メイキング2−3:おまけと木星>肌と髪の塗り
木星くんの髪を塗る前に、前回からチョロチョロ出ているクリッピングについてサクッと機能説明。
クリッピングなんぞ知っとるわー、という方はガーっとスクロールしてくださいませっ。
◆◆◆クリッピングのザックリ説明
ザクザクっと落書きで説明。
まず、一番上のレイヤーに、猫の線画を描いて、その下にベースの色を塗ります。
グレーベージュの下地をベースとして塗ってあります。
この猫に模様をつけたいと思います。
ベースの上にレイヤーをひとつ作り、グレーを塗って、行きます。
ただの何も設定をしていないレイヤーの場合、塗り絵をするように慎重に塗らないといけません。
なので、縁を塗る際かなり時間を取られます。
その時間を少しでも短縮できるのが、クリッピング機能です。
猫の模様を、ベースの上に作ったレイヤーで塗るのは一緒ですが
今度は盛大にはみ出しています。
でも、大丈夫。レイヤー機能のクリッピング(画面右下)をオンにします(水色表示がオン)
すると、グレーベージュの下地のエリア以外のはみ出し部分が非表示になります。
なので、クリッピングはとても便利なのです。
下地の塗りをきちんとしていれば、上にクリッピング機能をしたレイヤーを重ねると、綺麗に表示されますし、レイヤー分けをすれば修正も楽になるのです。
ベースの塗りが甘いと、こうなります。
フチの白い部分、ベースでも塗られていないので、色が乗っていません。
なので、こういう塗ムラがないように、ベース塗りを慎重に行なっております。
なので、クリッピングは全てのレイヤーを、しっかりきっちり色塗りしなくても、良くなる便利機能となっております。
◆◆◆雑なクリッピング説明おわり╰(*´︶`*)╯
さて、木星くんに戻りましょう。
まず、前面の髪・背面の髪、肌、服1・2・3
これは、クリッピングのベースにするため、丁寧に塗ります。
そして、肌の上にレイヤーを作成して、肌レイヤーにクリッピング機能をかけます。
そして、影を2種類つけます。
影の濃さごとにレイヤーを分けてもよいのですが、面倒なので影2色同じレイヤーにぬってあります。
そして、次。
今回のテーマは木星。
木星らしさを出すのに、髪に木星模様を描きます。
髪のベースは、木星の色で大部分を占めるオレンジ系に。
そして、カスタムブラシの色や大きさを変えて塗ってを試行錯誤。木星の模様っぽくなるよう。
もう、何色使ったかわからない('◉⌓◉’)
ちなみに、クリッピングを切るとこんな感じ。
ibisPaintXに、クリッピング機能がなければ、髪の毛の線からはみ出てる部分、全部消しゴムツールで消さないといけない……。
クリッピング機能に感謝(`・ω・)ゞ
続いて、後ろの髪も、同じように上にレイヤーを作ります。
で、ブラシでさまざまな色を乗せて木星の模様感を出していきます。
本当は、指先ツールとかで、もっとぐにゃぐにゃさせた方が木星の模様っぽいんだけど、それをやるとなんかラテアートみたくなった。
リアルな木星の模様というよりは、イラストっぽさを出したい部分が大きいので、カスタムブラシでぼやけさせながら色を乗せました。
手前の髪と同様、模様は弧を描いて塗っております。
もちろん、盛大にはみ出しながら。
クリッピング切るとこんな感じ。
はっきり言って、線を気にして塗るのは数枚で十分です……レイヤーごとに線を気にして塗る、もしくは後から消しゴムで消すなんてやってらんないっす(๑•ૅㅁ•๑)
アナログだと、絶対にできないことです。
デジタルの強いところはきちんと使わねば!
次回は、服の塗りと背景その2、あと木星としてのこだわりポイントをお届け予定。




