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第1話


 僕は入学式の日に遅刻をして学校に行った、もちろん先生に怒られたがそれを忘れさせてくれた人がいた、現在絶賛引きこもりの彼女だった、入学式の日は学校に来ていたが次の日から学校を遅刻するようになり、最後には高校一年の秋には学校に来なくなった、けして誰かにいじめられていたわけでもない。


 11月22日彼女の親が離婚して、母親と父親は彼女をおいて夜逃げした。


家はその日の前日に売られていて次の日の朝家には知らないおじさんがいたそうだ。


彼女は家がなくなって困っていた、僕は彼女に話しかけた。


「ねぇ、田嶋さん」


僕がそういうと彼女はこっちを向いた。


「どうしたの入学式初日から遅刻した前田くん」


なぜか嫌みに聞こえたがその辺は無視をした。


「何で毎晩ここのネットカフェにいるの?」


と、僕が聞くと彼女は睨んだ


「逆に私が聞きたいわよ、何で前田くんがこんな夜中にここでバイトしてるのかを」


彼女は本気だった、僕は答えた


「うちは貧乏で金がないから働いているだけだ」


彼女は納得した顔でこっちを見た


「ねぇ、私もそろそろお金がつきてきたんだよ、私にもお金をくれないか?」


僕は思わず睨んだ


「だってさ~、親が離婚してお金なくなったんだよね~」


僕は深くため息をついた


「何で俺なんだよ」


彼女は本気でお願いしているようだった。


「本当にお願い、うちはもう死んでしまいそうなの」


僕はわかったと言ってネットカフェの店長に今日はもうあがってもいいか聞いた、店長は特別に許可してくれた、僕はすぐに彼女のところに向かった


「おまたせ」


彼女は意外そうな顔でこっちを見た。


「バイト早退するの?」


彼女は聞いた、僕はうなずいた、僕は彼女に家がないならうちに来るかと言った、彼女はうなずいた


 それから十分歩いて家についた僕は静かに家にはいった、彼女は後ろにいる。


僕は彼女を風呂場につれていった。


「ここでシャワー浴びて後でそこの部屋までこい」


と僕は言った、彼女はうなずいてシャワーを浴びだした


十分後にタオルで身体を拭いて服を着て隣の部屋にきた


「おーあがったか」


と、僕が言う、彼女はうなずいた。


「ところで私はどこで寝るの?」


と、彼女はたずねた


「お前の部屋は二階の真ん中の部屋だ。」


と、僕は彼女と階段を上がって教えた。


そのあと彼女は歯磨きをしに降りてきた。


「ねぇ、前田くん」


と、彼女は呼んだ


「ん?なんだ?」


と、僕は返す


「私の歯ブラシとかは…」


「あー出すの忘れてたな~すまん」


と、僕は言い彼女に歯ブラシを出してあげた。


「これ使え」


「あ、ありがと…」


彼女はお礼を言って急いで歯磨きをした、僕は思わず言った


「ゆっくり磨かねえと虫歯になるぜー」


彼女はそれを聞いたあとゆっくりと磨き始めた。


彼女が、部屋に行こうとしているときに僕は彼女を止めた


「田嶋さん、テレビとか見ないの?」


「ごめんね、私アニメとかしか見ないから…」


「いや、まぁ、いいんだがニュースとかもしっかり見ないと最近の情報を知れないぞ~」


「いつもニュースは朝見てました」


「おーそうなのか」


「はい、あのなんて番組か忘れたのですがジャンケンとかがあるニュースです!」


「それってめざましテレビじゃない?」


「多分それ!」


「今も同じ時間にやってるから見たいならみなよ!」


「はい!それじゃおやすみなさいです!」


「おやすみー」


と、まぁ、会話を終えて僕もシャワーを浴びた、風呂から上がるとテレビをつけた、時刻は23時50分、特にいい番組ないなと思いながらお茶を飲んで歯磨きをした。僕は歯磨きを終え布団に入った。

この物語を読んでいただいてありがとうございます!

この作品の他に「本田さんは優しい。」も更新しています!

ぜひお読みください!

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