王都[ストラル].1
「ブオオオォォォオオ!!!」
ズズゥゥン
―――――――――――――――――――――――――――――
闘牛の牛肉×6
闘牛の鋭角×3
闘牛の大蹄×3
闘牛の大皮×4
闘牛の大骨×2
スタミナ肉×1
―――――――――――――――――――――――――――――
始まりの平原のボスである《追突闘牛》がゆっくりと横に倒れふした。
初めて死に戻りをして、出来れば会いたくなかった親友と嫁さんに会った次の日。私は、復活したフルーと共に始まりの平原を散策しボスの門を見つけたので武器を修復してHPとMPを回復し挑戦したのだが………
「弱すぎません?」
「コン!」コクコク
弱かった。しかも遅かった。身体強化なしで《脚技》だけで速さを上回る。しかも縄を足元に張っておけばスッ転ぶし、側面が広いので横からナイフを投げれば簡単に刺さるし、飛ぶこともなく遠距離から攻撃することもなく魔法を使うこともなくただ止まらずに突進してくるだけ。強いていうならHPがかなり多かった。それでも、集結した狐達の方がまだ苦戦する。
「まあ、いいですけど。それに楽に越したことは、ありませんけどね」
それでも終わってから暫く周りに注意しながら視界の端に、 『Abnormal situation』の文字がでないかも確認する。5分経ってなにも起きずなにもでなかった所でやっと注意と緊張感を解く。
「やっぱり異常事態と言うだけあって稀にしか起きませんか」
そして、そのまま入ってきた門とは、別の門に入る。
ついでに門は、プレーヤーが入ると(パーティーの場合一人が入ると他も吸い込まれる形で門の向こうに移動する)自動的に錠がかかる。そして、ボスを倒すと錠のされた門と別に門がもうひとつ現れる。
そして、門を出るとさまざまな店が軒を連ねている街に出た。そして、門のそばにいたNPCが笑顔で
「王都[ストラル]へようこそ!」
と言ってきた。
「どうやら、ここは王都[ストラル]っていうらしいですね」
「はい!」
「独り言のつもりだったんですがね」
「それより、その子狐はあなたのペットですか?」
「はい。そうですが?」
「わかりました。なら此れを」
渡されたのは、フルーの写真と私の写真。そして何かの印鑑が押してある。
「それは、ギルドに登録したときに渡してください。そうすればその子狐も一緒に登録されますので」
「それは、ありがとうございます。それより、ギルドとは?」
「ギルドは、まあ何でも屋の延長ですね。それにそんな質問をするあたり貴方は、恐らく世外人でしょう?この世界を知るならギルドに行けば知りやすいとおもいますよ。彼処は、情報が集まりますから。そうでなくてもギルドに登録すれば色々と特典がありますし依頼を受けてランクが上がれば特典も増えますよ」
「ちょ、ちょっと待ってください。質問していいですか?」
「はい。どうぞ」
「世外人とは?」
「あぁ、半年ほど前からこの世界にきた人々の事ですよ。でも一部を除いて、あまりいい感情は抱いていませんね。偉そうだし乱暴ですし」
「成る程。おなじ、世外人として申し訳ございません」
「いえいえ。貴方は、偉そうにしてませんし乱暴でもないですしね。他に質問は?」
「一つだけ。ギルドの場所をおしてえください」
「それなら、城の次に大きい建物です。[ギルド]って書いてありますから。あ、そうだ。こんな時間に来るのなら寝てないのでは?ギルドには、寝室もありますからね」
ついでに今は、日がかわったあたりの明朝です。
「有難うございました。それでは」
「はい。それでは」
そのまま、明朝の人通りの少ない道を歩きギルドに向かう。
「それにしても」
ジロジロ
コソコソ
「何だか見られてますねぇ。お、良いもの見つけました」
視線を逃れ私は、
「いらっしゃいませ![ミーシェの服屋]へ!」
服屋に入っていた。そして、直ぐに目的の物を買う。すると、プレーヤーがいた。この店は、プレーヤーの店らしい。
「サイズ大きめの外套ください。ダッフルコートみたいな」
「はいよ!色は?」
「灰色ってあります?」
「あるよ!これでいいかい?」
「はい」
「〈灰熊の外套〉5000円だよ!」
「はい」
「まいどあり!にしても、」
「なんでしょう?」
「いや、なんでもないよ!」
「そうですか?では、」
そして、私は〈灰熊の外套〉をきてギルドに向かった。
―――――――――――――――――――――――――――――
ミーシェの服屋side
「あ、終夜組の副組長さんですか?はい。言われた外見の人見つけました。あたしの店で外套買っていきましたんで灰色の外套を着ていると思います。はい。はい。行き先は、わかりませんがギルドの方に向かいました。はい。それじゃあ情報代お願いします」
「お、きたきた。いやーラッキーだね!」
「あ、いらっしゃいませ!」
「これはこれは、リンドウの大幹部さん!あたしの店で買い物してくれるなんて光栄で、」
「え?青髪で片目青のプレーヤー?教えてくれたら情報代を払う?ええ。ええ。答えさせてもらいます!」
「はい。はい。灰色の外套を着て、ギルドの方に向かいました。はい。あ、情報代。有難うございましたー!」
「うわ!今日だけでこんなに稼げるなんて!あの人にかんしゃしなくちゃな!」
「あ、いらっしゃいませ!」
「おお!次は、大隊の大佐さんじゃないですか!」
「え?大幹部さんにいった情報を教えろ?情報代も幹部の五割まして払う?悦んで!」
「はい。はい。そうです。あ、情報代有難うございました!」
「今日だけでいつもの倍は、稼いだね!こりゃあの人に脚向けて寝られませんね!」
「アハハハハ!」
――――――――――――――――――――――――――――
《追突闘牛》
属性 無
牛のようなモンスター
耐久力が高い
攻撃手段は、突撃と追撃
高い耐久力に任せた突撃と追撃を繰り返す
脚を攻撃されれば簡単に転ぶ
特殊攻撃として
相手が赤色の物を持っていると攻撃力UP(大)
スキル
ロープマイスターLv40 隠密Lv52 投擲Lv44 脚技Lv22 大声Lv22 雷魔法Lv59 風魔法Lv60 空間認識Lv14 テイマーLv23 装備制限解除(数〈Lv変化なし〉
控え
酒職人Lv1 付加職人Lv1 縄職人Lv6 道具職人Lv15




