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今際の夢  作者: lycoris
今際の夢
55/140

めゆ

「悪いけど、力にはなれそうにないかも。」

「えぇ〜!

ここだけが最後の頼りなんですよ〜!」

「そう言われても、僕もその汀って子を知らないんだよ。杏くんは知ってる?」

「知らないなぁ。」

「御鏡さんは?」

「知ってるますよ。

打たれた理由も分かってます。」

「おお!

じゃあ「教えません。」

「えぇ〜

なんで?」

「それは私の口からは言えません。」

「えぇ〜…

あー…まー…そうなの…」

「すみません。」

「いや、御鏡さん?は悪くないよ。

思い出せない俺が悪いんだから。」

「いやおかしいって。

覚えてない人間に思い出せって言うのは流石にあんまりだろ?」

「ありがとう、田淵。

たぶん、これは最初っから俺が自分で解決しないとダメな問題だと思う。

頼っておいてなんだけどさ。」

「ごめんね、僕らじゃ役立たずで。」

「いえ、こうして決心出来ただけでも来た甲斐はありました。」

「俺に出来る事があったらいつでも力になるぜ!」

「ありがとう。本当に。

お茶美味しかったです。

お邪魔しました。」

……

………

「そろそろ帰ろうか?」

「あ、もうそんな時間か。」

「宿題はどう?」

「なんだかんだ終わりそう。」

「あれで、良かったんですかね?」

「御鏡さんが決めた事だよ?

それに」

「それに何かあったら俺たちがいつでも力になる。

あいつに限った話じゃない、

困った事があったらいつでも先輩に頼れよ。」

「今日は珍しくカッコいい事言うね、杏くん。

「俺はいつでもカッコいいぞ。」

「あー、うんうんそうだねー。」


「…ありがとうございます。」

「気にしないでよ。

それにお礼を言うのはこっちだよ。

こんな何にもない同好会に入ってくれて。」

「まーた始まったよ、ジジくさい。」

「それくらい感謝してるんだよ。

杏くんもそうでしょ?

じゃなきゃあんな台詞「あーはいはい、帰ろうか帰ろう!」

「ふふ」



残り少ない高校生活。

あとどのくらいこの3人で居れるだろうか。

願わくはこの夢のような時間を永遠に。




そうして3人は部室を後にした。


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