33 オーストラリアでCM CF撮影!
33 オーストラリアでCM CF撮影!
33-Finder
プランその1
人工ばかりのアスファルト、鉄骨の空間から、
つかの間の憩いを求めて、このビーチへ逃避行。
移動手段はプライベートヘリ。
彼女がやって来たのは、地上で最も美しいと言われる砂浜・・・・・・、
そう・・・・ホワイトヘブンビーチ へ! だ。
9kmに渡って続く美しい砂浜の端に、ヘリを下ろした。
燦々と降り注ぐ太陽に、サンオイルのみの素肌で、
大きめのサングラス。
しっかりとUVカットされた日傘の下のテーブルに、
キリッと冷えたレモン飲料が清々しい!
その女性は喉の渇きを・・・・、それで潤す!
ほんの一時のリフレッシュ アワード!
そこは微かに聞こえる波の音、
次にポシャンと・・・はねる震源は魚の戯れか・・・・・
殆ど彼女を覆う布は、真っ白な三角形が 2つと、
それより少し大きめのそれが1つのみ!
こんがり焼けた、小麦色の肌とのコントラストが眩しい!
彼女に自然が味方する時間!
それは・・・・・、携帯の着信メロデーが終を告げた!
受話器をオンコールにしてあり、
ホワイトヘブンが カラードヘブンに切り替わる!
残された時間は僅か90分!
化粧に残された時間は僅か15分!
プライベートヘリの機内に
S・K社の化粧品を並べ・・・・・
それで、あっという間にキャリアウーマンメイクに・・・・!
水着を脱ぎ捨て、下着にシャツとスカートを身につける!
ほんの数分でビジネスモードに変身!
コックピットに座り、ヘリのエンジンスタート!
そのまま、オーストラリアの飛行場に飛び立つ!
あとは・・・・・・そう、自家用ジェットでアメリカ本土に・・・・
まぁ・・・・こんな、絵コンテを拓哉はPCに作図していた。
それをじっと見つめる沢田、二宮の撮影クルー!
「・・・・・どうかな、 プランその1!?」
「流石に拓哉さん! 文句無いです!」
「後は現場を、我々の眼で見るために、ヘリで2週ほど回ろう!」
「了解!」
「よし! これから視察だ!」
スタッフ、撮影クルー、ルミ、シャローン姉妹はスケールのデカさに言葉を失う!
しかし、現場、世界最大の珊瑚礁グレート・バリア・リーフをヘリで旋回すると、
もっと、もっと驚かされる!
その景色を生で見ると・・・・・本当に言葉を失う!
「拓哉さん、パイロットの人選の理由が分かりました!」
「そう・・・・シャローンや俺ではフライトに無理が生じる!」
「で・・・・パイロットを若い女性に無理やり変えて・・・・」
「そうだ、あのビーチから飛び立つのは小型ヘリだから!」
「ヘリが飛び立つ姿もしっかり追うからな!」
多くが乗れるヘリで、珊瑚礁グレート・バリア・リーフを、
シャローン姉妹ルミとスタッフで旋回すると、周りから大きな歓声が沸き起こった。
「凄い!」
「素敵!」
「最高!」
出る言葉は、そう言った感嘆詞の羅列のみだ!
ううん、きっとこれしか無いだろう!
シャローンがオドオドしている。
「あの・・・・・私はヘリの操縦は・・・・」
「勿論、そんな事は無い! 代わりが操縦する!」
「君に背格好が似たパイロットを用意した!」
「・・・そう・・・・ですよね!」
当たり前の質問にシャローンは安心した!
そして・・・・拓哉の斬新なアイデアは次々と・・・・・・
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