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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
壱章 バグと仲間と老鳥
8/90

隠密と索敵の森.1

「ここは?」


気が付いた私が周りを見渡すと森のなかにいた。


「とりあえず場所を確認しますか」


ステータスをだしステージ名を見る。

ステージ名は、~隠密と索敵の森~となっていた。


そこにメッセージが届いた。

フレンド登録していないしこのタイミングにくるということは 、何か意味があると思い開く。


『メッセージ』


『 やあ、バトラー君。

私はこのTBONの開発担当者だ。

まずは、君に謝ることがある。

本来の~初めの平原~での落とし穴では、平原の何処かに強制的にワープさせるという物で群れで移動するモンスターが一体になった時に利用する物だった。

今回もそれを利用したのだが、よりによって唯一バグのあった落とし穴を利用してつまった。

君は、そのせいでそこにいる。

今は、バグを直し設定してあるが君には、申し訳なく思っている。

なので一度だけデスペナルティが起きないようにしておいた。

それでは、すまなかった。』

『メッセージを終了します』


まさかのバグとは驚きです。

ですがデスペナが一度無くなったということは、出たくなったら死んでくれということでしょう。

なら死ぬ前にこのステージを楽しまないと損ですね。


「ッ!」


そこに後ろから攻撃が来た。

《気配察知》でなんとかかわし後ろを見る。

だが何もいない。


「なんでしょうかねぇ?」


暫く見ているが何も居ない。

だが再び前から攻撃がくる。

かわし攻撃してきた物をよく見る。

攻撃してきたのは、何かの舌で直ぐに戻っていく。

それを何とか目でおうと何もないところで消えた。

いや、《視覚強化》でよく見ると何かいる。

そこに投げナイフを投げる。


「クェ!?」


攻撃が当たるとそれが姿を現す。

それは、腰ほどの大きさのカメレオンのようなモンスターだった。

上のモンスター 名は、???だ。

紹介してなかったがモンスターは、一度倒すか接触しないと名前は分からない。

だがHPゲージは、 見れる。

今の攻撃で0.5割ほどへった。


「成る程。隠密の森ですからぴったりですね!」


「クェ!」


今度は、姿を消さず舌で攻撃してきた。

その舌をかわしナイフで切る。


「クェァ!」


HPが一気に四割へった。

舌が弱点みたいだ。

そして怯んだカメレオンにナイフで斬りかかる。

それは、ミスだった。

私は、透明な玉のようなカウンター攻撃を受けて後ろに弾かれた。


「風の弾?ですか」


風の弾を受けたのだ。


「なら、姿を隠していたのは風を使っての光の屈折ということですかね。

でも姿を見破れたということは、視覚強化で見ることは出来そうです」


「クァァァ!」


情報を整理する私に風の弾で攻撃を続ける カメレオン。

それを冷静にかわしていく。

その均衡は直ぐに崩れた。

カメレオンのMPがきれたのだ。

直ぐに斬りかかる。

今度は、カウンターをくらわずダメージが通りモンスター名が現れ、そのまま首を二度切りつけ三割ほどへった。

あと二割このままいけると思ったがカメレオン、隠れ大蜥蜴が驚くことをする。

舌を伸ばして近くにあった木からリンゴ のような果実をとって食べた。

一応カメレオンから離れると風の弾が先程いた所を空振りする。

また先程の均衡が続く。

そして再び、均衡が崩れた。


「《空腹》状態ですか!」


私の満腹度が15を切り《空腹》状態になった。

《空腹》状態は満腹度が15をきると発動し効果は、【移動速度減少 (小)】だ。

ついでに0になる《飢え》状態になり十秒でHPが0.5割減っていく。


「仕方ないですねぇ!!!」


被弾覚悟で斬りかかる。

そしてカメレオンも対抗する様に弾を増やす。


「アアアアアァァァァ!!!!」


「クァァァァァァァァ!!!!」


そして片方が倒れ消え片方は、HPゲージを真っ赤にさせその上に乗る。


「よし!」


ギリギリで勝ったのは、私だった。


「クェァ」


その下でカメレオンは、ポリゴンとなって消えた。


「あいたっ」


乗っていたカメレオンが消え尻餅をつく。


「さて、と。

なんとか切り抜けましたか。

しかし何か食べな いと《飢え》で死んでしまいますねぇ。

どうしますか」


と周りを見渡すと、


「ああ、あれがありましたか」


見つけたのは、自分を窮地においやった物で今は自分の窮地を救う物。


カメレオンが食べた果実だった。

スキル

ロープマイスターLv7 隠密Lv4 投擲Lv6 視覚強化Lv10 気配察知Lv6 縄職人Lv1 道具職人Lv1 酒職人Lv1 付加職人Lv1 雷魔法Lv1




隠れ大蜥蜴

属性 風

舌での攻撃に当たると低確率で持ち物奪取

腰ほどの大きさのカメレオンに似たモンスター

移動が遅く場所がばれるとそこから動かない

普段は風魔法で光を歪め身を隠しているが視覚強化持ちな らよく見れば少し周囲が歪んでるのが見え視覚強化Lv.30 以上だとよく見なくても歪んでるのが見える

一度攻撃を当てれば当てたプレイヤーの視界から消えるま で消えない

舌が弱点で一度ダメージをくらうと引っ込めMPがきれる まで風属性の弾を撃ちまくるがMPがきれるとまた舌で攻撃をしてきたり近くにリ ンゴに似た果実〔赤の木の実〕があると食べて再びMPが きれるまで風の弾を撃ってくる


〔赤の木の実〕

赤色の木の実 満腹度+30 MP小回復

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