枝豆とエール
俺はアル6歳の誕生日に記憶が蘇った。家は宿屋、長男は冒険者、俺は跡継ぎ、妹は手伝いだ。ここは王都、グランザル王国の首都だ。俺は魔法が得意だ。まずは客室を綺麗にしなければ!藁のベッドを綺麗にする。藁はよく乾燥した状態にする。魔法でいい匂いにしておく。
「ただいま、部屋からなんかいい匂いするんだが、」ゲイツ
「落ち着くでしょう?」アル
「ああ眠気がきついぜ」ゲイツ
「まあまあ、エールでも飲んで落ち着いて下さい」アル
「おう、すまんな、んぅ?冷えてる?旨い!!こりゃあ別もんだろ!
」ゲイツ
「今日はスープしかありませんが、獲物を持って帰ってきてくれれば美味しくしますよ?」アル
「おう、わかった!」ゲイツ
「あ、そういえば枝豆があったな、ちょっと待ってて下さい、エールに合うものつくるんで」アル
「父さん!豆あったよね?」アル
「ああまだ収穫時期じゃないけどどうした?」アルバ
「ツマミにいいから貰うよ!枝豆って言ってメチャクチャ旨いんだよ!」アル
「本当か?」アルバ
「うん!」アル
さっとゆでて塩を一振り。うん、旨い。
「本当だ、、、、旨い、、、、」アルバ
「メチャクチャいい匂いするんだが!?」ゲイツ
「どうぞ、銅貨3枚です」アル
「買った!」ゲイツ
そうして、宿ではドンチャン騒ぎであった。父さんも夜は酔っ払っていた。母さんが変わってくれたからだろう。母さんには甘いものを作る約束をした。ちょっと怖かった。、、、、