付加職人.1
結局、GWに間に合わなかった。
ほんとにすいません!
付加職人.1
和解を終えた日の変わり目、その直後に私は早くも目を冷ました。
時計を見ると、まだ二人が帰ってからそう時間が立っていない。
だが、HPもMPも十分に回復している。
ベッドの効果だろうが、驚きの回復力だ。
「また、寝てもいいですが」
周囲を見渡すと、見覚えのない機材が多々ある。
陸と空が来たときは、後回しにしていたが、せっかく目が覚めたのだ。
久々に生産活動というのをしてもいいだろう。
そう思い《看破》を使うと、置いてある機材の名前が出てきた。
「えっと、
『縄系統武器製造用設備』完成度75%
『道具製造用設備』完成度90%
『付加装置設備』完成度100%
『錬金術装置設備』完成度50%
ですか。
そういえば陸が、完成度が100にならないと、その機材で作業は出来ないっていってましたねぇ。
となると、使えるのは『付加装置設備』だけですか」
一応生産メインの陸の話から判断し、『付加装置設備』に近付いて、それを良く見る。
小さめのちゃぶ台程の大きさの正六角形の台座と中央に埋まった透明な玉で出来たそれの玉に触ると、目の前に表示が写った。
『付加装置を使用しますか? YES/NO』
YESを押す。
すると、更に表示が出てきた。
『使用するために必要なスキルがメインにありません。
サブに《付加職人》を確認しました。
サブからメインに移動しますか? YES/NO』
「ああ、移動してませんでしたねぇ」
確かに、使用するときに必要なスキルをメインにしていなかった。
自身の間抜けを少し笑ってYESを押すと、ステータスが表示され、メインの横に赤い文字で《付加職人》が表示される。
交換するメインを選べということだろう。
これは、便利だ。
『《付加職人》を確認しました。
現状で使用できる付加効果は、以下のものです。
【威力(微)】【俊敏(微)】【耐久(微)】』
『条件を満たしました。
以下のものを追加します。
【月の加護】【月の加護(重)】【拘束(微)】【風の加護(微)】【雷の加護(微)】』
『始めての使用を確認。
チュートリアルを開始しますか? YES/NO』
《酒職人》と《付加職人》を交換すると、すぐにスキル表示が消えて、別の表示が現れた。
忙しないが、初めて始めるものはやることが多いことは良くあることだ。
「チュートリアルは、やっぱり受けておいた方がいいですよねぇ」
いいながら、YESを押す。
瞬間、目の前に光が弾け、小さな影が飛び出した。
『チュートリアルと言えば私!(^_^)v
妖精さんだよ!\(^o^)/
なんだか久しぶり!(* ̄∇ ̄)ノ』
「はい。
お久し振りですねぇ」
初めて会ったときから変わらず元気な妖精さんだ。
『うんうん久しぶり!o(^o^)o
それじゃあ、《付加職人》のチュートリアルを始めるよ!ヘ(≧▽≦ヘ)♪』
「よろしくお願いします」
目の前から頭の上へと移動した妖精さんが、光の粒子を振って、『付加装置設備』に振り掛けると、装置の一部が光り始めた。
どうでもいいが、ルドゥといいノウンといい妖精さんといい、人の頭の上はそんなに乗り心地かが良いのだろうか。
重くはないが、少し気になるのだが。
………まあ、いいや。
『どうしたの?( ・◇・)?
始めるよ?σ(^_^;)?』
「ああ、すみません。
気にしないでください」
余計なことに気をとられていた。
とりあえず、気にするのをやめよう。
『そう?( -_・)?
なら、まずはアイテムを目の前の台座において頂戴な(´-`)』
妖精さんの言葉と共に、目の前にアイテム欄が現れる。
アイテム欄は、ポータルに預けたものも入っているようで、一部が100や200どころではないものもある。
せっかくなので、この中から選ぶことにしよう。
『〔夜行鴉の羽〕!?(゜〇゜;)?????
何でこんなのもって………いや、いいや。( ´_ゝ`)
気にしなーい気にしなーい( ・∇・)
それじゃあ、それを台座においてよ( ^ー゜)ノ』
「台座の上なら、どこでもいいんですか?」
『どこでもいいよー(*≧∀≦*)』
「わかりました」
とりあえず、羽を台座に適当におく。
すると、羽は沈むようにして台座の中に消え、玉の中に現れた。
そして、目の前に新たな表示が現れる。
『〔夜行鴉の羽〕を確認しました。
作業を選択して下さい。
現在の付加効果の付加/新規の付加効果を入手』
「新規の付加効果を入手?」
『あ、説明するよ(´∀`)
《付加職人》は、Lvが上がると付加効果がより強くなるんだ( v^-゜)♪
だけど、条件を満たすかアイテムを使って入手しないと付加効果の種類は増えないの( ノД`)…
Lvが上がる=付加効果の種類は増えないけど付加効果自体の効果が上がるってことだね((o(^∇^)o))
そんなわけで、早速やってみよう!(*^▽^)/★*☆♪
「どっちを?」
『どっちもやるから、どっちが先でもいいよー(^^)b』
そう言われたので、気になった新規の付加効果の入手を選ぶ。
『Lvが足りません。
入手に失敗しました』
表示と共に、〔夜行鴉の羽〕が玉の中から消える。
そして、目の前の台座から再び出てきた。
『とまあ、こんな感じで入手するにもLvがいるからね(--;)
べ、別にいい忘れた訳じゃないよ?f(^_^;
ちょっというのが遅れただけなんだよ?( ̄▽ ̄;)』
妖精さんの焦った声が聞こえる。
まあ、そこまで気にすることではないので、軽く流そう。
「いえ、気にしてませんから」
羽を掴んで、持ち上げる。
《看破》をしても、何も変化は見られない事から見ると、文字通りそのまま出てきたようだ。
もう一度台座におくと、再び沈みこみ、玉の中に現れる。
「次は、付加ですね」
そして、表示された二択から付加を選ぶ。
『付加効果を選択して下さい
で使用できる付加効果は、以下のものです。
【耐久(微)】【風の加護(微)】【雷の加護(微)】【月の加護】 』
さっき見た内の4つの付加効果が表示された。
この中から選べばいいのだろう。
だが、その前に一つ聞いておこうか。
「この4つ以外が選べないのは、どうしてですか?
妖精さん」
『単純に相性の問題だよ(-.-)
相性が悪いものは、基本的にアイテムごと違うんだよね( *・ω・)ノ
あ、最低でも最初の3つのどれかとは相性が良いから、安心してね(^-^)/』
「そうですか。
なら、最初の3つの一つである【耐久(微)】がいいですかね。
この先一番使う機会がありそうですし」
【耐久(微)】を選択すると、すぐに次の表示が現れた。
『作業手順を選択して下さい。
オート/マニュアル』
「オートって、ありなんですか?
普通、こういうのは自分でやるものだと思うのですが………」
『あー、それね(´・c_・`)
結論から言うとありだけど、デメリットがあるよ(;´д`)
効果が下がったり、時間がかかったりね?(゜O゜;』
「それなら、迷う余地はありませんね」
時間がかかるだけならいいが、効果が下がるのは頂けません。
『マニュアルを確認しました。
作業を開始します』
アナウンスと同時に『付加装置設備』が輝く。
目にいたいほどではない、淡い光だ。
「っと、これは?」
その光の中で浮かんできた土星の様な円と線の入った玉。
それが目の前で停止する。
『お、出てきたね!(〃∇〃)
それがきちんとした付加をする為に使う物だよ(^.^)
使い方は簡単で、その回りの円を時間内に玉の表面の線に合わせるだけだよ(^^)d』
「確かにそれなら簡単そうですね」
言いながら、線に円を合わせる。
斜めに一本は行っているだけだったので、かなり簡単だった。
『付加に成功しました。
付加(耐久)評価 D』
再びのアナウンスと共に台に浮かんでくる羽を持ち上げる。
付加の影響か、少し羽の周りが茶色に光って見える。
どうやら無事に成功したようだ。
『うん、成功したみたいだね!(*^^*)
それじゃ、最後に二つ言っとくね!(^◇^)
評価が高い方が効果が高いのは何となく分かるね?f(^_^)
評価を高くする方法はいくつかあるんだけど、まあそれは自分で検証するべき所だからこれ以上言わないよ(*_*)
大事なのは次o(*⌒―⌒*)o
失敗しても付加した素材は壊れないってことさ!(^-^)v』
「おや、それはどうしてでしょうか?」
『素材や武器にはそれぞれ、付加可能数って言うのが隠れてあってね?( ̄~ ̄)
それが消化されるだけだから、付加に失敗しても素材や武器は壊れないんだよ\(^-^)/』
「なるほど」
『質問は以上かな?(゜〇゜)?????
以上なら妖精さんは、ここで退場しますよ?( ・ω・)ノ』
「はい、ありがとうございました」
『それじゃあ、バイバーイ(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪』
クルリと手を振ってからその場から消えた妖精さんに振っていた手を下げる。
そこで、少し顔をあげた。
「おや、いつのまにやら」
僅かに入ってきていた日の光を見て朝の訪れを見つけると、創造以上に時間のたっていることを自覚した。
何故か予定よりも長くなってしまった。
何故だ?
そして、最後の終わりかたも雑になってしまった。
何故なんだ?
あ、ステータスは《付加職人》のLvが変動中なので次回に持ち越します。
改編後の後付け
スキル
ロープマイスターLv50 暗器Lv29 雷魔法Lv65 風魔法Lv65 空間認識Lv44 テイマーLv48 身体強化Lv29 付加職人Lv3 道具職人Lv18 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉
控え
酒職人Lv4 縄職人Lv6 採掘Lv5 看破Lv39 錬金術Lv8 大声Lv32 踏技Lv6




