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Doomsday Knights事件ー1
今回異常に短いです、ご了承を
俺は、或る夢を見た。
何処かで見た事のあるような土地に、隕石が落ちる夢を。
その隕石を落とす者は、もう存在しないと。
そして、その元凶は俺だと。
夢は変わりーーー大量の人が、空飛ぶ案山子に閉じ込められた夢を見た。
その案山子は、ほんの少し<スケアクロウ>に見え---そこで、夢は途切れた。
「......ッ!ハア、ハア、ハア......」
案山子の夢が妙に現実みたいに見えたことに驚きつつ、俺はずる休み中の学校に行けなくなるかもしれないーと思った。
何故そんな事を考えたのかは分からないが、今日は祝日だ。
そんなのを気にする必要はない。(柚依は部活に行っている)
「...じゃ、行くか?」
「......うん」
藍理栖に若干ひかれてるような気がする。
悲しいなあ…。
そんな思いを振り切り、俺はあの世界に潜る。
2038年11月5日の事だった。