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世界の半分をお前にやろう~恋?の戦いの始まり~

えー、長らくお待たせいたしました

私の不調、ポケットWi-Fiの契約切れ、スマホのSIMカードの紛失......

ええ、本当に悲惨な毎日でした

あーつらかった

スプラが出来なかった!

まあ、SIMカードは見つかったのでよしとしますが

テザリング最高!

(ちなみに固定Wi-Fiは元々持ってません)

遅れてすいませんが楽しんで頂けたら幸いです

俺は自室のベッドの上でポーチとその周辺に散らばったがらくたを交互に見て思いに更ける

ちなみに朝起きたばかりなので凄く眠い

いつもの俺ならまだ布団を頭から被ってぐうすか寝ている時間帯だ

それなのになぜそんな俺が朝早くから起きて思いに更けているのかと言うとだな、ムダに張り切っている長のせいで話し合いが朝になってしまったからだ

あーやんなっちゃうよ

何が午前中に遺跡探索の準備済ませとけ、だ

そんなわけで今持っていく物を決めている


遺跡攻略に必要な物って何なんだろうか

ロープ、ランプ、弁当とか?

基本的にいつも持ち歩いているポーチに物を収納するため重量には制限が無い

なので今悩んでいるのは手で直接持っていく物


やはりロープはいざというときに重宝出来るだろうから腰に吊るしておこう

ランプは......右手に炎を魔法で灯せばいいか

弁当は...うんポーチだな

後は戦いは避けられないだろうから武器と防具は常時身につけておくとして

いや、防具はやめてポケットが沢山付いてる服をアッチーに作ってもらおうか...

あ、ヘルメットは必要だな

そうだ、この前警官からパクった拳銃も腰に差しておこう


とりあえず簡単に、持っていく物と装備品が決まった

アッチーに服の注文を後でしておこう、と思ったので早速裁縫室もといアッチーの部屋に行く準備をしよう

ちなみに現時点ではアッチーとそのお付きのメイドさん (ケモ耳美少女)のみが防刃耐性が高い服を作れる

それにアッチーに色々聞きたいこともあるしな

特にあのゴスロリな服とメイドな服の作り方とか素材とかを重点的に


長い髪を手で整えて (くしを取るのがめんどくさいので)真っ白なワンピースに着替える

ちなみにこのワンピースは気に入っているので大量にストックしてある

シンプルは最強なのだ

え?もっといろんな服は無いのかって?

もちろんありませんとも。他にあるのは二着のショートパンツとこれまた二着の真っ白なTシャツ、後は下着ぐらい。

ちなみにこの世界に四季は存在しておらず衣替えが必要無い

だいたい春~夏ぐらいの気温がちょうど当てはまるだろうか

ビミョーにぬるい気温だ。ただ湿気があまり無いためじめじめした暑さは無い


そういえばかなり前、俺がガイラたちと冒険者をやっていたころ頭の先から足の爪先まで鎧でガチガチに固めてゴツイ巨大な盾を持った冒険者がいたけどあれって蒸れないのかな?

どうなんだろうか

今度出会ったら聞いてみよう


あ、そうそう、なぜ準備をしよう、とさっき言った理由は簡単

完全に魔物の出現スポットと重なっていて魔物が年中無休で沸いてくるから

基本的にはアサシンズが排除しているんだけどもし見逃していたら素手では危ないから

と言うわけで少し長めのナイフを腰に差す

ちなみにポーチから物を出すときにテンパってド●えもん状態に一度なったことが冒険者時代にあったのですぐにパッと取り出せる武器は装備しておくことにしている


ちなみに魔物スポットはアッチーが来てから出現した

いや、正確に言うとアッチーが防刃耐性のクッソ高い服を作るようになってから

アッチーは何をして作って何をしてあんなスポットが生まれたのだろうか?

ちょっと無理やりでもいいから聞いておかねば



    ーーーー



「あれ?アッチーの彼女......アッチーの妻(仮)じゃん」


アッチーの部屋のドアの前になぜか正座でじっとしているのを見つけ声をかける

あれ?同じ布団で寝ているのかと思ったのだが

うらやま.........ごほん!


「なんですか?かっこかりかっことじ、って?私はあっちゃんの正式な妻(予定)です!」


「妻(予定)!ふっアッチーは私に惚れている!」


おっと、つい張り合ってしまった

なぜだろう?

コイツにだけは負けたくないんだよな


それに今言ったのは事実だ、なにせ俺を神みたいに可愛がっているせいで魔法が使えているようなもんだし


「んなっ!そっそそそんなことはあるはずがありません!認めませんよ!私よりあなたのほうが好かれているなんて!私に惚れているんです!あなたは片思い!でも私は両思い!あっちゃんの為ならこの命いくら尽きようが身代わりになれます!あなたは恋が叶わなくてはかない幻想...いや、幻覚を見ているだけ!」


そしてアッチーの嫁(仮)または(予定)は少し間を開け高らかに宣言した


「あなたは!恋という(いくさ)に負けた...敗者なのよ!!!」


それに対して俺はこう返事をする


「な、なあ、おまえってもうアッチーとヤったの?もしヤってないのならまだ勝敗ついてないよね?」


「............た、たしかに私はまだヤってませんが......って!?なんでそういう話を持ち込んでくるの!そそそんなことまままだ早いわよ!あなた本当に9才!?っていうかそもそもあなたまだ子供でしょ!私は16才!おわかり?あなたより6年も長く生きている人生の大先輩なの、あなたにはまだ早いのよ!」


「それって恋?それともえっちぃこ」


「恋!あなたにはまだ早いつってんの!」


ふむ、実際俺は18だけどな

それ言うとややこしくなるからやめておこう


少し強めの声で叫ぶとアッチーの妻(予定)は悩み続けてしまった


「そうだ!いいこと思いついちゃった!」


急にアッチーの妻(予定)は指をパチンと鳴らし喋りだした


「あなたにもチャンスをあげるわ!同じ男を好きになった者はやっぱり戦って決着を着けなきゃ!」


すいません、わたくしエリスはアッチーのことをそんな目で見たことはありません

はい、マジすんません

―――でも、あなただけにはナゼか負けたくないと心が叫んでいるのでとりあえず勝敗は受けます

正々堂々掛かってこいやぁあ!!


「受けてたとう!」


「ちなみに勝敗の内容は今度の遺跡探索の時に先に唇を奪った方が勝ちってことでいいわよね」


「ブフォッ!!ちょっ!ちょまっ!?」


「まあ、どうせ私が勝つに決まっていますけどね...フフフ」


プツン、と頭の中で何かが切れた

それはエリスの思考回路を破壊し、まともな考えが出来ないまま...怒りに我を忘れて叫んでいた


「ぜっっったい!勝ってやる!!!」


    ーーーー


ああ、つい叫んでしまった...

や、ヤバい展開だ、負けたくないけど勝つためにはキスしな...ンギャーーっ!?

とりあえずじたばたとついさっきのことを思いだし悶える

混乱している頭をなんとか深呼吸することで落ち着かせ大人しくなる

でも悩みはまたやってくる

一難去ってまた一難、が運命の俺だ、また悩みを増やす発言がやってくる

「あれ?魔法学舎は今休みだっけ?」という追い討ち


「え?なにそれ」ととぼけるしか出来ない、知らないしな


「え!?」


「........................」


しばらく沈黙する2人

さっきの騒ぎがまるで嘘のような静けさ

音が無さすぎて耳鳴りするくらいの静けさ

その沈黙を破るかのようにおそるおそる俺は声を出す


「そ、そんなのが、あ、あるの...?」


「え、ええ、あるわよ、5才の頃から10才の頃まで行かなきゃいけないやつよ...もしかして、し、知らない?」


アッチーの妻(予定)はさも不思議そうに聞いてくる

あー、これ世界の常識ってヤツだ

どーしよ

い、言い訳して逃げるか?

.........それしか無いな

異世界人だと教えるのは信頼できる人だけにとどめておきたいからな

え、結構べらべら喋ってるって?...気のせいです


「えーっと私一応勇者だから戦うのが生業(なりわい)だし......」


「じょうだんでしょ!さすがにそれは無いわぁ、勇者って男しかいないのよ?なんか証拠ないの?ププッちみっこ勇者ちゃん!」


めっちゃ笑われた

あれ?アッチーから聞いてないのかな?いや、聞いてても信じねーだろーな

誰から聞けば信じてもらえるだろうか


えーっとロリバ......ユーミュルは...ヘラヘラしてるからアッチーより信じらんない

ウィリアムはいないしリュウスリーも...ダメそうだ

長は...今は忙しいな

王...はいいんじゃね?あの変態は年中無休で暇だしな

よし、王に決定!

転移して連れてこよう


「あ、ちょっとまってて、信じてもらうために変態......じゃなくて中年小太り変態オッサン...でもなくてそう、変態ロリコン野郎連れてくる!転移!」


「えっ!なに!?変態ロリコン野郎!? あ!ちょっとまちなさ」


「転移!」


俺はアッチーの妻(予定)の言葉を最後まで聞かずに転移した

一瞬の浮遊感のあと靴がよく磨かれた石のタイルにつきカツンと音をたてる、続いてパキンと何かが壊れる音

......?かつん?パキン?

たしか王座の間にはモフモフしてる柔らかく赤いはでな柄の絨毯が敷かれてたハズだが...


「だっ!誰だ!?」


「敵、なのか!?」


「クソッ!この魔力量!...魔族か!」


「なんてこった!こんな忙しい時に!」


「敵襲だあぁあぁああ!戦闘準備ぃい!相手は魔族だ!見た目は人間と変わらない!気を付けろ!」


まわりから何回か見たことのある人達が口々に叫び、俺を倒そうと襲いかかってくる

どうやらお偉いさんたちの会議室の大理石の机の上に転移したらしい

ちなみにこの部屋は魔法が使えず武器は部屋に入る前に預けなければ入れない

そして部屋の鍵は内側から掛けられる

鍵は部屋の真ん中の机に置いてありちょうど俺が踏んで壊した


ちなみに鍵は世界中に一つしかない特注品だ


つまりこの部屋から出られなくなった

この殺気だった戦士(ボケたお偉いさん)と一緒に



ああ、なんで俺は悩みが尽きないんだろうか

日頃のドタバタを思いだし自然とため息が出てきた


とりあえず...どうにかしなければ




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