詩花 心に放つ言葉
誰もが
目をそらすのは
簡単で
逃げるのは
簡単で
自分1人で背負い込むのは
簡単で
それを
手伝うのも
後押しするのも
簡単で
だけど
向き合わせて
立ち向かわせるのは
難しくて
言葉という
剣を喉元にそえるように
銃を頭に突きつけたり
しなくてはならなくて
それは必ず
傷つけることで
その人を
失うかもしれないという
不安と
恐怖が
いつも胸を押し潰す
相手の殻を破るくらいの
拳を叩きつけなければ
ならなくて
その言葉が
なかなか見つからなくて
だけど
剣をそえ
銃を突きつけ
それでも駄目なら
殴り付けなくちゃならない
それが
自分がすべきことだから
その人にとって
1番必要なことだから
傷つけても分かってくれると
信じてるから
だから
言葉という
剣を
銃を
拳を
心に向けて放つ
向き合うべき真実へ
立ち向かわせるように
振りかざしてるのは
下らないプライドということを
自分の弱さを
自分の持っているものを
気づかせるために