王都[ストラル].9
予定掲載設定で一日ズレてしてたみたいです!
今、気付きました!
申し訳ありません!
「サガ!バトラー!」
[南の坑道]を抜けて(モンスターはサガさんが鎖で粉砕し続けて、私は疾走し続けた)王都の門に到着した私達に聞き覚えのある声が掛かった。
ガンキンさんだ。
「ガンキン!奴は!?」
「屋上のクイナが見張っている!
そっちで話を聞いてくれ!」
「了解じゃ!バトラーは少し休んでいてくれ」
「お言葉に甘えて」
門についている梯子を老人とは思えない速さでサガさんは登っていった。
それを座って見送っていると、ガンキンさんが此方に歩いてくる。
「お疲れだな、バトラー」
「流石に疲れました」
ボス戦の後に休む隙がなかったからな。
今のうちに疲れを少しでも癒したい。
「だが、助かったぜ。
サガの奴はあまり足が速くないからな。
今度、無料で鑑定してやるよ。
宝箱でもなんでもドンと来い!」
「それは有り難い。
丁度、宝箱が五箱ほど手に入りましたからね。
そちらをお願いします」
「おおう、早速かよ。
とりあえず、サラちゃんを傷付けた奴を吊るしてからだけどな」
「サラちゃん?」
知らない名前だ。
まあ、話の流れ的に予想はできるが。
「ん?なんだ、知らないのか?
サガの孫だぞ」
やっぱりか。
「知りませんねぇ。
そういえば、吊るす目標も聞いてませんでした」
今思い出すと聞いていなかった。
「おいおい。よくそれで受けたな」
「まあ、良いじゃないですか」
「そりゃ違いないがな。
んじゃ、教えとくぞ。
目標の名は、」
「ラクドじゃ!」
「………」
梯子を幾つか飛ばして、鎖で体を固定しながら高速で降りてきたサガさんが、会話に割り込んできた。
それにたいして、最後のセリフを取られたような感じになったガンキンさんが無言になる。
しかし、構っている暇は無いようだ。
「行くぞ、バトラー!
クイナが目標を見失った!
分かっている所から時間が経つだけ奴は遠ざかる!」
「了解しました。
ガンキンさん。宝箱を置いときますので鑑定お願いしますね」
「あ、ああ。行ってこい」
若干気落した様子のガンキンさんを置いて、私達は駆け出した。
途中からサガさんをおぶった方が速いことを悟った私は、サガさんをおぶって走った事は、まあ、今はどうでも良いことだ。
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「此処じゃ!」
とある路地の前でサガさんが私にストップをかける。
「それでは、頼むぞ。バトラー」
「はい」
先に言われた通り、そこでサガさんを降ろして、私は《空間把握》で広域に《看破》を使う。
そして《空間把握》の中にラクドの反応は、
「どうじゃ?」
「………すみません」
無かった。
「クッ」
悔しそうにするサガさん。
それを見て、もう一度、《空間把握》を使う。
だが、やはり反応はな………い?
「サガさん。面白いものを見つけました」
「なんじゃ!?」
私は、路地にはいって暫く進んだ所で床に触れる。
そこで《空間把握》と《看破》を同時にしようする。
先程の感じた反応がより強く感じられた。
「サガさん。この下に空洞があります。
かなり下まで行っていて私の《空間把握》では底までたどり着けない位の大きな空洞ですね」
「なんじゃと!?」
サガさんはかなり驚いた様子だ。
長くこの王都に住んでいる住人が全く知らない大きな空洞。
臭うな。
「《慧眼》でここを中心に解析してください。
なにか、わかるかもしれません」
「無論じゃ!」
サガさんが、一度目を閉じてから大きく見開く。
目の周りに青いエフェクトが昇り、ユラユラと揺らめいた。
「なるほどのぉ。
こんな小細工がされておるとはな!」
何かを理解したサガさんが、片手で左の壁を強く叩く。
ガコン!
ズズッ
その壁が数十センチめり込んだ。
同時に床が左右にズレる。
現れたのは、人一人が入れるほどの穴と小さな梯子だ。
「内側の五段目の梯子にも同様の仕掛けがされておる。
先に入って開けてくれんか?
この壁を放したら勝手に元に戻るようじゃからな」
「了解しました」
先に入って、五段目の梯子を掴んで押し込む。
「いいですよ」
暫くすると、サガさんが降りてきた。
サガさんが、四段目に両足を着けて完全に穴に入った辺りで五段目の梯子を戻す。
周囲が真っ暗になった。
《空間把握》があるから特に問題は無いが。
「それでは、行きましょうか」
「うむ」
私達は、地下の空間への梯子を降り始めた。
スキル
ロープマイスターLv50 暗器Lv28 踏技Lv1 雷魔法Lv64 風魔法Lv64 空間認識Lv42 テイマーLv46 身体強化Lv26 看破Lv37 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉
控え
酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17 採掘Lv5 大声Lv32




