表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
参章 発掘と拠点と鬼王
49/90

東の樹海.8

新しいものでの実践の話ですよー。

それでは、お楽しみください。

「着きましたかねぇ」


私は、スタンと木々が開けた場所に着地した。


「掛かった時間は、十分ですか。

まあ、いいですね」


木から木へと【跳躍】しながら、《看破》と交換してある《大声》で進路方向のモンスターに向かって行いながら来たのだ。

後ろには、煙とともに迫ってくる沢山のモンスター達。

数分だが、広範囲の敵対心ヘイトを稼いだのだ。

これくらいなくては困る。


「さて、初陣といきましょうか?ノウン」


「チュゥ~」


「不安にならなくても大丈夫ですよ。

あなたは、あなたがしたいようにしてください。

私はあくまでサポートですが、自身とあなたを守りながらあれらを全滅すること位は出来ますから」


「チュ!」


「よし。では、狩りと行きましょうかね」


いま、やろうとしているのはノウンに一定の戦闘を体験させる事だ。

ミナさんに聞いたのだが、卵から産まれたモンスターは、食事と睡眠と戦闘を体験しないと(1)にならないらしい。

だから、こうしてある程度の戦闘を体験させようとしているわけだ。


話している間に近づいてきた熊の手を開いた鉄扇の面で反らして払う。

そして、今度は閉じた鉄扇で熊の顎を下から強打して胴体をがら空きにさせる。


「チュ!」


バチリという音と共に地面から砂のような黒いもの、砂鉄が飛び出て熊の腹に刺さるが薄くしか刺さらない。

仕方無いので開いた鉄扇で熊の首を跳ねる。


「チュ~」


「始めての攻撃で当てるだけ上出来ですよ。

このまま、頑張りましょう」


「チュ!」


飛蝗の突撃を鉄扇で弾き、足で蹴り殺しながらノウンを慰める。


次に狙うのは、兵隊蜂だ。

軍隊のようにうようよといる蜂が一つの生き物のように連動しながら向かってくる。


「丁度いいですね。新しいツールの試しといきましょう。

しっかり、捕まっててくださいね」


「チュ?」


扇を持つ方とは逆の手の指に四つのナイフを挟み一度に蜂に投げる。

そして、ナイフが蜂に当たる直前でツールを使う。


「【爆発】」


四つのナイフが一度に爆発した。

一つ一つは小さいが、四つもとなると大きくなり、蜂の軍隊を呑み込んだ。


「ふむ。中々良いですねぇ」


《空間把握》で見たが呑み込まれた蜂は、全滅したようだ。

後方に少し余ってしまったが。


「ガアアアァァァァ!!」


「チュ!」


「ん?」


此方の背後から攻撃しようとしていた熊の手を扇で反らそうとしたら、その前に熊が止まった。

何かと見ると地面から出た砂鉄が首に刺さっている。


「ノウン?」


「チュ~!」


「そうですか。良くできました」


どうやら、先程の私の事から首への攻撃が良いのだと思ったらしい。

そして、やったら大成功というわけか。


「唯、」


「ゴアアアァァァ!?」


「チュ!?」


「威力不足ですね」


首に刺さっているが奥まで刺さっている訳でもなさそうで効果が薄いようだ。

そのまま、襲ってくる熊の腹にナイフを投げる。


「【炸裂】」


パンっという音と共にナイフが弾け散弾のように熊に刺さる。

だが、一撃では足りないようだ。

もう一度、今度は頭に向かって【炸裂】を使い熊を倒す。


「チュ~」


「気にしない、気にしない。

次、行きますよ」


スライムからの風属性の攻撃を避けてナイフを一つ投げる。


「【石化】」


ナイフに当たった所が石になる。

しかし、効果が弱いためその範囲は小さい。


「チュ!」


そこに、砂鉄が飛んでいく。

砂鉄は、固くなって弾力のなくなった体を容易に破壊した。


「おお。上手いですよ」


「チュ~」


ノウンが、嬉しそうにしているのを見ながら探していたモンスターを発見した。

生意気にも木の裏に隠れて命令をしていたのは、女王蜂だ。

そこに、ナイフを投げる。


「【貫通】」


ナイフは木に当たると少し遅くなったが、そのまま進んで女王蜂の頭を貫通した。

すると、連携がとれていた兵隊蜂がバラバラに動き始める。

真っ直ぐに此方に来る蜂だけを片付け、来ないのは放置する。


そして、前座が終った。


「「「「ゴアアアアアァァァァァァ!!!」」」」


今まで戦っていたのは、脚の速い個体。

つまり、脚の遅い個体がこれからやって来るのだ。

まあ、主に熊とスライムだが。


私は、再び四つのナイフを出して投げる。

狙いは、先頭を走る四体の熊だ。


「【毒】」


《暗器》の中で唯一使っていないツールを使う。

四つのナイフは、《暗器》の効果で見えにくくなりながら飛んでいき、見事に四体の体に刺さる。

その中で、毒状態になったのは一体だけだった。


「まあ、(微)ですしね」


走った勢いのまま、体当たりしてくる熊達を乗り越え後ろにゾロゾロといるスライムに向かう。


「さて、次は此方です」


目を向けるのは、使っている鉄扇だ。

それを、表面の雷神を前にして振るう。


「【雷公らいこう】!」


すると、モンスターの横に大きな雷が生まれ、振った軌道を真似るように横に動く。

地面もろとも抉りながら、横薙の雷はモンスターを分解していった。


「おやおや、すごい威力ですね」


残っていた蜂も沢山いたスライムも全滅したようだ。


「ゴアアア!」


「チュゥ!」


「グガアァ!?」


乗り越えた熊の一体が襲ってきたがノウンが、目を狙って砂鉄を飛ばし、足を止める。

その間に、私は鉄扇の裏面の風神を前にして熊の方に振るう。


「【風伯ふうはく】!」


すると、鉄扇から竜巻が登った。

竜巻は、細く高く登り、直進した。

風は、足を止めた熊を切り飛ばして尚、進んでいき他の三体の内、二体を粒子に変えて何処かへ飛んでいった。


「また、凄い威力ですね。

そして、見た限り、【雷公】は横の攻撃で【風伯】は縦の攻撃と言うことでしょうか」


「ゴアアアァァァ!!」


「チュゥ!」


二つのツールを解析していると最後の熊が襲ってくる。

しかし、ノウンがそれの足止めするため、安心していられる。


「さて、《称号》についているツールを使うのは初めてなのでどうなるか解りませんが、行きますよ?」


足を一歩、前に出し、熊の懐に入って、扇を持つ手に力を込めて、


「《てんまい》【回天舞踏かいてんぶよう】」


行った舞という旋回運動は、懐という狭い場所でも構わず成功し、至近距離ということもあって攻撃は、過剰なほどに熊に通っていく。

鉄扇の面での叩きは、 胴を捉え、手を弾き、骨での切り裂きは、足を傷付け、首を跳ねた。


「………………」


首のない熊が後ろに倒れ、騒がしかった周囲が静かになった所で、鳴き声が聞こえた。

ノウンだ。


「チュゥ!」


『食事と睡眠と戦闘を体験しました。

また、《テイマー》のLv25以上を確認しました。

ノウンを〈0.5〉→〈2〉にします』


ポワッとした光がノウンを包み、直ぐに弾ける。

そして、弾けた後には、短かった針が伸びたノウンがいた。


「おめでとうございます」


「チュ~」


嬉しそうにノウンが鳴いた。

状態異常の分類


ダメージ類

毒 (猛毒)

一定のダメージを時間差で与える

火傷 (大火傷)

火傷の範囲でダメージを時間差で与える

呪い (怨念)

完全なスキル依存のダメージを与える

(モンスターが使った場合)

同種族でも個体によってダメージが違う


非ダメージ類

麻痺

一定の時間の行動か過大な制限をかける

睡眠

一定の時間の行動を一切を封じる

凍結

凍結の範囲の行動を制限し魔法的防御を下げる

石化

石化の範囲の行動を制限し物理的防御を下げる

盲目

視角情報を一時的に使えなくする

難聴

聴覚情報を一時的に使えなくする

鼻腔

嗅覚情報を一時的に使えなくする


ー備考ー

毒と麻痺と睡眠は、発動できれば効果は一定です。

逆に火傷と凍結と石化は、発動してもその範囲が狭いと効果はあまりありません。

しかし、広ければ上記の三つよりも高い効果を発揮できます。


スキル

ロープマイスターLv48 暗器v18 脚技Lv36 雷魔法Lv64 風魔法Lv64 空間認識Lv37 大声Lv32 テイマーL39 身体強化Lv10 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉


控え

酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17 看破Lv31



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ