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20 シャローン姉妹拉致・・・誘拐、奪回に動く拓哉!

20 シャローン姉妹拉致・・・誘拐、奪回に動く拓哉!

20-Finder

 

九州のある都市で拓哉自身も捜索に・・・・・・

あの人に依頼したからには、迂闊に変な動きはしない方が良いのだが、

じっとしているのが出来ずに拓哉は、ヘリをチャーターして上空から、

ある船の動きを偵察していた。

 

そう、拓哉はヘリと小型ジェット機のライセンスを取得している。

拓哉が操縦しているそのヘリの機種の名は、AS350!

フランス製のジェットヘリだ。

そのヘリは、世界中で多目的機の最高傑作として知られている。

単発のタービンエンジン641馬力を装備。

飛行安定に優れ、台風のような強い風でも安定した乗り心地。

窓は大きく撮影視野は広く大型機材も楽に搭載出来る。

救助ヘリとしての利用も・・・・搭乗人員はパイロットを含めて6名。

巡航速度は 200km(大阪~九州博多の移動なら55分か・・・・)

そして航続時間は3時間ある。


拓哉自ら特撮で、鳥取砂丘を舞台に化粧品のCF撮影にパイロットとして、

その機を操縦した経験がある。

 その時のヘリのパイロットの腕と度胸に嫌気を指して・・・自ら!


 何故か九州の地に向けて飛んでいるのはそれなりの思惑が・・・・

案の定、拓哉の携帯に(これは、航空無線とリンクさせている。)


「わしだ!」

「はい・・・拓哉です!」

 「すまん! どうやら少し遅かった!」

「・・・・・・そうですか・・・!」

 「今おそらく・・・亡国の貨物船の中だ!」

「やっぱり!?」

 「そうか・・・君も独自に・・・」

「はい! 今その貨物船をヘリで追跡しています!」

 「うん・・・ヘリ・・・で、・・か?」


「はい! その貨物船の名は***4号艦ですね!」

 「そうだ! 若いやつに高速艇で追わせている!」

「それも・・・確認出来ます!」

 「私の手で、防衛省のある部署にも連絡!」

「拉致犯の拘束を依頼している! 大丈夫だろう!」

「で・・・私の事は・・・!?」

 

「あぁ・・・・連絡してある!

 「しかし・・・ヘリの事は今連絡を取る!」

「ありがとうございます!」

 「防衛省の特殊部隊は先回りして・・・・」

「そう・・・日本国内の領海域で挟み撃ちに出来るだろう!」


「それは・・・本当にすいません!」

 「だが・・・敵がやけになって・・自爆も考えとかんと・・・な!」

「はい! 心得ております!」

 「無事の救出を・・・・な!」

「重ね重ね有難うございます!」

 「まぁ・・気にするな! それより・・・昔のように無茶をするな!」

「は・・・はい! 命は1つ・・・ですね!」

 「あぁ・・・・・そうだ!」


 拓哉はちょっと昔の事が蘇って、はにかんでいた。

ジェットヘリに同乗している、沢田と二宮が聞いているので拓哉は罰が悪そうに、

二人を睨み返した。

 実はこの二人、拓哉の行動を予期していて自分たちも行かせて欲しいと懇願した。

危険だから止せという言葉は1度きりだが・・・・・

 二人の目を見て同行を許す事になった。


「先輩は・・・・・過去も凄いけど人脈も凄いんですね!」

沢田がすかさず拓哉に、まるでこれから喧嘩をするのが楽しくて・・・・

 そんな感じでレシーバー越しに言った。

「何だ・・・その過去も凄いとは!?」

 「いいんですよ! 先輩の武勇伝はみんな知ってますよ!」

「な!・・・・二宮!」

拓哉の凄みのある!そして自愛のこもった目に負けそうで、

二宮に救いを求めた。


 「・・・・えぇ・・・・まぁ・・・」

「・・・・・そうか! 知っていたのか・・・」

拓哉しょうがなくそれを認める結果となった。

 そんな話の間もジェットヘリの高度を落として眼下の貨物船の状況を、

ビデオカメラで周回しながら撮影している。

 その機材は勿論プロが使う本格仕様なので貨物船内の様子も、

捉える事が出来る。


 「で、先輩どうやってあの貨物船に乗るんですか?」

「それは・・・・自衛隊のレンジャーにいた二宮が!」

 そうですと言わんばかりに二宮は自分の顔に人差し指を指す!

 「えっ・・・・二宮・・・自衛隊・・・それもレンジャー?」

「沢田、後ろの機材見なかったの・・・か!?」

 「そう言えば! やけに丈夫そうなワイヤーロープがあった!」

「それは、ワイヤーじゃない特殊繊維の束ねたプロ用のだ!」


ぼそっと、拓哉が付け加えた!

海上の波も2メートル位はありそうな少し荒れた海だが、

二宮は心でシュミレーションを繰り返している様だ。

「大丈夫か!?」

 拓哉も海上の様子を見ながら、ヘリの操縦も微調整して、

位置の微調整のチェックを繰り返している。


 「任せて下さい!」

自信はあるだろうが緊張の様子が唇の感じで解かる。

「だが・・・・少し待て!」

 「・・・・・?」

「自衛隊の特殊艦から説得工作に期待しよう!」

 「・・・はぁ・・・?」

「あの特殊艦は マジで発砲する!」

 「えっ?」

「だから・・・威嚇で実弾を使う!」

 「・・・・・・うそ?」

- -  Finder-TV-CF 20  Fin Finder-TV-CF - -


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