18 シャローン、ローラの歌の実力! 新たな展開 化粧品 エンリコの野望!
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18-Finder
ルミも、シャローン姉妹も純粋無垢なスタイルで売っているのに、
その二人に傷がつく事にならない様にと・・・・
ルミの父親の言明だ!
純粋無垢で売っているという言葉は当てはまらないのかも・・・・
それは、ルミシャローン姉妹は実際がそうなのだから・・・
さあこれから・・・・・という時に・・・・
事件は起きた!!
それは信じられない出来事だ!
シャローンとローラが拉致された!
“お宅の美人二人を預かった!”
そんなメールが拓也の事務所のPCに!
拓也、急いでルミに連絡を入れる。
ルミはレコーディング中であった。勿論自宅のレコーディングルームで!
ルミのレコーディングルームには、外線や、携帯に、
メールや着信があった場合に、レコーディングルームの中に、
設置されたランプが点灯する。
勿論それだけでは無く、その隣にある液晶モニターに、
その発信元が誰からか、何処からかのメッセージも全て、
モニターに表示される。
そして、それは・・・・そのモニターには拓哉からのメール、
着信、両方からだ!
ルミは急遽レコーディングを中止して、拓哉の携帯にコールした。
「はい、ルミです! 何か急用?」
「あぁ・・・・そこに、シャローン姉妹はいるか?」
「いいえ、今日はお休みだけど・・・・」
「・・・・そうか!」
直ぐに拓哉・・・、今の状況は話さない。
しかし、勘のいいルミだ直ぐに問いただす!
「シャローン姉妹に何かあったのね!」
「あぁ、内のパソコンのメールに二人を預かったと!」
「えっ・・・・誘拐?」
「いいや、まだ確証はないが・・・・・」
「二人の携帯電話には?」
「・・・・つながらない!」
「それじゃ・・・・やっぱり・・・!?」
「今君に連絡して・・・可能性が高まった!」
「それじゃ・・・早く警察に!」
「そうだな・・・」
「何、躊躇してるの、拓哉!」
拓哉は誰が、何の目的で・・・・
そして本当に誘拐されたのか、全神経と脳をフル稼働している。
少し拓哉に思い当たることがある。
それを、確かめる事と、身代金の要求があると思い、
それまでに自分なりの手立てを早急に当たりたいのが本音だ!
それを言うのは、ルミには過去の経緯を話さなければならない。
「少しだけ様子が見たい!」
「えっ・・・どうして?」
「それは・・・いろいろあって・・・・」
「貴方に、何か思い当たる事が・・・・」
「ああ・・・すこし・・な!」
「拓哉・・・貴方無理しないで!」
「くれぐれも・・ね!」
「わかった・・・・、大丈夫だ!」
「俺もまだこの世に未練があるから・・・」
「本当に・・・本当によ!」
「貴方に何かあったら・・・わたし・・生き・・」
「大丈夫さ! 心配するな!」
拓哉はルミの言葉を強制的にカットして携帯をOFFにした。
その切られた携帯をじっと見つめるルミ!
そして、ルミはある場所に連絡を入れた。
話の内容は聞き取れないが、口調はきつく!
今までに見せたことの無い激しい口調で、命令調だった。
ルミも身辺警護には、本場アメリカから優れたボデーガード数名を雇っていた。
それは、父親からの指図であったが、最近は自ら真剣に、
それに取り組んでいる。
何故かと言うと、ルミのレコーディングルームが、
荒らされた事があった。
それに、ルミは多くは自分で車を運転して移動するが、
ある時ふと尾行られた感じが、3度ほどあった。
そんな折にシャローン姉妹の護衛について考えた事も・・・
しかし、事が起きて後悔しても後の祭りか!
それに、拓哉の言葉も非常に気になる。
危ないことをしないで欲しい・・・・
拓哉自身が、かなりの武術の達人であることは聞いているが・・・・
それが・・・かえって災いにならなければ・・・・・と、
余計に心配になる。
拓哉も、その後直ぐに、昔の知り合いに何本か電話を入れている。
それは・・・これから、拓哉自身が探すからか・・・
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