キャラの思い入れが、好き嫌いを分ける
テンプレで出てくる、戦国モノから、少し考察してみました。
テンプレタイムスリップで転生よく使われるのは、戦国時代である。戦国モノは、覚悟して描けば、描けるので、個人的には好みな時代背景だったりする。
戦国ifモノは、キャラクターへの思い入れが、強烈に響くところが創る人にはしんどいかも。有名どころでは、様々なifシチュエーションでは、信長や謙信を女性キャラ化するとか、戦国武将そのものを女性キャラにするとか、それはそれで悪いわけではない。
また、マイナーキャラでも、一気に人気が出たりすると変化する、前田慶治とか井伊直虎なんかもいますねぇ。古事記とかだと、神功皇后とか戦場を駆け抜けたりしてます。鎌倉時代には巴御前や戦国時代の甲斐姫とかも、有名になったけど、実在していたのかな?とも言われています。
史実で掲載している女性キャラだと、「吾妻鏡」に出てくる板額御前がいますが、現実的には、今ひとつマイナーキャラですねぇ。
個人的に、史実に存在すると思っていなかったのが、上田秋成の「雨月物語」に出てくる「貧富論」とかで描かれている岡佐内なんかは、実在する人だったんだねぇという話が、私が好きなライトノベルで始めて知ったりとかになります。こんな変人が、創作じゃなくて、日本にいたんだって思ってました。
ファンタジーモノが、テンプレで多くなるのは、実在が非実在とか悩まなくて良いし、存在そのものが架空だから、キャラが読者から「思い入れの強さ」で嫌われるということも無い。戦国キャラは、地元好きも含めて、様々な思い入れがあるから厳しいかなぁとも思う。まぁ、個人の主観で描くには、覚悟すれば済むというのが、戦国の面白さですねぇ。
後書綺談
まぁ、最近の戦国モノは、とっても多いので、描きにくくなってきているかもしれません。有名どころは、昔からネタにされていましたし・・・
個人的に描いてみたいのは、あやかしが跋扈する戦国モノですね。「RONIN47」は、作品としては、面白いものではなかったけれど、設定としては面白かったと思います。こんな雰囲気な戦国モノだと描いてみたいなぁ・・・から始めます。