表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

スターゲイザー -創造と自由の翼翼-

作者:やーしん
かつて、この世界は光に満ちていた。
空を見上げれば、数多の星が輝き、その一つひとつが人々に運命を授けていた。

人々は星を神と崇め、その意志を代弁する存在を敬った。
星の代行者。
彼らは神の力を地に顕し、運命の歯車を動かす者たち。

戦い、癒し、支配し、救う。
それぞれの星は、自らの概念に従って代行者を選び、
選ばれた者は敬われ、畏れられ、崇められた。

だが、いつの時代にも「抗う者」が現れる。
与えられた運命に背を向け、星々の支配からの解放を願う者たち。
人々は彼らを「勇者」と呼んだ。

だが――
運命に抗うこともまた、別の星に導かれた一つの運命にすぎないことに、誰も気づいていなかった。
すべては、星の意思。すなわち、神の意思だった。

その日、星の輝きが一つ、空から消えた。

記録されず、語られず、誰にも知られることなく。
それは “名もなき星”――否、“星ですらない”存在。
誰も見つけることができず、そこに在るかさえ定かではない。
近くにいるようで遠く、遠くにあるようで近い。

そして、世界がその存在に気づいたとき、
一人の代行者が現れた。

彼は運命を語らず、神の名を呼ばず、
ただ――「自らの意志」で歩き出した。

それが、運命であることさえ知らずに。



星を読む者
2025/08/12 08:46
勇者の情熱
2025/08/12 08:47
ホロスコープ
2025/08/18 21:09
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ