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降誕祭の街に

作者: 薄雪草


街を歩けば

赤や金色に飾られた道を

人びとが行き交う


ショーウィンドウにはケーキが並んで


雪が降っているのは

どこかの街


聖俗あわせて

メリー・クリスマス


今日はモミの木を飾る日


モミの木は何を想うのだろう


生まれ故郷の森のこと

静かに降る雪の日のこと


晴れた日には

雪解けの雫が落ちてきて

きらきら朝日に輝くのは

宝石みたいで

春の日に暖かい風が巡る

それから、渡り鳥たちも戻ってくるから


待ち遠しい日々

懐かしい森のこと


それから

この街に呼ばれて初めて飾られた

誇らしい日のこと

人々のこと


ヒイラギも、モミも

長い冬の間も枯れない常緑樹


この冬を越せますようにという

西洋の人びとの願いから来ているという


鈴が鳴る、天高く

聖歌の歌声、高らかに


みなが、冬を無事に越せますように

クリスチャンでもないけど

メリー・クリスマス






タイトルは、ちょっとカッコつけてみたかっただけです。

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