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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
弐章 親友と逃走と鎌鼬
31/90

乱入者達.3

目茶苦茶久し振りに主人公視点です!

「凄い練度ですねぇ」


私は、戦闘を交代した四人を見ながら言った。

前で戦う確か、エレナと名乗っていた女性は身の丈程の両手剣を使って死神と戦っている。

普通、身の丈程の両手剣を使うと体の重心が引っこ抜かれ体は流れてまともに振るうことなどできない。しかし彼女は、両手剣を振るうと同時にその重心を流れに逆らわずに委ね体を移動させ次の攻撃に繋げたり巨大なその剣に身を隠し敵の攻撃から身を守っている。

また、その少し離れた場所で戦う男性、ユサは大空を飛び回り火球を吐く龍と様々な銃による激戦を繰り広げていた。

回転式拳銃リボルバーの強烈な一撃に始まり自動拳銃オートマチックやマシンガンやサブマシンガンの速射。狙撃銃スナイパーライフルの精密射撃。中には、多銃身式拳銃ペッパーボックスピストル対戦車アンチマテリアルライフル等の珍しい上に高威力の銃達による銃撃を操り龍と互角の戦闘を繰り広げていた。

そして、後ろの二人だが・・・


「何を、どうしてああなるのかいまいちわかりませんねぇ」


まず、ナイと呼ばれていた歌手のような女性だが彼女の周りには何故か楽器が浮いており勝手に演奏している。

曲は、私もよく知っている昔の『◯◯project』というシューティングゲームを原曲としたアレンジ曲達だ。恐らく題名から効果が違うのだろう。歌う曲によって楽器達が纏う色合いが違う。そして、楽器達が纏う色合いと同じ色が戦闘している者達全員に宿っている。しかし本当に何故、楽器達は、独りでに音色を奏でているのだろう。不思議だ。

また、アイさんだがパッと見た限りで言うと弓で矢の代わりに槍を射ている。

しかも、魔法で強化したのか自身も黒い焔を纏ってそれが槍にも伝わっておりかなり禍々しい。しかし、禍々しい反面、構えてから放つ動作は流れるように精錬されており流麗だった。


コツン


後ろから来ていた杖の先が私の頭に当てられた。


「どうかしましたか?ザウベルさん」


杖の持ち主、ザウベルに聞く。


「いや、なに。上位魔法を一発撃てるくらいには回復したので、終わりにしようかと」


軽く笑いながらザウベルは、言う。


「ハハハ。撃たないでしょう?貴方は」


「何故?」


「私が今、死んだらナイさんでしたっけ?彼女の死ぬ確率も上がりますからね」


「否。死ぬ前に助けにいける」


「私も、否と答えましょう。前線の二人は、直に崩れます。今は、互角でしょうが歌が止まった瞬間に明らかに体勢を崩しています。戦闘状況からして俊敏になるような歌を歌っているのでしょうけどだからこそ、止まった瞬間の体勢を崩しやすい。そろそろ、10分経ちますが既に2回危うい場面がある」


「しかり。しかし」


「しかし?しかし、なんですか?龍だけなら貴方だけでもやれるでしょうが死神は?あの4人で相手をさせますか?無理でしょうね。

恐らく死神は、私と同じタイプの戦闘スタイルです。始めは、様子見。そして、一気に攻め立てる。それに先程から少しですが魔法も使っています。それによってエレナさんも段々と受けしか出来なくなってきている。

それに、恐らくマントの中は人骨のようなものでしょう。鎌を持つ手を見ればそれくらいの想像はできる。そうなると、銃撃の命中率はかなり落ちる。

+αでアイさんの攻撃ですが威力はありそうですが届くまでに時間が掛かりすぎて当たるとは到底思えません。

さあ、どうします?」


「………………………………」


スッと杖が退けられた。


「安心してください。そして、心しておいてください。いつか、絶対に貴方と彼方で暴れているあの人との闘争の決着は着けます。誓ってね」


「フン!」


「あと、貴方と戦う理由となったナイさんにはきちんと謝っておきます。元はと言えば私のせいでしょうしね」


それから、後ろを向いて軽く笑って〔赤い木の実〕をザウベルさんに渡す。


「なんだ?」


「MP回復の効果がある木の実です。要るでしょう?」


「フッ」


少し、乱暴に〔赤い木の実〕を取って食べるザウベルを見ながら私は〔夜行鴉の焼き鳥〕を食べた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ん?」


《投擲》と《隠密》のスキルが光っている。


「これは、たしか」


「どうかしたか?」


「いえ?なんでも。それより私の心配をするんですね」


「貴様は、一応これから共に戦うのだから当然の事」


「そうですか」


話を切り再びアイテムを出しながら私は、何時の間にやら可能になっていた《スキル合成》を選択した。

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