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終わりとこれから

私は今、とある魔術師の手の内に握られている。

何でもこれから魔王退治に行くらしい。


名前はファル。それが私の今の主の名前だ。

彼女はまだ知らない。いずれ彼女が、歴史に名を残す大魔術師になることを。

では何故私がそれを分かるかって? 私が最強の杖、ディスティニーレインだからかもしれないな。


私は未来を視る力も持っている。

だから、世界が今後どうなっていくのかも良く分かる。

何より私自身があと3000年後に、ファルに滅ぼされた魔王の末裔によって破壊されることも知っている。

そして私を破壊した魔王の末裔が、また別の勇者によって滅ぼされることも知っている。


でも、恐怖は感じていない。

何故かって? もしかしたら、そんな定められた未来も捻じ曲げられるかもしれないと思っているからかもしれないな。


私が最強の杖、ディスティニーレイン。

どんな未来も変えて見せよう。


それが最強たる私の使命なのだから。



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