妹との遭遇.3
「でやああああ!!!」
「此所でこうすると・・・」
「違う違う!もっと、こうして!」
「おお、やっとるのぉ」
ギルドの奥、[訓練所]には、結構な数の人々が一人で、もしくは、数人で手合わせをしたり、的のような物を使って各々、己の腕を磨いていた。
「なんだか、良いですねぇ。こうやって人が腕を磨いているのを見るというのは」
「そうじゃな。じゃが少し場所を開けてもらわんと決闘が出来ん。退いてもらおうかのぉ」
「いいんですか?」
「気にせんでいい。ここにいる殆どの者は、言い方は、悪いが強くなり外に飽きて、しかし、することがない自身を鍛えるためだけに来ている暇人じゃ。そして、その暇人は、刺激を求めておる。決闘なぞは、最近やっとらんかったから良い刺激になると逆に開けてもらえるかもしれん」
「そうなんですか?」
『そうなんです!!』
クイナさんに聞いたつもりだったが、何故か数多の訓練所に居た人達から返事が返ってきた。
「やはり、聞き耳立てておったな?」
少し、目を細めて呆れたようにクイナさんが言う。
「そりゃ、訓練所に五人も初めてくる奴がいるんだぜ?」
「そーだ。そーだ。気になって聞き耳立てるにきまってる!」
「おう。しかも、決闘だぜ?」
「気になるに決まってんだろ!なあ!?」
『うん』
良いコンビネーションだ。
「と、言う訳じゃ。さっさと始めるぞ?童共」
「わ、わかってるわよ!」
「「「はーい」」」
「仲が良いですねぇ」
此方も此方で良いコンビネーションだと思う。
「それでは、まず参加者を決めましょうか。此方は、クイナさんと私。あなた達は?」
私が話し掛けると四人は、集まって話始めた。
「私は、まあ、決定ね。もう一人は、誰が出る?」
「んー、どうしよっか?ついでに、私は出たいよ?勝ってフルーちゃんモフりたい!」
「私も出たい。理由は、サクラと同じだ」
「それなら、私もデスペナの借りを返したい!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
「やれやれ。女三人いれば姦しいと言いますが四人いても同じですね」
「コン」
「ポワァ」
「そういうものじゃよ」
あーだこーだ言ってる四人を見ながら私達、二人と二匹は、言った。
そしたら、スイセンと呼ばれていた子がハッとしたように此方を向いて再び三人に向き直って何か言う。
すると、話が決まったようで四人が此方を向いた。
「決まりましたか?」
「ええ。私達は、四人全員で出るわ!」
「その代わり、そっちもその2匹を出して!」
「そうすれば四対四です!」
「完璧だな!」
「仲がええのぉ」
イエーイと四人がハイタッチするのを見ながらクイナさんは、言った。私も、全くの同意見だ。
「フルー、ルドゥ。良いですか?」
「コン!」
「ポワ!」
「ふむ。良いみたいですね。それでは、四対四の個人戦か団体戦。どちらにします?」
「団体戦!」
「なら、次に・・・・」
~暫くして~
『やあ!( *・ω・)ノ
妖精さんだぜ!?(^-^)v
決まったルールを発表しまーすd=(^o^)=b
1.四対四の団体戦
2.使用武器は、メインのみ
3.道具の使用禁止(矢などは、OK)
4.最後に残っていた方が勝ち
5.残っていた方の要求を1つだけ叶える(増やすことや無茶なことは、NO)
ということになりました♪(*^▽^)/★*☆♪
それじゃあ、妖精さんでした~(^ー^)ノ』
五分ほどの会話で決まったルールを確認しながら私は、最後に必要だと思うことを切り出した。
「さて、あとは、勝負の審判か欲しいですねぇ」
「それは、儂がやろう」
遠回りに見ていた人達の中から見覚えのある一人の初老の男性が出てきた。
「サガさんじゃないですか」
「バトラー。いつになったらお主は、儂に会いに来るんじゃ?」
「とりあえず、用事がもう少しで解決しそうですので、そうしたらですねぇ」
「そうか。なら、その間に出来そうなことをいっておくかのぉ」
「とりあえず、この後、お願いします」
「わかっておる。それでは、決闘を始めようかのぉ」
ルール、審判と決まり場所も用意された。
向こうの四人も此方の四人(二人と二匹)も準備万端で観客までいる。そして、
「正々堂々と決闘をするように!始めじゃ!」
決闘の火蓋が切って落とされた。
変化がないのです。




