どのような心の変化が影響しているがわからない。


私は雪についていくつかの思い出があるがその一つに初雪の思い出がある。


小学生当時ある人気アニメの影響でサッカーがはやっていた。休み時間、一学年20人に満たない少ないクラスメート達。

男子はサッカー、女子は何をしていただろうか。


私はサッカーボールを片付けるうち今から雪が降るとつぶやいた。


そして友人達と空をみあげた。

風の匂いが変わったのだ。


雪は本当に降り出した。

積もるような大雪ではない、からからの風をきってパラパラと落ちていく雪。


子供は雪が降ると喜ぶ。

だから気づいたのかとも思うが多分ちがっている。


私は今、雪なんて滅多に降らない大阪にすんでいる。

それでもあの風の匂いをかんじる事がある。


寒くはあってもやはり私の故郷よりは暖かく、雪ではなく小雨がふった。


みんな寒そうにしている。私だって全く寒くないとは言わないが、雪が降ったあの木枯らしの日々とは違っていた。


私は帰りを急ぎ走る人を見つめながらゆっくり木枯らしの匂いを嗅ぎながら歩いた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
言われてみれば、木枯らしは南国でも北国でも変わりません。 雪国の人間が雨に故郷を思うことは少なくとも、木枯らしだとどこで体験しても子供のころのあの風(大抵は電線の音と一緒に)を思い出します。 良い話…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ