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トーキョー


 元が大都市であるために存続できた都市国家。トーキョータワーは鉄資源として土台を残し取り壊された。

 カントー砂漠地帯にあり、周りが広大な砂漠であるためオアシスのような役割を担って栄え、旅人の町と呼ばれる。研究所支部があり、人造人間と研究者が多い。周りを高い壁で囲われ、壁の傍にデトラの木小屋がある。

 一年に一度、トーキョー再生誕祭という巨大な祭りが開かれる。食料のほか、衣服、武具など様々な屋台が立ち並ぶ。

 武器商人もよくいるので護身用に武器を購入する人間もいるが、むしろ治安の悪さを加速させている。


デトラの家


 木の匂いと陽の香りを感じられる暖かい木製小屋。天井に天窓があり、トーキョーの高い壁により難しくなっている採光の解決策となっている。デトラが一人暮らししていた家なので、ベッドも机も全て一人用である。窓にはカーテンがある。書庫にある大量の本がデトラの知識の源。


 デトラは危険な仕事をする代わりにそこそこよい収入を得ていたので怪我が多く、自分の血を抜いて輸血パックを備蓄していた。


 トーキョーには水源が少なく水が貴重だったため、満足に体を洗えるのは一週間に一度だけ。一週間に一度、町の大浴場が開くのである。その日以外は水で湿らせた布で体を拭いていた。コノハが動けなかった間は、デトラが代わりにコノハの体を拭いていた。



カナガワ


 海岸沿いに広がるオアシスを中心に繁栄した都市国家。潮と喧噪の町、商人の町、と呼ばれる。商業、特に漁業が盛んで、大商会の本部があったりもする。デトラとコノハが助けてもらった商人の紹介は研究所に資金を投資しているという背景があり、そのため反研究所派の男たちに目をつけられることとなった。


 漁業が盛んなため海鮮料理は非常に美味。職業柄、日に焼けた筋肉質な男たちが多い。ヤシの木があちらこちらに生えている。海に面している側には港があり壁がないため、日没を眺めることができ、採光の問題はある程度解決されている。


カナガワで助けてくれた商人の商会


・本部

 非常に敷地の広い、石造りの建物。天井が高く、一階建て。神殿のような様相を呈している。内部にはまず受付があり、その奥に会議室、接待室、会長室、倉庫がある。ロビーは天井の大量のランプで明るく照らされている。


・宿

 商会の商人のためだけにあるが、なまじ大商会なので部屋が全て埋まることもしばしば。一階はロビーと従業員室のみ。最上階の部屋からはカナガワの夜景を楽しむことができるが、部屋によって見える景色は異なり、当たり外れがある。

 大商会であり、また海が近いことも相まって全部屋にシャワールームが備わっている。

 部屋に入りシャワールームの横を抜けると、ベッドが二つ置いてあり、その向かい側にクローゼットと鏡台がある。天井の埋め込み式のランプは、つけるにも消すにも脚立に上って操作しなければならないので、大抵油が無くなるまでつけたまま。


・港前の案内所

 大きさとしては宿の二階建て版。一階は受付と倉庫、二回は倉庫のみ。


船旅の船


 三本マストの大型木造船。甲板のはめ殺しの格子をのけると、下につながる階段が現れる。甲板の下は採光ができず視界が悪い。

 部屋の中は、奥に丸い窓、その傍にベッド、入り口近くに小さい木棚、床に絨毯といった内装。一人用だが部屋の数が少ないため大抵二人が使っている。中には、ベッドすら用意できずハンモックという部屋も。



ワカヤマ


 国内の八十パーセント以上が森林で覆われた都市国家。林業の町。

 鉄資源が少ないため木材は重要な資源である。そのため、林業で栄えたワカヤマの国富はかなり高水準。しかし、審判の日以降木材資源を巡って争いが多発したからか、外国人に非常に閉鎖的。外国人は外国人居留区にのみ滞在を許可されている。


 中央に王の住む宮殿があり、そこから壁に向かって山のように標高が下がる。四角い家が多く、家々の間に木々が生い茂る。


 研究所ワカヤマ支部はデトラが人造人間になった場所である。


ワカヤマに至るまでの陸路


 上陸時は、ごつごつとした黒岩だけがあった。日を遮るものがないが、常に潮風が吹いているため耐えられないほど暑い訳ではない。ただ、髪がごわごわになる。

 ワカヤマに近づくと、森に入る。木の高さはどれもトーキョーの壁と同じくらい高い。森では食糧を手に入れやすく、日差しが遮られ涼しい。


ワカヤマの外国人居留区


 研究所が管理している。とは言っても、毎朝麻薬販売のついでに様子を確認するくらい。

 研究所はここに旅人を住まわせ、麻薬を支給し中毒にさせ、高額で麻薬を売りつけ研究所の資金源としている。研究所ワカヤマ支部に使えないと判断された研究員もここに幽閉されていたりする。


 居留区にある家は木製で、三角屋根の一階建て。天窓がなく薄暗い。入り口から家の中の様子が確認できるように設計されている。入って左側に二段ベッド、その奥にキッチン、その他テーブルと収納棚がある。

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