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Cardinal Online  作者: ia
Doomsday Knights編
9/105

Aliceと進む、最前線!

「......わかってる?私とあなたは仕方なくコンビを組むんだから、足を引っ張ったら承知しないからね!」

「言われなくても分かってますとも」


目の前のフードのせいでこんな状態になっていることを嘆きつつ、俺は続きの話を聞くことにした。


「...で、なんだよ。

お前は言うほど強いのか?」

そういうと、フードは胸を張って(と言ってもほとんどなかったが)言う。


「ふふ、聞いて驚くがいいわ!

私のレベルは―――16よ!」

「...あっそ」


俺の反応が詰まらなかったのか、彼女はさらに続ける。


「...ふふん、自分がもっと低くて強がってるのね。可哀s―――」

「いや、俺は21だから」

「...フーン」


そう言いながら、フードは俺のウィンドウを覗いてくる。


「―――本当に21lv,あるのね。

ただ強がってるだけだと思っていたけど...」

「な訳無いだろ、俺は強がりと無理なことは言わねえよ」

「ほんとかなー...。」


どうやら、さっきの件もあってか俺の信用は無いらしい、仕方ないと言えば仕方ないのだが。






「そろそろ作り終わったかな?なら、さっそく出発しよう!」


突然のその声に、俺は今何をしていたのかを思い出した。

どうやら、このフード女のペースに飲まれていたようだ。


「じゃあ、私は君の部下ってことで」

「...はい?」

「よろしく!」

「ちょ、勝手に話を―――」


 ピロン《Alice がチームに加入しました》


俺に主導権は無いらしい。

そればかりは如何ともしがたいが、

「―――代わりに、お前は俺の命令に絶対遵守だからな」

「それでいいのなら」

 ピロン《Alice がフレンドに追加されました》


「おい!?」

「私は何もしてないよー?」


目を泳がせている為に嘘だとは分かるが、問い詰めるのは俺の性に合わないので、聞かなかったことにしておこう。




「出発だー!」





...どうやら、俺には運と言う者が全くないらしい。

転生した騎士、とかの能力だったが、転生前はとんでもない奴だったのだろう。


そうおもい、俺は仕方なくその声に従うのだった。

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