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Cardinal Online  作者: ia
真章〔DESTINY WORLD〕編
87/105

真章準備の予定

クッソ短いゴミストーリーなので、ご覧いただかなくても結構―――どころか、見ないでくださいお願いします。

「ああ...。

また戻るのかあ...。」

「まあいいじゃん、一からだねッ!」

「あんときと違うのは此処にお前がいることだけどな」

「まあまあ...。」

そんな会話(優には『私の前でイチャイチャしないで、無性に兄さんの顔殴りたくなるから』と言われてしまったが)を交わし、再び俺はその世界に戻る。


―――改悪が施された、新生<Scarecrow>に。



―――



「...新たな春、再び舞い戻る者達。

私が作った譜面だが、我ながら素晴らしいではないか!

...佑子、再び私は同じ間違いをしない。信じてくれ」

『信じるも何も、信じられる要因があると思っているの?』

「...それを言われると弱いんだよ」

『弱くて結構。そのまま弱って衰弱死してしまえばいいのよ』

「おおう...。」

その譜面を自ら描いた男もまた、其の世界に舞い降りる。

素晴らしき譜面を自画自賛した男は、愛する人の複製体に正論を言われ、こちらも複製となった肉体を持つ男は心に痛みを感じた。


それを見ながら足をぶらぶらさせたパーカー姿の少女は、またしても父親の陰謀に巻き込まれると思って「うええ...。」と苦言を呈するのだった。



―――



「そうだ、俺達も行くか」

「やっぱり?輝弥なら乗るっておもったんだよね!

さッ、灰もいこっ?」

「わ、私は子供ではないのだ!

どうせまた多大な年月がかかるに...」

「いやあ、案外短いかもよ?」

「...むう」


仕方なさそうに言う平沼灰と言う少女と、その兄輝弥、そして輝弥の恋人である氷桜 柚依は新生スケアクロウに乗り込むことにした。

...柚依の予想は外れているのだが。



―――



「...仕方ねえなあ。

破瑠も行くだろ?」

「勿論だ。当たり前だろ、おやっさん」

「仕方ねえんだからなあ。

良衣哀、また行ってくるからな!」

「はいはい、分かりましたよ。

まあ、早めに帰ってくれればいいさね」

ダグラス、及びヴァルもまたこの世界に入る。



―――



「姉さんも行く?」

「勿論!でも、あんまり守んなくてもいいからね?」

「うん。

...(まあ、仕方ないよねえ...)。」


それだけに集約された二人の愛を感じられたものは少ないだろう。



かくして、俺が出会ってきた者達は殆どがあの地に行く者だった。

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