人との顔を剥いで自分の顔にするバケモノ。
そいつの正体は、【誰も知らない。】
いつの頃からか? そのバケモノがこの小さな村にも
現れるようになる。
そいつは、人間の顔の皮を剥ぎ取って自分の顔につけ
その人になるというバケモノ。
顔を皮を剥ぎ取られた人間は、必ず殺される。
剥ぎ取った顔から、その人の記憶をすべて奪い取る。
だから、まさか!? その人が既に亡くなっているとは
家族の者でも思ってもみないのだ。
・・・でもある時、村の人間の死体が見つかった。
顔の皮を剥がされた者だ、最初は誰なのか分からなかったが
身に着けているモノや持っていたモノを調べてみると?
誰だか直ぐに分かった。その男の名前は、【菊蔵】だった。
最初にこの村で、死体として見つかった男だ!
それからも、次々と村で死体が見つかる。
死んだ者に共通しているのは皆、顔を剥ぎ取られている事。
きっと、そのバケモノは? “その人間を殺し顔の皮を剥ぎ取
らないと体を持てないのかもしれない”と推測した。
しかし? そのバケモノを捕らえる事もできず。
村人たちも、困り果てていた。
この村には、優秀な刑事はいない。
村の村長とバケモノを捕まえるハンターがいた。
バケモノは、常に“獲物”を見つけてその人間になりすますのだろう。
それに死体は、少し時間が経って見つかるため、犯人の手掛かりが
一つもない。
バケモノは? 何の目的で、この村の人間の顔を皮を剥ぎ取るのか?
その人間になりすます目的は?
何かあるには違いないが、バケモノを捕まえないと、死人が増える
一方だ。
その日は、村人を集めて皆でバケモノをどうやったら捕まえられるか?
皆で会議をしていたところ。
1人の村人が、こう言った。
『・・・ひょっとして、この中にそのバケモノが居るんじゃないか?』
『えぇ!?』
『もう既に、死んでいる者がいるという事か?』
『誰だ! 名乗り出ろ! バケモノめっ!?』
『・・・誰が死んだんだ?』
『落ち着け! 落ち着け! まだ、そう決まった訳じゃない!』
『そういうお前が怪しい!』
『オイ! 俺は違うぞ! 俺は人間だ!』
『もうやめよう! みんな疑ったらキリがない!』
『・・・・・・』
『・・・そ、そうだな、』
『今日は、もう遅い! これで、解散だ!』
『・・・あぁ、そうしよう。』
『皆、疲れてるんだよな、家に帰って休んでくれ!』
『・・・あぁ、』
・・・次の日。
死体が発見された!
死体は、最後に【今日は、もう遅い! これで、解散だ!】と言った
“康彦”だった。
昨日の康彦は、体を乗っ取られたバケモノだったのかもしれない。
既に、康彦はバケモノに殺されて死んでいた。
なんて事を!? それでは話は、バケモノに何もかも聞かれていたのか?
通りで、バケモノが捕まらない訳だ!
バケモノは、相当頭がいいみたいだ。
常に村の情報を手に入れていれば、捕まることはないと思ったのだろう。
バケモノハンターも、頭のいいバケモノを捕まえる事ができなようだ。
バケモノをおびき寄せるにもどうしたらいいのか?
捕まえるすべがなかった。
そのうち、村で死体が見つかる事はなくなった。
既に、100人以上の村の者が亡くなったというのに、、、。
バケモノを捕まえる事はできなかった。
バケモノは、獲物を求めてまた違う村に行ったのだろう。
この村で、最後に居なくなったのは、、、?
【ひがさ】という少女だった。
その子の、死体がこの村で最後に見つかる。
このバケモノを、捕まえる事はできるのか?
また何処かの村で、、、。
人間の顔の皮を剥いで新しい死体が見つかるのだろう。
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