表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者の私は〝推し活〟するため聖女になりました!  作者: 玉響なつめ
第六章 ようこそいらっしゃいませんでした!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/195

第56話

 さて、予定としては王都を出発、国境沿いであちらの国からお出迎えという連行部隊と合流。

 そんでもって相手方の王都に行って講和条約そのものは結ばれたけどその後についての話し合いアレコレ、ぶっちゃけ外交。


 その外交には第五部隊は関与しないで良いというありがたーいゲオルグ陛下からのお言葉を賜っているわけだけども!


(でもわざわざうちの部隊を招いたって点で話しかけられることは大前提)


 しかもアドルフさん指名なわけだしね。

 私? 私については……まあわからん! なんで呼んだ!!


 って、聖女だからですよねーそうですよねー。

 ただでさえ鬼強いアドルフさんが終盤急に(?)元気になったってんできっとあちらの国は大慌てして情報を集めたら『なんか聖女と結婚したらしいぞ!?』って話が流れてきてその相手は誰だ! ってなった結果の私ですもんね!!


 アドルフさんが元気になったのは聖女……つまり私が関与しているに違いない! って探りを入れたいんだと思うんだよ。

 まああちらの国にも聖女が幾人も亡命している歴史を考えるに、彼女たちから『聖女とはなんぞや』から始まって、獣化による暴走の鎮め方なんてもんは伝わっているとは思うんだけど……。


(……あっちの国で、聖女ってどういう扱いなんだろ)


 ふと、それが気になった。

 なんていうか、続編の主人公になる敵国の将軍、彼は母親が聖女っていうデータだけは人物紹介欄に書いてあって、それが原因でうちの国を恨んでいる……とかなんとかあった。


 正直、情報が足りなすぎて笑っちゃいそう。


「どうした? イリステラ」


「いえ。そういえばアドルフさん、最近お体の調子はどうですか? 私の体調を優先するばっかりで全然治癒してないじゃないですか」


「そうだな。いや、体調に問題はない。普段からお前に触れているからかもしれないな」


「いやいやいや」


 確かにね? 聖女と獣化する人間との身体接触って大事なことだけどさ!

 でもそれはあくまで聖女側にとってのメリットだからね!?


 生命力を分けてもらうとかそういうのだし、それにそれってつまりごにょごにょ。


 だからハグとかキス程度では全く関係ないっていうか。

 アドルフさんがそんなことを真顔で言うから逆に私が照れるじゃないか!!


 くそう、そんな私を見て意地悪く笑うアドルフさんもかっこいい……。


「あーもう、出発の準備確認してきます!」


「ああ、マヌエラもチェックをしていたからあいつのところに行くと良い」


 まったくアドルフさんったら、大人の対応……。

 そこがまた良いんだけどさ……推せる……推してるけど……。


 だからこそ、推しを守るために私は何をするべきだろうか。

 元とは言え敵国、恨まれていないかと聞かれたら難しいのが現実ってものだ。

 相手の将軍に対してだってこちらの国民が良い感情を抱いていないのと同じ。

 

 でもアウェーだろうと!

 私は私の推し(たち)を推しまくるんだからねえ!


 負けてなるもんか。

 むしろアドルフさんの魅力を私がわからせてしんぜよう。


(まずは待ってろ将軍、アドルフさんの魅力をわからせてやっからな!)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ