南の坑道.4
休みの分も含めて投稿です!
次は、今日の十二時です!
「ブボォ!?」
「それで、ここのボスはどういう奴なんですか?」
[南の坑道]の中を歩いていくサガさんに聞く。
「グギャ!?」
「ふむ。見ればわかるとしか言えんのぉ。
まあ、お主の縄の技能でも勝てる相手じゃ。
心配することはない」
サガさんは何てことはないようにそういい、ズンズン洞窟を進んでいく。
これは、何も答えてもらえそうにないな。
「グガァ!?」
「じゃあ、質問を変えます。
ナイフ系の武器の使用は駄目として、魔法はどうなんですか?」
「ブバァ!?」
「そうじゃな。中級までなら許可する。他は駄目じゃな」
「グギィ!?」
「フルー達の支援は?」
「グゴガ!?」
「そちらは、いいじゃろ」
「ギギィ!?」
「成る程」
「「「グギャァァアア!!」」」
「「いい加減、失せろ!」」
偶然、遭遇した小悪鬼達の集団を千切っては投げ千切っては投げ進んでいるが、いい加減面倒になってきた。
途中で、ユニークらしき鎧武者のような小悪鬼が居たが他の有象無象と同じ様に首吊り&首絞めの刑に処されたこと以外には特に覚えてないくらい倒している。
「ハア。すこし、伏せておれ」
「はい」
手を前にだして言ったサガさんの前から退く。
すると、サガさんの手が茶色の光に包まれた。
「【破城鎚】!」
巨大な鉄槌が眼前に生じ、残っていた小悪鬼を轢き殺した。
「今のは?」
初めて見た魔法に感心しながらサガさんに聞く。
「土の中級の魔法じゃよ。
狭いところでは重宝しとる」
「へぇ」
確かに、あの重量感溢れる魔法は狭いところで使われれば驚異だろう。
しかしあまり速度がないから広い場所では簡単にかわせそうだ。
「それよりも、着いたぞ」
「おや、そうですね」
【破城鎚】により、かなり開けた場所と化した坑道の先に重厚な扉が見えた。
ボスの扉だ。
「一応、武器を預かっておこうかのぉ。
そこに、結晶体があるじゃろ?」
サガさんの指の先をおうと確かに透明な結晶が浮いていた。
「それは、ポータルというてな?
道具を入れたり、登録しておけば別のポータルから移動できる代物じゃ」
「それは、知りませんでした」
そんな便利な物があったとは。
と言うことは、梟の扉の前にもあったのだろうか。
登録しておけば良かった。
勿体ないことをしたと思う。
「触れれば登録できる。
使わぬ道具を入れておけ。
武器ものぉ」
「はい」
言われた通り、アイテムの欄にある物を幾つも入れていく。
入れていくうちに体が軽くなっていく感じがした。
「?」
「どうかしたか?」
「いえ、体が軽くなっていくもので」
「軽く?
ああ。御主、アイテム欄のアイテムをここに預けたり、出したりしたことはあったかのぉ?」
「いいえ?
ほぼ無限に入っていくみたいなので」
それを聞いたサガさんは納得したように頷いた。
そして、ゆっくり口を開く。
「確かにの?
アイテム欄にアイテムは無限に入るといっても間違いではない。
しかし、一定以上の量を持つと幾つかのペナルティが発生するんじゃよ。
お主は、一度も預けた事がないと言っておったし、それを受けていたんじゃろ」
「成る程。
次からは気を付けます」
「そうしておけ」
暫くして、やっと余計なものを移し終えた。
体の軽さは、まるで百キロの重りを外したような程、軽く感じる。
実際に百キロの重りをしたことはないですけどね。
それにしても、どれだけ溜め込んでいたんだろうか。
ルドゥの時に減らしたのは、まさに氷山の一角に過ぎなかったと言うことだ。
「む?終わったようじゃな。
それでは、武運を祈るぞ」
「はい」
律儀にも周囲を警戒していてくれたサガさんに押されて、私はボスの扉を左右に開き、足を踏み入れた。
ペナルティについて
アイテム欄でペナルティを受けないのはアイテムの種類が50種類までです。
それ以上になると
51~60 移動速度制限(微)
61~70 移動速度制限(小)
71~80 空腹速度向上
81~90 移動速度制限(中)
91~100 移動速度制限(大)
それ以上だと
空腹速度向上と移動速度制限(大)
主人公のアイテムの種類は118
つまり、最後です
ついでに此処まで溜まったのに違和感に気が付かなかったのは、VRの世界というなれない空間での半年以上もの間、気を張っていた事に対する精神的な疲労と勘違いしていただけです
装備が比較的軽くて早く動けることを差し引いても、その状態で普通に行動するどころか圧倒する辺り化け物じみてるな、この主人公
スキル
ロープマイスターLv50 暗器v28 脚技Lv42 雷魔法Lv64 風魔法Lv64 空間認識Lv40 テイマーL45 身体強化Lv20 看破Lv35 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉
控え
酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17 大声Lv32 採掘Lv5




