獣人の里
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「さて、これから魔ド人異会議をしようと思う!」
俺が、高々といいはなった...夜なので声はあまり大きくないが...
ちなみに場所は、俺がとっている宿の部屋だ
「......まどじん、い?......なにそれ、何かの神様?」
アッチーがワケわからんモードで問う
「魔人のリュウスリーだろ、ドラゴンのウィリアム、それにただの人類の俺......そして、異世界人のアッチー、んでそれぞれの種族的な頭文字をとって...」
「いや、お前も異世界人だろ!?フツーの人類じゃねーだろ!?それに勇者だろッあとネーミングセンスねぇよ!」
「えとぉ、私はぁ、魔人じゃなくてウンディーネの人化よぉ」
「そうだぞ!我もただのドラゴンじゃなく、竜王種だぞ!」
おぉ、まじか、まじごめんなさい......あと意外と気に入ってるんだぞ『まどじんい』って響き......
「とりあえずなんの会議かわからんが名前は変えようぜ」
えぇ......そんなぁ、とりあえずなんの会議かくらい説明させてよ......
「多種族会議はどうだ!我はこれを進める」
「たしかにぃ、いいけどさぅ、私はもうちょい可愛くいきたいんよぅ」
「あの、すいませんもう名前はウィリアムのヤツでいいので本題に入りたいんですが......」
「「だめだ!」」
「こういうのは名前を決めなければいけないのだっ!」
高らかにアッチーが宣言した
「そうだぞ!」「あたりまえよぅ」
あああああっ!コイツらめんどくせぇ!
「あ、そうだエリスたんはセンスないんで名前決め参加しなくていいでちゅよ~」
ぐぅ!コイツめ何がエリスたんだ!アッチーめっ!くそぅっ!バカにしやがって!
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どうやら決まったようだ
ちなみに皆が話している間ボッチで寂しかったので土魔法で1/180スケールのシーニャ人形を作ってみた
この人形はな、服が着脱式なのだ!俺がしっかりと隅々まで目に焼き付けた全裸がソコには再現されている!そのおかげでかなりの完成度だ、勿論猫耳も完璧!
「やっと決まったぞ!名前は......デデデデデ...デンッ!多種族会議だ!」
「やはり、我が考えた名前になったぞッ!どうだ!ハハハ」
「私の名前が通らないなんてぇ.....くぅ」
「まあ、そんな感じだ!......ん?...おい!その手に持ってるのなんだ?」
アッチーが聞いてきたので、1/180スケールシーニャ人形を渡してやる
「うおおおおお!なんだこれ!?完成度高ッ!しかしこの人綺麗だなぁ」
「おお、上手いではないか、今度我のも作ってくれ」
「あらぁ、可愛いわねぇ、これ欲しいわぁ……」
おい、お前ら......話がどんどんずれていってる気がする
とりあえず全員の頭にチョップをし、強引に話を戻す
「よし、まずこの『多種族会議』だが、ただたんに次どうするって決めるだげだよ!」
とりあえず大まかに説明した
大まかすぎたか
「具体的に、何すんのエリスたん」
ああもうコイツいやだ
「次の町はどこに行くとかかな」
そう、俺は紳士なのだ、すこしのことでは怒らない。なので丁寧に返す
成る程、とアッチーは椅子に座った
俺は立派な装飾がほどこされた結構大きめの机に地図を広げる
「ここから北へ10キロ離れた所に砂漠の町がある、まあ、この町は砂漠を越えなきゃいけないからまず候補から外す、他に近くにある町は12キロ西のカルトラだ、まあ、ここでいいか?意見があったら言ってくれ。」
アッチーが稲妻の如く素早く手を上げた
「この、獣人の里って行かないの?」
そう言いながら地図のある一点を指差す
その位置はこの町から5キロ離れた森林にある
「あー、ソコはちょっとヤです」
「なんでよ!?だってこれって絶対猫耳オネーサンとか犬耳少女とか、狐耳の幼女とかいるやつだろ、まさに
男のロマンだろッ!?なんで行かないんだよぉ」
半泣きじゃねーか
「いや、あそこはな、どうやら獣民たち、人間が嫌いらしいんだ。昔に人間から差別を受けてたらしくてな......かなり酷かったそうだ......それっきり一切外部との接触を拒んだらしい、でも、中には里の外を見たい者たちが出てきた、まあ、ずっとニートはツラいからな、そいつらは例外で町へ行ったり冒険者になったりしたそうだ」
「ふむ、とても分かりやすい説明だな、しかし、[にーと]とはなんだ?我は数千年生きてきたが初めて聞いたぞ?」
と、ウィリアムが呟いた
「成る程、それでか、異世界なのにあんまり獣耳を見なかったのは......」
そういい自分のバックをあさり俺の後ろに周り何かを被せてきた
「あ、それ取っちゃダメだぞ」
ん?なにつけられたんだ?
疑問に思い鏡に自分の姿を映してみる
そこにはなんと、黒い猫耳を着けた幼さのこるとても可愛らしい黒髪の美少女がいた
「か、かわいい...っ!」......って俺じゃねぇかよっ!!
とりあえず気に入ったので着けたままにする
別に女心に目覚めた訳ではないのだ、決して......多分......
「おお、かわいいな、我が抱き締めたい」
「いや俺だ!俺が着けさせたんだぞ」
「まあまあぁ落ち着いてぇ私が抱き締めるからそれで良いでしょ...」
あー、わかったぞコイツらと話をすると、すぐに話という名のレールから脱線するんだ
いや、脱線じゃなくて暴走か......
俺が呆れているとアッチーが言ってきた
「よし、じゃあ明日はとりあえずその獣人の里にいこう!」
「よし決まりだ!我も賛成だぞ!とりあえず本物をモフモフしに行こう!」
あれ?えちょっと待って!?なんで行くことになってるの!?
俺の話を聞いてた!?右耳から入って左耳から出てったでしょ、俺の言葉!?
は!そうだリュウスリーおまえな...ら......
「......うん、いいねぇ!行きましょう!」
え、え、え、ちょっと待って、ちょっと待ってくれ、なんで行くことに、それに俺リーダー......
イヤな予感しかしないんだけど...
いや、もうすでにイヤな感じなんですけど!?
俺は今日確信した!
コイツら!人の話ほとんどきかねぇッッッッッッッ!!!
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さあ、ここは家賃のかからないアパートだ
朝と夜には食事が届く
雨は勿論防げるし風通しもとってもいい
勿論ベッドもあるし、トイレ、風呂もある
ついでにいうとガスと電気はセルフサービスだが充分使える、魔法を使えればだけどね
さあ、君ならここに住むかい?
まあ、現物見たら住みたくないだろう...だって!牢屋だもん!
ソコに俺らは半裸で放り込まれていた
半裸と言うのは下着意外何も着けていないから
ウィリアムとアッチーはパンツだけだしリュウスリーは下着は嫌だったのかしらんが完全に水の球になって浮かんでるし......まあ、俺は元男なので堂々と下着姿で仁王立ちしているのだが、今は少女なので色々男の子には刺激がつよすぎるのだが......あ、別に見せたい訳じゃない、自分から見せる派ではないよ、むしろ見られるのをまつ派だ......そんなこと今はどうでもいい、本当にどうでもいい
なんで、こうなったか少し思い出してみる、なにせ、なにもやることがないからな、本当に......
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俺らは朝早く起き(ウィリアムとアッチーを叩き起こして)旅の支度を整えた
それから、宿のおばあちゃんに別れを告げ町を出発した
ウィリアムと仮面の勇者とセットで町の人たちには覚えられてしまったので
全員分の仮面を作り被ってもらった
そのお面だがアッチーだけル○ィだ、本人の希望で
勿論俺の正体がバレないようにするのとごたごたを避けるためである
そこからしばらく森の中を迷う
いや、比喩ではなく真面目に迷った
迷ってさ迷って急に意識が切れたんだ
なんか、こう、グワーって視界がボヤけてって......
そんで、今に至ると言うわけだ
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よし、記憶は整理された!
これでなにもかもわかるぞ!...ごめんなさい全く解りません、理解不能です...
お、狐耳の少女がご飯を運んできたぞ!
そう、飯がめっちゃ旨いんだよ、もうほんとに
あと、狐耳の少女はかわいいしね
「おお、飯か、我は腹が減ったぞ」
「おおお!かあぁわぁういぃぃーー!」
アッチーが大げさに反応する
しかしなあ、この檻壊すのは簡単なんだけど、壊すと絶対に獣民たちが怒っちゃうよね
仲良くなりたいなぁ
そんな感じで1日が過ぎていく
まだ牢屋の中だ
あーやっと風邪が治った...
今回は前の書き方とは少しちがくして書きました
楽しんでくれたら嬉しいです
これからも宜しくお願いします




