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世界の半分をお前にやろう~俺って本当に勇者なの?~

体調悪くて今回は少し短めです

すいません


ああ、たぶん見間違いだ

きっと疲れているんだ

だから幻を見たに違いない


疲れているんなら獣耳っ娘を愛でて癒やされよう

なのでしきりにナデナデ、フニフニ、ツンツン、ツイーツイーとなでまわす


それなのに外からは剣と剣のぶつかり合う音が聞こえてくる

時折大木を蹴る音もして近所迷惑だ

でも幻聴だと信じたいので窓から外を覗こうとはしない

いや、覗こうとはしないではなく恐ろしくて覗けない


「ぁ...外で何やってる、んっ!...です?」


............狐ちゃん?

声に出して言わないでよぉ

お仕置きだっ!


撫でる速度を身体能力強化で数十倍にする

それに加え今までのスキンシップから狐耳っ娘の弱点を割り出し集中攻撃


「んあ”あ”あ”っ!ハッ、ハッ、ハッ......あぅ...ん...」


ふっ...チョロいぜ

凄くエロく聞こえるが全くエロいことはしていない

むしろ頭と耳を撫でているだけだからどこでもできる程健全だ

でもやってることはエロくなくても決して結果がエロくないわけじゃない

今ベッドの上には顔を火照らせ息も絶え絶え、着ている衣服は完全に乱れてすべすべでキレイな素肌が見える。そしてその娘はもっともっと、とせがんでくる


獸人族は不思議な種族だ

ナデナデしただけでR18なシチュエーションにかなりの高確率でなってしまう

ああ、息子が健在していれば、物干し竿が消えなければ、エクスカリバーが無くならなければ、俺は童貞卒業出来たハズなのにな...

ああ、我が愛しい息子よ、いったいいずこへ?

愛しい愛しい物干し竿よ、どこへ消えた?

我が珍刀エクスカリバーは?


まあぶっちゃけるとないほうが気持ちいいんだが

やはり男の夢も一緒に失った気がして虚しいというか...

ほら、SMプレイとかやってみたかったし...あ、もちろんやるのはSね

でも......Mって結構...

まあいいや、ハーレム作れなくなってはめることも出来なくなってSMも出来なくなって...あ、なんか悲しくなってきた


「......外で...何やってるです?」


「いや、それ言ってももうヤんないよ?撫でてあげないよ?」


せっかく忘れようと思ったのに

...そんな残念そうにするなよ......


しょうがなく、また後で、と伝えると凄い嬉しそうにしていた

今度は頭ではなく下を......と考えたが止めといた

さすがに百合はちょっと...いや、楽しいのかな?

考えを改める必要がありそうだ



さて、そろそろ幻聴と幻覚はおさまっ.........てない


ドギャッ!バキボコズコズシャ...キキキキキキンッカンッ!ボゥ!ズバンッ!


とゆうかさっきより音が激しい気がする

なにドギャッ!ってなにしたらそんな嫌な音出るの?

途中のキキキキキキンッカンッ!ってなに!?まさか剣のぶつかり合う音?だったら色々ヤバイ

あとボゥ!って燃えた音聞こえたし


さて、現実逃避はこのくらいにしといて聞いてみよう

なにがあったかを


カチャ...キィィ


そーっとドアを開けたつもりだったのだがキィィと音がなってしまう


「あ、エッチー起きた。おはよう」


ドアの近くを通ったアッチーにあいさつされ「おはよ」と返事を返すとアッチーはカエデと相澤の方を見て話しかけてくる


「なあ、聞いてくれよ。あいつらさ戦い方教えてほしいって迫ってきたワケ、んでも俺は基本的には力任せにテキトーにやってるだけだからおしえらんないじゃん。でだな、獸人族の戦士っぽい奴にまかせたんだよ」


「結果があれか...」


俺はカエデと相澤を見る


「それが昨日の夜あってよ、今朝起きたらあんなんなってた。ちなみに今朝聞いたところ戦士っぽい奴な、なんか獸人族の英雄だと......結構どこにでもいそうなおっちゃんだったから分かんなかった」


「ちなみにあいつら...カエデと相澤ってどれぐらい強い?」


「確実に俺より強い。しかもカエデはあれで魔法の才能があるとか。絶対剣の方が似合う気がする」


カエデは相澤と剣を使ってめちゃくちゃ鋭い剣筋でそれも高速で戦い続けている

相澤も同じ感じだ

たぶん俺より強いだろうなぁ


「それと相澤は身体強化するとウィリアムにも勝てるかもしれない」


「ああ、そうですか、勇者やめていい?色々やんなってきた」


「なんで?」


「だってさ、町に行っても勇者勇者勇者うるさいし、仮面取って町行ったとしても勇者だと気付いてくれないし。ウィリアムとカエデそれと相澤の方が強いし、いざ獸人族が危険になっていても呑気に日本帰ってて助けられないしリュウスリーは...特に何も無いけどさぁ......あ、あとユーミュルはお金くれたし」


あーあ、なんか悲しいなぁ

なんか楽しいことないかなぁ

例えばさ空からお金が降ってくるとか急に世界中の美人が俺に好意を向けるとかさ


「なんで妾はついでなのかのう...そもそも怪奇な鉄の杖持ったやからにとどめ刺したの妾じゃろ」


「うおっ!金持ちロリババア」


「うるさい」


「なあ、私って勇者に見え―」


「見えん。痴女で女の子に見境ないし口から出るのは愚痴や言い訳、泣き言ばかり。さらに魂も濁っとるしステータスも歴代の勇者に比べると貧弱、ゴミ、くず以下。そもそも勇者とは本来男がなるものじゃぞ?だがまあ勇者特有のオーラというか気と言うか...まあ少しあるので勇者ではあるのじゃろう。本来ならこんな風に生娘に対しては罵倒はしないが今はしても良いと思ったので...と言うよりエリスにはしても良いと思ったので日頃のストレスも兼ねて罵倒してみた。あ、別に嫌いって訳じゃないぞ、エリスの発想は面白いからな。」


即答だった、というか言い終わらないうちに否定された、罵倒された、クズ以下呼ばわりされた、救ってやったのにボロクソ言われた、勇者オーラ少ない言われた、ステータス最弱言われ......え?ステータス?

この世界には鑑定士と呼ばれた人がいたとかいなかったとか...

いつか会ったら鑑定してもらいたいとか思ってたり思ってなかったり...


「な、なあ、ロリババア、お前って鑑定とかゆう魔法持ってたりする?」


「いや、鑑定は師匠しか使えなかったが。妾は観察眼は使えるぞ?ちなみに師匠は既にいないからな、変な事考えるなよ?観察眼は鑑定の劣化版、決して透視能力なんて無いからな。まあ、体力とか力とかを数値化する程度だな」


「おお、さすが2000才、でもそれ絶対に私に使わないでね、あとあいつらにも。もし負けてたら悲しむから、私が」


ふむ、とロリババアことユーミュルは頷くき「まあ、もう既に使ったがな」と呟く


「断然あいつらの方がモガモガ」


ふぃー、聞かなかった、何も聞かなかった、俺はまだ経験と言う素晴らしいステータスを持っている。

なので負ける訳が無い


俺がユーミュルの口を抑えているとアッチーが

「なあ、エッチー、名誉も貰えるし自分は指示するだけ、報酬ももちろん出る、勇者にしか出来ない仕事、やるか?」

と言ってくる


なんだその楽そうな仕事、と思い、簡単そうなのですぐに「やる」、と答えた


そして、聞いたところどうやら種族長の頼みらしいので里の真ん中の種族長の家に向かうことにする




俺は後で、いろんな意味で、この頼みを承けたのを後悔することになる

こんなうまい話、信じるんじゃない

大抵、面倒くさい、もしくはブラックな仕事なのだから




    ーーーー



眼下には兎耳を生やした獸人族がのんびりと昼寝をしたり話したりして、暮らしている

コイツらを立派な戦士に仕上げろ、と長に言われた

まあ、多分楽勝だろ


とりあえず集合させる


ガヤガヤとかなり騒がしい


「えー、これから訓練を始める、各自武器を取ってこい」


「おー、ユーシャサマじゃないかい、ほら、みなのもの、家から武器もってきなさい、ワシはもう少し寝るわい」


......いや、老人、たしかにありがたいが眠るなよ

ちなみにこの強化練習に魔王っ娘を連れてきた

ナゼかと言うと話し相手として、だな

色々魔王の事も聞きたいし


数分後、目の前にはナイフ、鎌、斧を持った兎耳たちでいっぱいになる


「さて君たちには今から魔物を狩ってきてもらう、キラーサーペントくらいは倒せるようになってもらいたい、では始めて」


「「「おーー...」」」


なんてやる気のない返事なんだ


...あれ?


「なんで動かないの?」


「いえ、アリさんが今目の前にいまして、踏んでしまっては可愛そうなので動くことが出来ません」


「あのね、お花さんがいてね踏むのはイヤなの」


「すいません、今鳩ちゃんが向こうにいてね、驚かしたくないの」


「えと、ちょっと眠くて動けないんです」


「え?お花ふんでしまうじゃないですか、なにいってんですか?」


「ちょっと腰が痛くて」


「あ、私も」


「じゃあ私も」


「あぁ、可愛いなあ芋虫ちゃん」


............こ、こいつら...平和主義者すぎる


「ごめんな、私が悪かった、普通に教えるのは無理だ...今から少し強引にやる」


息を深く吸い込んで声を低くして...


「スゥーー.........てめぇら●●●されてぇかぁあ!そんなんじゃ●●●だぞ!!●●でさえ●●●●なのにてめぇら●●●すぎんだよ!ぁあ!?文句あんのか!さっさと殺してこい!●●●されたくなかったらなっ!!それと●●●だったら●●●するからな!●●もされたくなかったら速くすることだなっ!ははは!」


「はっはひぃ!」


「返事は『サー』だ!」


「さ、さー!」



さて、どこまで成長するだろうか

基本的に獸人族は力が強く、素早く、嗅覚がすぐれているので強い筈なのだ


俺はとことんあのノンビリ族をいびろうと思...強く育てようと思う




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