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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
弐章 親友と逃走と鎌鼬
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妹とその仲間達との決闘

「先手、貰うわよ!兄貴!」


始まって真っ先に此方に突っ込んできた妹は、そのまま剣に薄い水色のエフェクトを纏わせた。

他の三人は、弓をつがえたり杖を掲げたりと援護する構えだ。

普段からそんな感じなのだろう。


「それでは、各自で臨機応変に動きましょうかね」


「コン!」


「ポワ!」


「じゃの」


それにたいして殆どが初対面の此方は、そんなことは、出来ない。

なので、個々で動くことにする。

クイナさんは、後ろに下がった。

ルドゥは、私の肩に。

フルーは、一瞬私といるべきか迷ったようだが弓のクイナさんが近付かれると危険だと思ったのかついていった。

頭の良い仲間達だと思う。

そして、私も突っ込んでくる妹と相対するために前に出る。


「【突撃ソードチャージ】!」


「おっと」


私は、妹のそれなりの速さの突きを軽く半身になりながら避け、そのまま回し蹴りに繋げる。


「こんなの!」


しかしそれは、ガードもしないで妹の鎧に止められる。


「おや、効きませんか」


「嘗めないでよ!【斬撃スラッシュ】!」


突きをした剣を妹は、私のいる方に向けて振るう。

それを【跳躍】で避ける。

すると、妹が少し笑った。


「今よ!ツバキ!」


「昨日のお返し!【強射撃パワーショット】!」


的確に此方に向かってきたのは、弓による木製の矢だ。

そう。木製・・である。

骨製・・でも魔法・・が付加された訳でもない只の。


「ルドゥ。どうぞ」


「ポワァ!」


パクン!


肩から手の上に移動したルドゥは、私の意図した通りに小さいまま矢を喰らった。


「え!?」


「嘘!?」


食べられるとは、思っていなかったのか矢を放ったツバキと呼ばれた子は、かなり驚いているようだ。


「隙だらけじゃ。行くぞ?【二連射ツインアロー】」


「コォン!」


そこに、フルーの蒼炎弾とクイナさんの二本の矢が飛来する。


「【アイスウォール】!」


「【水切みずぎり】!【かさね】!」


それを、サクラと呼ばれた子が魔法で蒼炎弾を防ぎ、スイセンと呼ばれた子が刀で二つの矢を的確に切り落とした。

その内、矢を落とすために前に出たスイセンに向かい私は、上から魔法を放つ。


「【風馬ふうま】!」


馬を模した風は、空をかけながらスイセンに向かい、


「くっ!」


僅かに刀でガードしたスイセンを容易く吹き飛ばした。


「スイセン!」


「これこれ。人の心配をしておる場合か?【破魔矢はまや】」


「【アイスシールド】!」


その横で、クイナさんがサクラに向かって淡く耀く矢を穿つ。それを、シールドでガードしようとしたが


「知識不足じゃな」


シールドは、矢に当たった瞬間粉々に砕け散った。

そのまま、矢は、サクラの肩に刺さる。

すると、サクラは、地面に膝をついた。


「あ、あれ?」


「サクラ!?」


「ちと、強力な痺れ薬じゃ。威力が不足気味の狩弓なら、当然じゃろ?それより、余所見していいのかのぉ?」


「えっ?しまっ」


「コォォァァアアンン!!」


フルーが余所見をしたツバキに向かって口の前で溜めていた何時もよりも何倍も純度の高そうな蒼炎弾を発射する。


「きゃあああああぁぁぁ・・・・」


当たった蒼炎弾は、一気に悲鳴をあげるツバキを氷像と化した。


「くっ!ツバキ!」


「【拘束】」


妹が氷像になったツバキに向かうが、それを私が捕縛する。


「離しなさいよ!」


「モミジを離せ!【大断刀だいだんとう】!」


その私に向かってさっき吹き飛ばしたスイセンが刀で斬りかかってきた。


「【空絶くうぜつ】」


今は、ルドゥが肩にいないので自身の魔法で防ぎ、弾いた。


「ぐっ!この!」


「無理なら無理と諦めて別の方法を探した方が良いですよ?覚えておきなさい」


何度も刀で【空絶】により隔たれた私に向かって切りつけるスイセンに私は、目をあわせる。

そして、右目のレンズ越しに目があった。


「う・・・あ?」


「お休みなさい」


「zzZZ」


〔夢魔の片眼鏡〕の効果が発動しスイセンは、眠りについた。


「ふむ。初めてですがなかなか、強力ですね。

さて、あとは、貴女だけですよ?」


「ぐぅぅぅ!」


一本では、拘束しきれないと思ったので四本全部で一気に拘束した妹が身動き出来ずに唸る。


「さて、此処で二択の質問です。降参するか、全員倒されて敗北とするか、どうします?」


「………………………………」


沈黙する妹に声がかかる。


「モ、モミジちゃん」


「……………ッ!」


「ほう?知識は無いが、根性は、あるようじゃの」


麻痺して動けないはずのサクラが一生懸命に声をだしていた。


「諦めたら、な、にも、残らない、よ」


「ッ!!!」


「おやおや、なかなかに、綺麗な言葉ですねぇ?モミジ?」


私は、その一生懸命な言葉を茶化してみる。


「……………するな」


それは、この妹が昔っから嫌いな事だと分かっているから。

そして、そんな妹だからこそ、仲間に裏切られないのだと分かっているから。

だけど、それを仲間に分かって貰えない位の自分勝手を知っている。

故にこそ、私は、かぞくに恨まれてでも怒られてでもそれをする。

仲間に分かって貰えるためにそうする。

家族、親友、友達は、大切なのだ。

だからこそ、その人が誤解されたり間違えたりしたら、逃げたり、敵対したりする。

それが、私の倫道として、信条として。


「大好きな三人を馬鹿にするなぁ!」


「(それでこそ、妹です。ですが、それとこれとは、話は別ですよねぇ)

抵抗の意思ありですね?

では、倒されて敗北ということで。

なら、クイナさん。フルーをつれてもう五m下がっていただけませんか?」


「む?」


「お願いします」


「分かった」


すでに、それなりの距離を下がっていたクイナさんがフルーをつれてさらに下がったのを確認してから上を見る。

きちんとまだ、それは、上空にいた。

そして、言う。


「【跳躍】っと。ルドゥ。『巨大化』」


「ボォォワァァァアア!!!」


瞬間、上空にいたルドゥが初めて会った時の巨体になって降ってきた。


ズドオオォォォォンンン!


そして、巨大で巨重なその体で強力なボディプレスを動けない四人に行った。

圧勝で圧殺でした。

妹の心は、上手い事折れることができなかったので次の話で方向性を変えた罰を与えるとしますかねぇ。

まあ、それとは別に麻痺、睡眠、凍結ときたら次は、石化ですよね。

『拘束使い』なんだから全部一人でできるくらいにしなくては!

何時か、出したいなぁ。


スキル

ロープマイスターLv47 暗器v10 脚技Lv33 大声Lv30 雷魔法Lv62 風魔法Lv62 空間認識Lv32 テイマーL34 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉


控え

酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17








最後、強引だったかなぁ?


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