ドラゴンさん再び
あー風邪がまだなおらん...
死にそうです
楽しんでねー
ーーーー
とりあえず命令なので本部にむかう
なんかイヤな予感がするので仮面を作り装着
本部に着き、中に入っていくとめっちゃ空気悪い空間がソコには広がっていた
「あぁ、もう終わりだ...彼女欲しかった...」
「なんで?なんで?...」
「...うぅ...うぅ」
おい、お前ら落ち込みすぎだろ...
あれたぶん俺の仲間だぞ
暗い空気のなか俺らは出発した
「私がなんとかする」といい
ドラゴンのとこまでいく
「おーい、どうしたの!なんの用?」
と、叫ぶ
「どうもこうもない!お前!遊んでないで、早く魔王倒せっ!勇者だろっ!」
あ、こいつ、俺が勇者だってばらした...
危なかったお面してなかったら顔がばれてたぜ
いや...その前に言葉話せたんだ...
「人間語は練習したのだ」
「おい!心読むなよ!」
おもわずつっこんでしまった
「わかった、心は読まない...」
「いや!ホントに読めるのかよ!?」
勇者よりオールマイティーだな
「ありがとう、誉め言葉として受け取っておく」
「おい!?心まだ読んでる!?」
ドラゴンさんはつっこみ所満載だな...
ふと後ろを見ると
聖騎士団と冒険者たちが口をあんぐり開けて固まってた
うん、この反応一年くらい前に一回見たな...
違うのは町が壊れてないことか...まあすぐに魔法とかでなおったけど
今回はどうやら、前回の反省をして町の外にいるからな
あと前回はめっちゃ殺していたし...
それを考えると今回は町の近くに来ただけだ
ましになったな
とりあえず皆に説明してやるか
. .
「こいつが言っているとうり、オレは勇者だ。そしてこのドラゴンはまあいろいろあって仲間だ」
おお、我ながら素晴らしい
解りやすく完結に説明できた...まあ、事実をいっただけだがな
さあ、話を戻そう . .
「魔王を倒すのはめんどいし疲れる...そもそもオレの今の実力では倒せないだろう」
ちなみに一人称がオレなのは仮面をしているのと服装が聖騎士団の服ではなく私服
だからだ...まあ、胸が少ししかないというのもあるから勇者は少年だということにしよう
いわゆる男の娘だ、かなりいいじゃないか、この設定
そのあとドラゴンさんはかなり長く俺に説教してきた
まとめてみるとこんな感じ
いい加減魔界への扉をあけろ
遊ぶな
剣を振るえ
魔物を殺せ
一緒に旅をさせろ
とかだ
「一緒に旅をするのはムリだろ!?」
「いや、少し待っててくれ......ふんっ!...ぬぅ~~~」
え?
なんか小さくなっていってるような...
やがて、ドラゴンの身体は小さくなっていき...人間の姿になった
おお、結構イケメンだなぁ
身長200センチほど、筋肉ムキムキの金髪
髪は長くとても整っている
しかし...全裸だった
股関節にはこれでもかというほどの大きさのエクスカリバーがあった
いや、そんなことはどうでもいい...ホントどうでもいい...
別に俺のエクスカリバーがなくなってしまったことを悲しんでは...いない...
「よし、これならOKだろ」
ドラゴンがいった
ほんとなんでもできるな...
「人間になったから名前を考えなければな...うーん、よし勇者お前が決めてくれ!」
「え...」
「だから我輩の名前を決めてくれ」
「あ、あぁ、わかった...」
名前か...どうしよう
「ウィリアムとかは...」
「おお、いいなそれは!」
まあ、なんかカッコいいからっていう理由なんだけど気に入ってくれて良かった
ーーーー
どうやら、俺がドラゴン改めウィリアムと楽しく話しているのを見て緊張が解けたらしい
「うおぉ、スゲー勇者様」
「勇者様ぁ!魔王を倒してください!」
「あの元ドラゴンスゲーカッコいいなぁ!」
口々にいってくる
俺は仮面の下の素顔を真っ赤にしていた
別にトイレにいきたい訳ではない、めちゃくちゃ恥ずかしいのだ
あー倒れそう
恥ずかしくて死にそうだ
これは新しい拷問じゃないか?
ーーーー
そのあとはバレないように転移結晶を使い宿に戻ってきた
もちろんウィリアムもついてきた
仮面を外し服を着替える
ウィリアムには着替え中部屋の外へ放り出しておいた
ウィリアムはまだ全裸だがな...
着替えが終わりウィリアムを中にいれる
さて、どうしようウィリアムが着れる服がないな...
今日は我慢してもらおう
明日買えばいいのだ
「おい、いつここを出るんだ?」
と、ウィリアムがいうので3日後とこたえる
するとウィリアムは
「いい加減にしろ!魔王を倒す気はあるのか?」
といい俺をベッドに放り投げた
そしてそのまま殴りかかってくる
何回か殴られてようやく気がつく
ウィリアムは仲間を全員失っているのだ、魔王を相当恨んでいるに違いない
なのに俺は気楽に遊んで旅をして、美味しいもん食って
もっと、やることがあったはずだ
めんどくさいことやイヤなことから逃げていたんだ...
一年前、俺は誓ったハズだ、逃げないで戦おうと、戦って抗おうと
「ゴメン、私が悪かった、これからは魔王を倒すことに集中しよう、魔王城に行くには伝説の装備が必要だ、まずそれを探そうとおもう!」
ちなみに伝説の装備の話は国王から聞いた
ちょうど一年前にな...
今まで忘れてたよ...
これも逃げていたせいだな...
絶対にもう逃げるもんか!
あ、でも、美味しいもんは食うけどね
ーーーー
その時ドアが控えめにあいて宿の手伝いさんが顔を覗かせた
「お夜食をもって参り...あ、すいません...置いときますね...では、ごゆっくり...」
ん?
あ!
今の状況→ベッドに俺が寝ている殴られて服がはだけてる
俺に覆い被さるような体勢の全裸の男
導き出されるのは...
「ちがう!ちがうんです!ああああああああ!」
俺の絶叫が響いた
ウィリアムは首をかしげていた
イェエエエエエエエエエエイッゴホッゴホゴホ(むせた)
ブックマークが2件増えて6件だぜ!
しかし風邪がまだ治らん!
そんなことはどうでもいいのだ!
やっふぅうううい!
今回も楽しくやってきます。
そういえば一話からよみなおしてみたのですが
ああああああああ!恥ずかしい!過去はみるもんじゃない!
完結に言うと直すところが多すぎてヤバい!
うん、これからは過去は振り返らないようにしよう。
ほら、いつの間にか黒歴史になってたりするじゃん。
そんな感じで毎日が新たな発見で溢れている『どろまみれ』
今後も頑張って行きたいと思います。
明日はどんな発見があるかな......。