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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
弐章 親友と逃走と鎌鼬
35/90

東の樹海.6

忘れていた現在のステータスと新しい称号を後書きに出しておきました。

良ければ御覧ください。

『ァァアアアァァア』


「ん?」


なんか、知らないですけど悲鳴が谺して耳に届いてきた。

まあ、此方も悲鳴をあげるような状況のような気がするが。


「ゴアアアァァァアァアァア!!」


ブブブブブブブブブ


「いやはや。まさか、落下点に蜂の巣が有って更にそれを狙っていた熊に目をつけられるとは」


現在、一頭の熊と数百匹の蜂に追われている最中だ。

無論、こんな状況なら真っ先に熊に蜂を押し付けるだろうが


「ビーー!」


女王の統率により目標を此方に絞ったままで押し付けられない。

しかも、女王の指示か蜂の何匹かが熊を案内している始末。

敵の敵は味方理論か知らないが女王頭良すぎである。


「お、また居ましたね。っと」


プチッ


「ピギャア」


ついでに逃げながらしているがグリーンスライムは木の枝くらいの高さから落ちて踏むと簡単に死ぬ。

多分、私位しかそんなことしないが。


「さて、いい加減どうするか考えなくてはいけませんね。武器は無い。MPは1割程。フルーの再召喚は明日の2時。詰んでますね。どうしましょうか」


跳躍で地面まで降りていた身を再び木の枝まで上げて行く。

そんな中、私はいいものを見つけた。


「おや?あれは、」


「ビーー!」


「おっと」


いいものに気をとられた時を女王蜂に狙われた。

何故、兵隊ではなく女王だったのかは恐らく伝達までのタイムラグを気にしたのだろう。

仮説だし当たっているかの確認もできないがそうだった場合、冗談抜きで女王蜂は賢い。


「ですが、丁度良い」


拳大の女王蜂を掴みそのまま良いもの、沼の方に投擲しその後を追う。

昨日、この辺は暗くなってから来たので覚えてなかったが沼があったとようだ。

そして、沼に女王蜂が入っていき


バクン


食われた?


「はい?」


予想外の事に驚くが慌てて近くの枝を掴み木を蹴る事で軌道を外し沼の近くに着地する。


ブブブブブブブブブ


と、おってきた蜂の事と熊の事をを音で思い出しとりあえず沼に触れないようにしながら跳躍で木に登った。

その時、


「ボゥアーーーー」


さっきいた所が沼?に食われた。

そして、私の代わりに此方に向かっていた蜂の大群を纏めて飲み込み更には、先導していた蜂に従っていた熊は自ら沼?に突っ込み同様に食われて沈んでいった。


「これは、一体」


『漸次性単独クエスト【スライムの怨念】』


沼の化物を気にしつつクエスト内容を開く。


『漸次性単独クエスト【スライムの怨念】

理不尽な死に方をしたスライム達の怨念が集まって生まれたスライムを浄化せよ

成功条件

1.グルドゥグスライムの討伐

2.グルドゥグスライムを満腹にさせ怒りを鎮める

失敗条件

1.プレイヤーのHPが0になる

なおこのクエストは、強制参加となっております』


「まさか、あれスライムですか」


確かによく見ると黄色い眼のような二つの玉が着いている。


「当たりですか。ということはルドゥグスライムっていうのは、あの沼みたいなスライムの事なんでしょうねぇ。あと、スライムで理不尽な死に方をしたっていうのは踏み潰した事ですかねぇ」


開いた内容からどうしてこんなことになったのか頭の中で整理する。

そんな、事をしていたら目の前に影がかかった。


「ボゥアーーーー」


「ワォ」


グルドゥグスライムが太陽を遮っている。つか高い。なんか、さっきより細くなってる様に見えるけどとにかく高い。

そして、グルドゥグスライムは此方に倒れるように寄ってきて


「ってヤバイでしょう!」


慌てて右の木に飛び移り進行方向から反れる。

グルドゥグスライムはそのまま進んでいき


バクン


木を根こそぎ食らった。


「これってこのままさせたら満腹に出来そうですけど・・・」


環境破壊。この四文字は、少し今は遠慮したい。なんせついさっき身に染みた言葉だ。


『漸次性複数クエスト【環境破壊】』


クエストのモンスター、死神との戦闘を終えたばかりの身としてはあんなものと今戦っては死んでしまう。


「さて、となると必然的に討伐になるんですが」


「ボゥアーーーー」


また、高くなり始めたグルドゥグスライムを見ながら思ったことを口に出す。


「HPも防御力も有りそうですねぇ」


弾力の有りそうなその巨体を見ながら


「まあ、とりあえず」


枝を蹴って


「喰らいなさい」


伸び途中の体に蹴りを入れた。


ズムュン


形が少しだけ歪み、戻ろうとする分の弾力が起き、


「ッ!」


思いっきり弾かれた。危うく木に激突しそうになるが空中で身を捻って体制を整える。そして、再びグルドゥグスライムに目を向けるとHPバーと今までモンスターでは見たこと無い黄色のバーが表示されていた。恐らく満腹度の表示だ。


「効いてませんか」


見えるようになったHPバーは一ミリも減ってなかった。まあ、想定内だが。


「物理、というか打撃のような攻撃は効きそうにないですねぇ。斬撃や魔法のほうが効きそうですが、MPも武器も今は無い身。さて、どうしたものか」


というか、さっきもこんなことを考えていた気がする。


「ボゥアーーーー」


充分な高さに至ったのかグルドゥグスライムが再び身を倒しながら迫ってくる。


「ん?そういえば」


再び大きく移動し避ける。


「このスライム、肉や皮は食べてましたね?満腹度にその分は入るんでしょうか?」


倒れたグルドゥグスライムの満腹度をよく見る。するとすこし、黄色の部分が減って緑になる。


「木を食べた分は入るみたいですが肉や皮の分は入ってないみたいですね」


そのまま、少し観察していると満腹度に変化があった。緑が一気に減って全部黄色のバーに戻ったのだ。

つまり、


「入ってないのでは無く片っ端から消化しているみたいなものですか。消化にかかる時間は、約十分。なんでも食べるなら、いけますねぇ」


諦めかけた条件2を狙うことにする。丁度良く半年分の貯蔵の整理をしたかった所だ。


「さあ、たらふく食べてくださいなぁ!」


手始めに両の手の五本の指の間で1つずつ〔夜行鴉の鶏肉〕を出して掴みグルドゥグスライムに投げつけ返しの手でもう一度投げつける。


バクン!


16もの肉を一口で食べたグルドゥグスライムの満腹度に変化は


「手応え十分」


あった。1割くらいのバーが緑に染まった。


「一度でこれくらいなら多目に見ても〔夜行鴉の鶏肉〕は、二百程消費すれば満腹になりますね。制限時間もありますしちゃっちゃとやりましょうか」


先程と同じ様に指の間に肉を挟み連続で投げつけた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~8分後~


ズドドドドドドドド


バクバクバクバクン


「ポゥアーーーー」


なんだか、満腹度が上がっていくにつれグルドゥグスライムの声が幸せそうになっていくのを感じる。


「あと、2割程ですかぁ」


はっきりいって疲れてきた。此方の満腹度やHPは

まだ充分にあるが、強敵と連戦した後にこのような作業を行わされると流石に精神的にキツい。


「だけどあと少しですしもうひと踏ん張りしましょうか。そしたら、なにがなんでも王都に入って休みましょうかねぇ」


とりあえず希望とか願望とかの望みではない自身の中の決定事項を口に出しやる気の持続を計りながら投げ続ける。

そして、ついに


「ポワァーーーー」


黄色のバーが緑に染まり切った。

グルドゥグスライム

属性 ???

特定数のスライムを特異なやり方で倒すと現れるスライムの稀少種

無惨にも倒されたスライム達の怨念と怒りの集合体

体が大きく弾力がありHPと物理防御力はボス級モンスターにも退けを取らない

満腹になると何故か鎮まる

骨と魔法以外はなんでも食べる


スキル

ロープマイスターLv47 暗器v10 脚技Lv33 大声Lv30

雷魔法Lv62 風魔法Lv62 空間認識Lv31 テイマーLv32 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉


控え 酒職人Lv3 付加職人Lv3 縄職人Lv6 道具職人Lv17


称号《罰を受けぬ者》


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