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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
肆章 武器と生産と毒蠍
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老兵の孫

「ここが儂の家じゃよ」


「ここ、ですか」


私が顔をあげると、そこには質素で小さな家があった。

良いセンスだと思う。

そう思ってると、サガさんがその家のドアを開いた。


「帰ったぞ~」


「お帰り!お爺ちゃん!」


サガさんが開いたドアから一つの影が飛び出し、サガさんに抱き付く。

それは、小さな少女だった。


「おお、良い子にしてたかのぉ?」


自身の胸辺りに顔を押し付ける少女の頭を、サガさんは優しく撫でている。


「掃除洗濯料理勉強。全部やったよ!」


「それは、良くできたのぉ」


良いながら、サガさんが少し強く頭を撫でる。

少女は、嬉しそうな声をあげながら喜んでいた。


暫く、その微笑ましい様子を見ていると、少女が此方の視線に気がついたようで、顔をあげた。

同時に、右耳の上から右目を通って鼻の上までを、斜めに残る切り傷が現れた。


「御客さん?」


「そうじゃよ。

なかなか、食えん奴じゃが良い奴じゃから、安心せい」


傷を見られたくないのか、サガさんで顔の右側を隠しながら私を見る少女に、私は軽く頭を下げた。


「世外人のバトラー、ともうします。

よろしく」


「あ、えっと、お爺ちゃんの孫のサラです!

よろしくお願いします!」


そんな私にたいして、慌ててサラちゃんも頭を下げた。


「さて、玄関口で話すのはこの位にしておこうかのぉ。

さっさと飯にしたいしの?」


「そうですねぇ」


「はい!」


サガさんの提案に私とサラちゃんが頷き、三人一緒で中へと入っていった。


────────────────────────


「どうぞ」


「………ありがとう」


出された料理は、簡単な焼き肉料理だった。

ただし、生産物として着く評価がEからSSSの内のSという凄まじい物ではあるが。


「ホッホッホ。

どうじゃ?すごいじゃろ?」


僅かに目を見開いた私に気がついたサガさんが、満面の笑みで言ってきた。

相変わらず、人を驚かすのが好きらしい。


「ええ、すごいですねぇ」


ここで下手に隠すと、逆に弄られるだろう。

そう確信をもって、私は正直に感情を吐露した。


「じゃろ?じゃろ?

儂の孫じゃから、当然じゃがな!

ホッホッホ」


「お爺ちゃん、恥ずかしいから黙って?」


「モガモガ」


大口を開けて笑うサガさんの口をサラちゃんが塞いだ。

しかし、サガさんはそれでも嬉しそうに笑っている。


「フフッ」


それを見て、私も思わず笑ってしまった。

それを聞いて、サラちゃんが此方を見て赤い顔をした。


「あ、バトラーさんも笑わないでください!」


「と、失礼しました。

それよりも、早く食べましょうか。

折角の料理が覚めまてしまいますからねぇ」


私がそういうと、サガさんが笑いを止める。

それに安心したサラちゃんも口から手を離して、席についた。


「それでは、食べるかのぉ」


「はい」


「時間が掛かったのは、お爺ちゃんのせいなのに」


「ホッホ」


「笑ってごまかさないでよ。

全く」


微笑ましい会話をしながらも、簡素で豪華な食事が始まった。

スキル

ロープマイスターLv50 暗器Lv29 踏技Lv2 雷魔法Lv64 風魔法Lv64 空間認識Lv43 テイマーLv46 身体強化Lv26 看破Lv38 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉


控え

酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17 採掘Lv5 大声Lv32

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