王都[ストラル].11
翌日。
「お待ちしておりました。バトラー様」
私とサガさんは、ギルドに来ていた。
「どちら様ですか?」
ギルドに入って直ぐに話し掛けてきた身形の良い女性に私は、質問した。
なにせ、第一声から私の名前が出たのだ。
しかも見覚えのない相手から。
また、お待ちしておりましたということは、なにか私に要件があると言うことだろう。
まあ、要件は一応分からなくもないが、とりあえず聞いておくことにする。
「失礼しました。
私は、副ギルド長補佐のルネと申します。
今回のランク更新、及び盗賊の報酬についてのお話があるそうなので、お迎えに上がりました」
「了解です。
では、行きましょうか」
「サガ様。
暫く、彼をお借りします」
「おう。
行ってこい」
私とルネさんは、二人で訓練所とは別の道を歩いていった。
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「副ギルド長。
ルネです。
バトラー様をお連れしました」
『どうぞ』
「失礼します」
少し豪華で重厚な扉をルネさんは、片手で開ける。
分厚く、堅牢そうな扉だ。
おおよそ、女性では両手でも開けることが出来ない程の重そうな扉。
それを、ルネさんは何気無く片手で開けた。
「(へぇ)」
また、この扉の向こう側にいるであろう副ギルド長も大したものだと思う。
なにせ、ルネさんは、ノックもせずに声をあげただけだ。
なのに、扉の向こう側にもかかわらず、副ギルド長は容易にその声に返事をした。
何らかのスキルで、この重厚な扉越しに此方を把握していたのだろう。
私の《空間把握》では出来ない芸当だ。
両者共に、その肩書きは伊達では無いようだ。
「どうぞ」
扉を開いたルネさんが、私を呼んだ。
「失礼します」
声にしたがいわ私も部屋へ入り込んだ。
「ようこそ。
盗賊と暗殺者の検挙数、第一位のバトラー君?」
入って直ぐ目の前に、足を組み、その上で両手を置いた好青年が居た。
恐らく、否、確実にこの青年が副ギルド長だろう。
「初めまして、副ギルド長殿。
それで、検挙数第一位とは、どういうことですか?」
「言葉通りの意味だよ。
逸話付きのS級盗賊と暗殺者、七人。
二つ名付きのA級盗賊と暗殺者、二十五人。
通常のD級からB級までの盗賊と暗殺者、九十七人。
そして、自首した暗殺者、一人。
総勢、百三十人。
まず間違いなく、歴代検挙数第一位だろうね」
そんなに捕まえてましたっけ?
いや、馬鹿みたいに捕まえたことは確かですけど。
『称号《盗賊狩り》《暗殺者狩り》《逸話持ち》を入手しました』
『称号の数が十を越えました。
エキストラツール【???】を習得しました』
『称号が登録されておりません。
称号を登録してください』
なんだか、いきなり色々来ましたねぇ。
「っと、自己紹介がまだだったね。
副ギルド長をしているネロだ。
よろしく」
おっと、自己紹介されました。
ログに気をとられて、聞き損ねるところでしたよ。
「よろしくお願いいたします」
「うんうん。
それじゃあ、話に移ろうか」
そういって、ネロさんは、少し間をおいて話を始めた。
スキル
ロープマイスターLv50 暗器Lv29 踏技Lv2 雷魔法Lv64 風魔法Lv64 空間認識Lv43 テイマーLv46 身体強化Lv26 看破Lv38 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉
控え
酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17 採掘Lv5 大声Lv32




