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Cardinal Online  作者: ia
Leviathan Corner(進行時間が短いのでストーリアは少な目)編
34/105

Ⅹ市立第二中学校 or 親友以上恋人未満

今回は優と柚依、それに輝弥がメイン回です。

輝弥は、グロウの事です。

後半は3人称視点です。

「おはよう...。」

「おはよう、優ちゃん!昨日のテレビ見た?

優ちゃんってすごいよね!二週間前からある事知ってたじゃん?」

「...CMでやってたよ、柚依。しっかりとCMも見た方が良いんじゃない?」

「えっ?そうだったの!?うわー、恥ずかし...。」

「ふふふ、柚依って輝弥と付き合い始めてから抜けてないと思ったけど、最近はまた抜けてるところが出てるよね」

「...まあ、輝弥君は最近戻ってきてくれたしね。

だから、その反動を今出してるのかもなあ」

「そっか」

12月、16日。

そろそろ冬休みになるけど、皆はそれ以上に興奮している物がある。


Fall of Leviathan。あの世界で、彼等彼女等は楽しんでいるらしい。

でも、私は楽しんではいられない。父さんの手伝いが激しいからだ。

父さん曰く、「あの世界でこれが解放されれば、私は死んでしまうかもしれないな」と、冗談めいて言っていたが、あの顔は割と本気だった。



「...私はね、あの世界はおかしいと思うの。だって、なんか昔のあの(・・)世界みたいな感じでしょ?」

そう、私が事情を知りながら言うと、柚依ちゃんは首を振った。

「いや、おかしくてもいいよ。あの世界が、皆を安全に楽しくいさせてくれるもん」

「...そっ、か。まあ、そうだよね。...(何も知らないから、そんな事が言えるんだよ)」

「何か言った?」

「いや、創った人は楽しく作り変えてもらって、喜んでるんじゃないかな、ってさ」


柚依はそれでも疑わし気にいたが、突然こんなことを言った。

「じゃあさ、いつかお兄ちゃんを紹介してもいい?貴方のお父さんもあの世界に巻き込まれて、帰ってきてないんでしょ?だからさ、優ちゃんのお父さんが還ってきたら、皆でどこかで打ち上げをしたらどうかな?...まあ、その創った人も来たらいいと思うけどさ」

その創った人が父さんだとは何故か言えず、私は押し黙ることにした。

柚依は何処か遠くを見ていた。



―――

「グロウくーん...。」

「なんだい、ユイ。今日はお疲れのようだけど」

「眠いよお...。」

「そっか。そういえば、ユイの義兄...イアもこの世界にいるんだっけか?」

その問いに、ユイ―――氷桜 柚依は頷く。


「うん。義兄さんもこの世界にいるみたい。ただ、なかなか会えなくて」

残念そうにするユイ。

グロウは、軽く困ったような表情をした。

そして、何かを思いついたようにユイに話しかける。


「そうだ!俺の能力があの世界と同じで、識別コードも同じなら―――」

ユイは、そのことが思いつかなかったかのように、大きく口を開けた。

そして、それを採用し、二人はイアにある事をするのだった。

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