世界の半分をお前にやろう~魔王って娘いたんだね~
「............魔王...だよ?」
「ちょっと日本に行ってきます、用事を思い出したので。えーっとだいたい100年は帰って来ないのでこの件は相澤とカエデ、君たちに任せた。では......ぐえ」
カエデ!? し、しめないで、首しめないでマジで死ぬ、死んじゃうって!無言止めて!怖い!っていうか力強くね?抜け出せないんだが、あ、これヤバい、落ちる......
「ぶはっはぁーはぁーはぁーはぁー、はぁーー......生き返った。んでなんですかカエデさん?行かして」
「いや、お兄ちゃん帰らす訳ないじゃん。なに連れてきて後は任せたって、それはないわ。とりあえずこの娘困ってるらしいから助けようよ。後さ、この娘の言ってる言葉わかるの?アタシなに言ってるのかサッパリわかんないんだけど。あ、それと行きたいんなら逝かせてあげようか?」
「いや!?逝きたくないです!いく違いだよ!それ!............え?今なんつった?なんかサパーリ言葉わからんとか...」
「ん、そう、なんかお兄ちゃんは日本語となんか聞いたことのない言葉が同時に聞こえてくるし、そもそもその角の娘に関しては全く聞いたことのない言葉だし」
「あ、わたしもそんなかんじね。なんかエリちゃんの声聞き取りづらいし」
「中身知ってもエリちゃんなのかよ、呼び方さ」
「ん、そりゃそうだろ?だって今は女の子じゃんいろいろ。んで夫とはうまくいってるのかい?」
「なにが夫だ、そんなんいねぇよ。そもそも作る気すらねえよ、それと面倒事はもう嫌だからマジで日本行かせてくれ、私でもはヒッソリと山で暮らすんだ、熊とか狩って熊鍋するんだよ」
ペンダントを取り出して転移の準備をしようとしたらカエデに取られた、いや、盗られた
なんだあの速度、しゅぱって、めちゃくちゃはえーじゃねーか、あれか?転生ボーナス的な?いや、転生はしていないから転移...いや、この世界に来た時貰えるのならようこそボーナス的な?いや、そんなことどうでもいい
「結局なに言ってるのか教えてちょーだい」
「こいつは魔王の娘だってさ、魔王が捕まっちゃったらしいね、面倒だし敵だし.........うおっ!よく見りゃーめちゃんこ可愛いじゃねぇかぁあぁぁあああぁああ!ハーレム作りたかったぁああぁあああ!ひでぶっ!」
ま、マジで?めっちゃ痛い、死んじゃう、なんで痛いの?まさか相澤もパワータイプ?やべぇ、嫌な奴ら連れてきてしまった、どうしよう
「あ、ごめん、駄目男オーラがにじみ出ててついなぐっちった、あとエリちゃんが痛がるからこれは夢じゃないんだな、驚いたよ」
あのね普通、夢か現実か見分ける時って自分の頬つねったりするんだよ
人の頬を殴ったりはけっしてしないで、痛いから
あー痛かった
「......あの、......勇...者?......助けてくれないの?」
「あー基本的にはわたくし勇者をやっていますがどちらかと言うとやはりフリーダムをモットーにしておりまして、やりたいことはやる、やりたくないことは無視で生活しております、なので個人的な、それも敵のお願いを聞い...ごめんなさい、やっぱり私はどんな方でも、困ってる人がいればなるべくお手伝いしようと努力しています、あなたのねがいお受け致しましょう」
あー怖い、恐い、こわい、コワイ、カエデ&相澤の馬鹿力コンビに睨まれた
「ほんと!...助けてくれるの!?やったぁ!勇者って案外いいやつなんだね!」
「ソーダネー、ユウシャハダレニデモヤサシイカラネー、モチロンタスケテアゲルヨー」
マジでコイツら連れてきたの間違いだったと思うんだが
俺の意見が一切切り捨てられるし
ズバン!
ん、ズバン?
「ぬぅうおぉおおぉおおお!やっと帰ってきたぁあああぁああ!そんでもって愛してるぅううぅううう!あ、そういえば獸人族みんな死にかけてるから治療お願い、でも治療の前に......この服着てくれ!ゴスロリ!すげーだろ!戦場で作ったんだぜ?ああ、仲間は次々に倒れていくなかなんとか死守した裁縫室、その裁縫室でメイドさんに的確に指示す」
「ちょっとまて!?色々突っ込む所多すぎだ!そんでもってマシンガントークやめい!」
部屋に入ってきたのは若干ヨレヨレになって帰り血の付いた服を着たアッチーだった
いったいどういうことなんだ?獸人族みんな死にかけてる?愛してる?メイド?ゴスロリ?
いや、突っ込みたいのは山々だが後半はほとんど聞きたくない、と言うより耳に入れたくない
俺が色々突っ込むのを考えてるとアッチーは部屋の外に出て何処からか椅子を人数分、つまり五脚運び込んできて部屋の中央に並べた
「ああ、わかってる、詳しい説明が欲しいんだろ、長話になるから座ってくれよ。」
とりあえず何が起きたのかを確認するため椅子に座り、アッチーの言葉を待つ
「始まりは、本当に些細な、そう、とてつもなく小さな出来事だったんだ。あれは二日前ちょうどエッチーがどっかに姿を眩ませた時のこと俺は、そう、近くの村までおつかいにいったんだ。そしたらな、その村にちょうどどっかの貴族のお嬢ちゃんとお付きのメイドさんが来ていたんだ。どうやら名物巡りをしていたらしくてな、俺はとりあえずナンパした」
「うん、なにしちゃってんの?そしてアッチーにナンパする勇気あったんだね」
「話を最後まで聞けって、んでだな、見事にそのお嬢ちゃんを落としたんだ」
「なに落としてんだよ」
「だから聞けって、そして俺はそのお嬢ちゃんの家の住所の情報をゲットしたんだ。そして、ふと思ったんだよ、あれ?エッチーの方が可愛くねって、その娘はなゴスロリを着て」
「ちょっと待て、それって何を詳しく話している?」
「え?そりゃあエッチーにゴスロリを着させようと思った理由だけど、まあ獸人族の話にも繋がるからおとなしく聞いてろ」
ほんとかよ...
「んでな、その娘はゴスロリを着ていてな、エッチーのゴスロリ姿も見たいと思ったんだ。んで急いで帰ってとりあえずメイド服とゴスロリ、どっちも作ったんだ。ただゴスロリのほうは細かくてな少し遅れた、んで作ってる間に襲撃にあったってわけ。」
そしてアッチーは一息おいて呟いた
「ケモ耳メイド、最高だぞ、一度見にこいよ ボソッ 撫でるとちょーエロいし」
その言葉に俺はというと
「もちろん、それだけは見逃せない、アッチー、いや、相棒、最高だぜ!」
そう、男とはどうしようもない生物なのである、たとえ体は女でも心からの欲望は男のままなのだ
たとえ体が変わろうが、たとえ年月が過ぎようが、たとえ世界が変わろうが、男は仕方ない生き物なのだ
これはどこの世界でも共通、いつの時代でも共通なのだ!
すばらしき
ゆるがぬ精神
それ男
やべえ、うたっちった
アッチー、凄いよ君は
なんて物をこのエリスに教えてくれたんだ
...............じゃねぇよっ!?
いまそれじゃねぇよっ!
襲撃の事だよ!
「ゴホン、えーっと、襲撃の事はなんかわかんないの?ほら、敵の装備とか数とか」
咳で誤魔化し話題を戻す
「あ、襲撃者は人間じゃなくて魔物ね、なんか無駄にタフだからめんどくさいんだよ、っても俺身体強化出来なくてゴミだったから見てただけなんだけどね、そういえばその三人どうしたの?二人は服装が地球の物で一人は角はえてるけど」
「あー、妹と妹の友達?それとま、.........魔王の娘...です」
「ふーん、魔王の娘、ねぇ......三人ナンパ成功したのかと思ったぜ」
いや、それだと俺がユリ的展開を望んでいるようじゃないか
でもなぁ、俺の恋愛はどうなるんだろうか
あー困るなぁ
「んでよ、なんでここの部屋にそいつらいるんだ?」
「あー、それ話すと長くなるけどいい?」
「短く頼む」
「オーケー、んじゃ、話すね。えーっとね地球にちょっと遊びに行ったらやらかして、コイツら付いてきた」
「うん、わからん、そもそも角はなんなの?」
この後アッチーが理解するまで、というよりかは、納得するまで実に三十分以上かかった
そして、里を周り、傷付いた獸人族をほとんど癒すと完全に日が落ちたので狐耳の娘をモフリながら就寝した。なんだかんだあって狐耳っ娘が一番なついているのでは、と思う
一番感度もいいし、一番エロいし、一番可愛いし、俺も実は気に入ってたりもする
明日は...メイド服を......着せよう.........かな............
ーーーー
翌日
目覚ましは金属どうしがぶつかりあうキィーンという澄んだ音だった
とりあえず焦るのは色々駄目な未来に繋がるので冷静に考える
あ、別にめんどくさいからとかじゃないぞ?たぶん
横で一緒に寝ていた狐耳っ娘の耳をフニフニナデナデする
すると狐耳っ娘はビクンッと一瞬震えた後起きてもっともっと、とアピールしてくる
そういえばなんで獸人族ってここが弱点なんだろうか
なんでこんなに気持ち良さそうに (性的な意味で)するんだろうか
しばらく考えるがよく分からないので狐耳っ娘にはメイド姿、俺はゴスロリ姿に着替える
ちなみにこのゴスロリ風な服とメイド服、めちゃくちゃ防刃耐性が高い
そんじょそこらの鎧より遥かに頑丈なのだ
もちろん布だから軽いし
それに無駄にさわり心地もいいし
いったいアッチーは何を使って作ったのか
ちなみになぜ防刃耐性が高いのか分かったかというと、寝る前にアッチーが寝室に押し掛けてきて「これ着てくれぇえ!」って騒いで近所迷惑だったから服を切り刻もうとしたところ魔法金属製の剣で断ち切れなかったのだ
あれは驚いた
気になってメイド服も同じように切ろうとしたが全く切れなかった
聞いたところ1日五着というかなりのスピードで作れるらしい
ちなみにゴスロリの方は1日一着らしい、なんか細かい所が沢山あるらしくて
それとカエデと相澤の事だか言葉が分からないのでナゼか通じる俺とアッチーが通訳している
今の所なんとかなってるが早めに解決しておきたい
あ、忘れていたがカエデと相澤にはメイド服を渡しておいた
なんてったって防刃耐性が高いからな
決してメイド姿が見たいからではない
「ここでまっててね」
俺は狐耳っ娘にそう伝えて剣を取りドアノブを回し、外に出る
そして広がっていた光景にただ驚くしかなかった
すぐ側の、大木の間で、立体起動を駆使しながら戦っているカエデと相澤がいたから
とりあえず狐耳っ娘を愛でよう、そう俺は思った
フェス!
イエイ!
ポテトのみんな!かつぞぉおお!
あー違う、フェスじゃねぇ
更新に関するお知らせですね
えーと、3日に一回は必ず更新したいと思います
身体がガタガタで......
11月頃には1日一話できるかもしれません
すいませんです
ではまた次の話、楽しみにしていてください|o|




