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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
参章 発掘と拠点と鬼王
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南の坑道.1

「それで、ここは何処ですか?」


所々にある、この洞窟を支えるための固定器具を見ながら私は、サガさんに聞いた。


「何処って、[南の坑道]じゃよ?

お主もお伴を消して門を通ったじゃろ?」


先をいくサガさんは、当然のように答える。


「私が聞きたいのは、ここに来た理由ですけどね」


「む?言うとらんかったかの?」


「ええ。聞いてませんよ?」


「そりゃ、悪かった、の!」


グシャリとサガさんが、襲い掛かってきた小さい人形のモンスターの頭を鎖の先の分銅で潰した。


「謝っているように見えないのですが・・・」


「そうかのぉ?

それより、いい加減止めを刺してやらんのか?」


サガさんが振り返って此方の上を見る。


「ググギギギ」

「ゴギャギャ」


サガさんが倒したのと同種の二体が、首を吊るしている。


「放っておけば死にますけど、まあ良いです。

【締め上げ】」


「「!!!」」


首にかかっていた縄が一気に締まり、唯でさえ減っていたHPが急速に減っていき、二体は声もあげられずに死に絶えた。


「惨いのぉ。小悪鬼とはいっても、人形ひとがたじゃというのに」


「むしろ、人形だからこそこうやって倒しているのですが?」


「そうかの」


私の言い分に、なにやら諦めたらしいサガさんは話題を移行した。


「それでは、まだ言ってなかったここに来た目的を言おうかのぉ。

っと、またモンスターじゃ・・・」


「【風伯】」


「プギャ」


坑道の角から現れた小悪鬼よりも大型のモンスター、中悪鬼を話を早く済ませるために一撃で真っ二つにする。

樹海での熊に当たるであろうそのモンスターを、熊を真っ二つにできた【風伯】で倒せない道理は無い。


「容赦がないのぉ」


「得があれば、幾らでもしますがねぇ。

それより、理由を」


話を進める様に言う。


「ふむ。

まあ、簡潔に言おうかのぉ。

ここに来た目的は、素材集めじゃ」


「ああ、分かりました。

要するに、鎖の扱い方を教えるために、まずは鎖自体を作ろうと言うことですね?

それで、その素材を集めに来たと」


「お主は、察しが良くてつまらんのぉ。

また、意表を突いてやりたくなる」


「やめてほしいですねぇ」


そうしている間にも、私達は洞窟を奥へ奥へと進んでいった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「そういえば、気になったんですが」


「なんじゃ?」


悪鬼や小悪鬼を倒しながら、私はサガさんに話し掛けた。


「このモンスター達の武器ってどういった基準で決まるんでしょうか?」


剣、盾、槍、弓、杖、鞭、銃などの武器をもってして襲ってくるここのモンスター達。

いずれも稚拙で武器もボロボロだが、プレイヤー達のメインと同種の武器だ。


「儂の記憶が確かなら儂ら、人の武器の多さに応じるようにモンスター達も武器を持っているらしいのぉ」


「だから、縄が全然無いんですね」


「ここに来るとよりはっきりとそう思えるようになるのぉ」


ついでに言っておくと、私以外に縄系統の武器を使っているのを見たことあるのは、サガさん一人だけである。


「っと、着いたの。

此処が、採掘場じゃ」


どうやら、目的地に着いたらしい。

場所は、洞窟のいくつかあった横道の1つの行き止まりだ。

行き止まりの壁にある大きな切れ目の前でサガさんは、鎖を手から放す。


「さて、採掘に入りたいのじゃが、お主はまだ《採掘》をとっておらなんだな。

で?どうするんじゃ?

取らなくても、効率は悪いが出来んこともないぞ?」


ピッケルを取り出したサガさんは、此方に聞いてきた。

返事は、決めてある。


「取りますよ。《採掘》」


言いながら〔技巧石〕を片手で砕いて、《採掘》を選択して《大声》と交換する。


「準備は、出来たようじゃな。

なら、これをやろう」


サガさんが取り出したピッケルを此方に渡してきた。


「《看破》で材料を理解できれば、《道具職人》で作ることができるじゃろう」


「ありがとうございます」


早速、《看破》を使って材料を理解する。


「〔鉄鋼てっこう〕と〔柱木はしらぎ〕ですか?」


「〔鉄鋼〕は、採掘をしていれば普通に手に入るじゃろうし、〔柱木〕は、ギルドに売ってるじゃろうから、簡単に作れるようになると思うがのぉ」


サガさんが、材料の事を話してくれる。

だが、いきなり口の端をあげて得意気な顔になる。


「まあ、それはただのピッケルじゃ。

儂の持っている特別製の物は、ちと違う」


何故か、自慢話染みてきた。

言いながら出してきたのは、明らかに私の今持っているピッケルよりも格上のピッケルだ。


「これは、擬態樹ぎたいじゅというモンスターの〔再生木さいせいぼく〕と高純度の〔翡翠ひすい〕で作られ《刻印職人》に【尾を飲み込む蛇】の刻印を刻んで作られた高速自己再生するピッケルなのじゃ!

まあ、お主には?

どれもまだ手の届かぬ物じゃろうがのぉ」


ふんぞり返って偉そうにしている人と言うのは、殴りたくなりますよねぇ。

ですが、物理的に殴るのは色々と不味いので精神的に殴ることにする。


「ああ、〔再生木〕なら私も持ってますよ?」


「なんじゃと!?」


結構なダメージを与えたことに満足した。

何時〔再生木〕を入手したか分かりますか?

ヒントは、『親不孝な鳥』です。

ヒントからして難しいでしょうかねぇ?

ポロッと出てる上に擬態樹の擬の字も無いので探す場合は、頑張ってくださいね。


小悪鬼こあっき

属性 無or火

分かりやすく言えばゴブリン

プレイヤー達のメイン武器の比率に応じてゴブリンの武器の比率なる

杖を持つ場合は火魔法を使う


中悪鬼ちゅうあっき

属性 無

分かりやすく言えばオーク

戦斧せんぷや大槌などの大型の武器を振るうパワータイプ


擬態樹ぎたいじゅ

属性 無

目も口も無い唯の木のモンスター

攻撃力は皆無だが高い隠密能力と再生能力を持つ

倒すには中位の合成魔法以上の威力での十連撃位しないといけない


スキル

ロープマイスターLv49 暗器v19 脚技Lv37 雷魔法Lv64 風魔法Lv64 空間認識Lv37 テイマーL40 身体強化Lv12 採掘Lv1 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉


控え

酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17 看破Lv31 大声Lv32

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