乱入者達.2(別視点)
~アイside~
「「「邪魔だ」」」
襲ってきたモンスター達に三人は一斉に迎撃した。
獣を槍で弾き飛ばし龍を魔法で吹き飛ばし死神を足で蹴り飛ばした。
「【拘束(捕縛)】」
そのままバトラーが三体を蒼い魔法で強化されている縄で捕まえ、
「【破傷燐光】」
ザウベルが三体の周りに魔法の燐光を漂わせ、
「【ゲイボルク】」
ラウル卿が槍を放った。
そして、
グザザザザザザザザザザザザッ
放った槍が三十もの鏃になり身動きの取れない三体に殺到し燐光を纏って物魔一体となり三体に突き刺さった。
『グガアアァァァァァアアァ』
『ギャオオォォォォォオオォ』
獣と龍は、絶叫をあげる。しかし、
『グガガガガガガガガガガガ』
死神だけは、気にした感じもなく暴れ続ける。そして、
ブチッ
「あっ!」
縄が切れ消えた。
「使いすぎましたか」
武器をナイフに換えたバトラーが呟く。
「むしろ、初期の縄で一時的にでもあの三体を拘束できた事が驚愕に値するぞ」
「まあ、そうなんですが。あれ、一昨日買ったばかりなんですけどねぇ」
短い寿命だったようだ。
「龍と獣のHPは、どうなっていますか?」
「二割減らせたか減らせてないか辺りだ」
「死神は、1割ですねぇ」
「卿等と我の攻撃でこの程度しか減らせないとは」
「ペナルティのモンスターですし、それくらいでは?」
「しかり。しかし、そろそろMPが危ない。どうするか」
「あ、私もそろそろ満腹度か危ういですねぇ」
「なら、仕方無いな」
ん?ラウル卿がこっち見てる。
「卿等。少しの間共に闘え」
「はい!」
即答したのは、勿論エレナです。
「………ん。わかった」
「マジで!?いつ乱入しようかと思ってたとこだ!」
「えっと~、いつも通り後方支援でいい?」
「………いいと思う」
そのまま、此方に下がってくるバトラーとザウベルと言葉を交わす。
「頼みました。アイさん」
「………ん!」
本気でやろう。
あれ?なんでこんなにやる気に満ちてるんだろう?
「ナイ。怪我をしないようにしてくださいね。(ユサ)」
「ヒャッハァ!」
「(聞いていない)」
「わかった~」
「ラウル卿ー!」
一番速くエレナがラウル卿の隣まで行く。
「来たか。卿等は、龍と死神の2体を頼む。私は」
『ガルルァァァァァアアア!!』
「こいつを相手しよう」
言うなり襲ってきた獣を槍でまた弾き飛ばしそのあとを追う。
『グオオオオォォォオオ!!』
『クカカカカカカカカカ!!』
そして、龍と死神が此方、正確に言えば私達の後ろにいる2人を狙って突撃してきた。
「ユサ!魔法での属性弾を使え!龍は、さっき見た限り物理は効かない!」
「わぁってるよ!」
ついでに、なんで物理は効かないとわかるというとさっきの三人での連携の時に最後の方の燐光を纏っていない槍のみの物理攻撃は虚を通り過ぎるようにすり抜けたからだ。
「私は、死神を狙う!アイ!遠距離直接支援攻撃!」
「………わかってる」
「ナイは、場合に乗じて曲選択を頼む」
「はーい♪」
ジャキ!
ユサが二丁の拳銃を両手に持ち、エレナが大剣を抜き、ナイがマイクと楽器達を出し、私が弓と槍を装備した。
「行くぞ!」
2体と4人が激突した。
威力計算
ラウルの攻撃=(物理)2
ザウベルの攻撃=(魔法)2
結果
龍(物理無効)
=(物理)2×0+(魔法)2=2
獣(魔法無効)
=(物理)2+(魔法)2×0=2
死神(物理半減&魔法半減)
={(物理)2+(魔法)2}=4
{(両方半減)2+2}=4
4÷4=1
となっています。




