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侵食する不信・2

○●○2○●○


 アークの声に、シャルミンとルティアは振り向きます。


 アークが自らの怒りの激情でどうにかなりそうなのに対し、シャルミンはほくそ笑みます。


 ルティアに支配されていたイベリスは、アークの姿を見るなり、誰だろう?と思いながらも、何かとても大切な人のような気がしました。


 頭の芯がぼんやりとして、自分が誰なのか、どうしてここに居るのかも分からなくなりますが、アークの怒った顔と、自身を抱きしめるシャルミンにハッとし、自分はイベリスだということを思い出し、シャルミンを突き飛ばします。


「アーク……!!違うの……!!」


 アークから見れば、他の男と抱き合ってキスをし、結婚の約束をしていたイベリスの行為は、何をどう言おうと浮気でしかありません。その声はアークの逆鱗に触れます。


「違うって何がだ!!?」

 そう怒鳴ると同時に、アークから凄まじい魔力が弾け出し、オニキス宮殿を瞬時に爆破しました。シャルミンは魔王からもらった魔力で、イベリスと、眠っているイリアムと、自分自身にバリアを張り、助かります。


 怒りと憎しみの激情で覚醒したばかりの魔力は、アークにもコントロールが出来ません。


 イベリスが頬を染めながら、アークを好きだと言ったことが思い出されます。

 心の中には、リックを信じ、惨めになったときの幼いアークが現れて『だから誰も信じるなって言ったじゃん』とつぶやきます。

 


 アークは怒りと哀しみに我を失い、コントロール出来ない魔力が、辺りの建物を破壊し続けます。

 それに気付いたマーガレットが駆けつけ、魔力でアークを鎮めるのでした。


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