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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
壱章 バグと仲間と老鳥
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VS BOSS 〈叡智老鳥〉No.1

遅くなって申し訳ありませんでした!m(__)m

VS BOSS 〈叡智老鳥〉No.1


ボスステージとノーマルステージの境界である門が開き一人の男性と子狐が入ってくる。


「(ここがボスの部屋。雰囲気がありますねぇ。っていうか勝手に体が動いているって言うのは、不思議で違和感が半端じゃないですね)」


動こうとしていないのに前に動いている体に違和感を感じながらも進んでいく私とフルー。


「(このボス戦は、あくまで勝てそうなら勝つ。負けそうなら負ける。腕試しの意味合いが強いですからまあ、やれるだけやりますか)」


進んでいくと私よりも大きい巨大な褐色の卵があった。そして私が卵に近づくと


ピキピキピキピキ


罅が音をたてて走っていき遂に


バキバキバリーン


ボスが現れた。


上面は灰色の羽毛で覆われ白い斑紋が入っている。

下面は黒い羽毛で被われ、白の縦縞が入っている。

顔は灰褐色の羽毛で被われ、顔を縁取る羽毛(顔盤)はハート型。

翼は短く、幅広い。

翼下面は淡褐色の羽毛で被われ、黒い横縞が入っていた。

眼はやや小型で、虹彩は暗褐色。

嘴の色彩は緑がかった黄褐色。

趾は羽毛で被われる。


ここまで言えば、わかるだろう。


初のボスは、ふくろうだ。


バサッバサッ


翼を広げゆっくりと飛翔していく梟。


梟は、鷹などの獰猛な鳥の代名詞であるが同時に神話では、叡智の象徴とされる鳥だ。

また、梟は別名 不孝鳥ふこうどりとも言われている。

理由は、梟が最初に食べる餌は、親とされているからだ。


ところで刷り込みと言うのを知っているだろうか。

刷り込みとは、簡単にいえば特定の動物が卵から産まれたときに初めて見た存在を親と認識する事だ。


さて、ここで話をまとめよう。

梟、いや不孝鳥と刷り込みを繋ぎ合わせてみると………。


バザッ


ひときわ大きく羽ばたくと沢山の羽の刃が飛んでくる。


「っ!」


いつの間にか動くようになっていた体を直ぐにフルーを抱え《脚術》で一番直ぐに習得した【ステップ】でその場を飛び退く。


ズドドドドドドドド!!!


「【サンダー】!」


ピシャァ!


雷で僅かにHPが減り名前が見えた。


叡智老鳥えいちのろうちょう


そして、ボス戦が始まった。


―――――――――――――――――――――――――――――


梟との戦いは、早くも膠着状態にはいっていた。


梟は、羽の刃や闇属性の球体を飛ばしてくるがかわせるので私のHPもフルーのHPも全く減らずにいた。これだけなら私の一方的に勝利できる。


しかし、


「【サンダー】!」


キンッ


「やっぱりあのシールド邪魔ですねぇ!」


一度攻撃に使った魔法攻撃は、片っ端から梟の周りの丸いシールドに阻まれ全く効かないのだ。


【エアーボール】で試したが外れた魔法でも使ったらシールドが発動し完全にガードされる。そのせいで下手に大技を出して、外す危険を考えると使えなくなってしまう。


「やはり、空中で戦わないといけませんか。フルー?かわせますか?」


攻撃をかわせるかフルーに聞いてみる。


「コン!」


「よし!」


元気よく答えたフルーを下ろす。そして、思いっきり【跳躍】で飛び上がる。

しかし、梟との距離は、まだまだある。

しかもそこに、


ズドドドドドドドド


羽の刃が飛んでくる。それに対して私は、


「【エアシールド】」


小さい、とても小さい直径一メートルのシールドを目の前にはる。

【エアシールド】は、風魔法の初級魔法で十秒だけはれる魔法で、二発受けると消えてしまうという弱い魔法だ。

無論そんなものでは、十数もの羽の刃を耐えきることは、出来ない。


だが、私の目的は耐えることではない。


「よっ!」


体を反転させシールドに足を向け再び【跳躍】し、羽の刃の攻撃範囲から離脱する。そこから再び【エアシールド】をはり、それを足場に【跳躍】。

そして、跳躍した先に着いたのは、梟の真上。

そのまま落下しながらナイフと縄を構え


「【拘束】」


すれ違い様に翼を狙って切りつけながら胴体を縄で拘束する。

しかし、翼にナイフは当たらず梟は縄で拘束されていない翼を動かし続け暴れながら飛び続ける。


「ぐっ!」


暴れられ翼が当たりそうになった時


「コン!」


青い火の玉が翼をそらした。


「助かりました!」


また、【エアシールド】で足場を作り【跳躍】。

縄を使い梟を中点として、半周し再び梟の真上に来る。

そして、今度は翼にナイフを叩き込んだ。


だが、翼を切りつけられた梟は、何事もなかったことのように飛び続ける。


「やはり、効きませんか!」


私は、その梟の上に着地し縄を引っ張り足を踏ん張り梟と離れないようにしながら縄を持っている手と逆の手のナイフをしまい片手をフリーにする。

そして、ゼロ距離から


「【サンダーランス】!【エアリアルスピア】!【雷放電】!【空振動】!」


中級魔法の単一型と超近距離型の魔法をここぞとばかりに放つ。

どれも中級魔法なのは、上級だと広範囲型になるし、下級だと威力不足だからだ。


此処で梟のHPが半分を過ぎて緑だったゲージが黄色に染まる。

そして、私はMPが残り三割を切った。

〔赤の木の実〕は、まだまだ有るので大丈夫だが梟の上では、 食べるのは無理だ。

なので、此処でMPを回復ができない。

そして、降りる時に上から攻撃される可能性を考えると避けるために【エアシールド】を使う為のMPを残しておく必要もある。


等と考えているといつの間にか顔を後ろ、つまり私の方に向けていた梟と目があった。


そして、私はーーーーーー


「コォォォォォォァァァァン!」


フルーが大きな鳴き声を吼える。


「ハッ!」


気がついた瞬間に慌てて放し掛けて(・・・・・)いた縄をつかみ墜ちていくのを防ぐ。

私的には、いつの間にか気を失い梟の上から縄も放して地面に落ちていきそうになったというよくわからない状況だ。

解るのは、梟が私になにかをして落ちそうになったのをフルーが助けてくれた。


「何だかよくわかりませんが、『やってくれましたねぇ!』」


私は、上にいる梟に向かって吼えるように怒鳴ると《大声》が勝手に発動した。

そして、意図したことではなくとも《大声》は効果を発揮し梟の動きが僅かに鈍る。

そして、私は右手を挙げその中指にしてあるフルーを助けた時に手に入れた禍々しい灰銀の指輪と一つの魔法に対して怒りに任せて言葉を紡ぐ。


「【疾風迅雷】!〔大罪 アバリス〕発動!」


〔大罪 アバリス〕を装備したのは、手に入れた一週間後だった。というか一週間たってやっと気がついた。


『近くに自分以外のプレーヤーが居ないのに目立つも目立たないもない』


という事に………。

気がついた日は、もう恥ずかしかったですねぇ。


恥ずかしさを紛らせようと走り回ったら見えない木にぶつかって余計恥ずかしかったなぁ。

その木殴ったら壊れて木材ゲットできて少し晴れたんですけどね。


そんなことは、置いておいて【疾風迅雷】の効果が現れ私は、雷と風を同時に纏う。

そして、発動した〔アバリス〕から指輪の色と同じ灰色の煙があがり私にまとわりついていく。

煙は、腕を伝って縄にもまとわりついていくが梟にはまとわりつかない。

縄全体に煙がまとわりつきまるで縄が白から灰色に見えてくる。

灰色になった縄は、心なしか若干重く感じるようになった時に私は、行動に出る。


「【拘束】解除。」


まず縄の拘束を解く。

それによりきつく絞まっていた縄が緩くなる。

縄が緩くなったら


「ふん!」


思いっきり引っ張る。


ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ!!!!


「クルアアアアアァァァァアア!!!!」


拘束が解除され緩まっていた縄は、再び絞まるが先程の拘束の様に固定化されていないので梟の体の上を滑っていく。

いや、滑っていくというより削っていく。

本来の縄ならただ滑っていくだけだが今は、その縄が本来の縄では無くなっている。

〔アバリス〕の二つの特殊効果の一つ【灰煙鉄装はいえんてっそう】によって。

これは、初めて装備した時に判明したもので、恐らく装備することで分かるようになるものだったのだろう。

もしくは、《看破》等で見破るかかな?

まあ、それはともかくとして、【灰煙鉄装】の効果だ。

その効果は、自分の体と武器に灰色の煙を纏わせ鉄のように固く鑢のようにザラザラにするという物で、攻防一体の肉体を手にいれるというものだ。

ただし、効果発動中回復ができないという結構なデメリットも付いてくるが。

そして、


ボッボッボッボッ


今度は、梟の色々な所から炎が上がる。

縄と縄とが接している所が擦れあって火花が舞いそれが梟の体に移ったのだ。

また、【灰煙鉄装】によって只でさえ強化されている縄は【疾風迅雷】で通常以上の速さと威力を発揮した。そんな縄で削られ、焼かれていく梟のHPはみるみる減っていき半分程あったのがもう一割となった。そこで、縄が全て手元に戻る。


「これで終わりですねぇ!」


手元に半年間以上ずっと残していた一本の矢を出す。その矢、〔木の矢〕に灰煙を纏わせ【疾風迅雷】で投擲。矢は、灰色と青い軌跡を残しながら走り梟の眉間を貫きHPを全て灰色に染めた。


「クルアアアアアァァァァアア!!!!」


絶叫を響かせながら私の初めてのbossがポリゴンとなるのを私は、着地しつつ見ていた。


----------------

叡智の羽根×6

叡智の鶏肉×3

叡智の血液×4

叡智の大爪×2

叡智の両翼×1

大賢者の石×1


特殊条件クリア

防具 〔睡魔の片眼鏡〕

----------------


「ふう。〔アバリス〕【疾風迅雷】解除。さて?これでどうな「コン!」ドン!ぐはっ!?」


背中からの唐突な衝撃と、


「ガルルルアアァァァァァアア!!!!」


猛獣の咆哮に驚き倒れながら後ろを見ると


フルーが吹き飛ばされポリゴンとなる所と


視界の端の『Abnormal situation』の文字と


フルーを挟んだ向こう側にいる白い獣を見ながら


「ガルルルアアァァァァァアア!!!!」


二度目の咆哮と共に落ちてきた鳴神と旋風によってこの世界初の死を体験した。



『穢ねぇ臭ぇ煩ぇウゼェ』


『どいつもこいつも目障りだ』


ノーマルステージ

始まりの森などのボスステージ以外のステージの事


ボスステージ

ボスが出てくるステージ

種類があり

砂場・岩場・火山・海・森・塔

の六種類

各々のステージがある



叡智老鳥 (えいちのろうちょう)

属性 闇 睡眠

梟のようなボスモンスター

魔法に対しての防御は、モンスター随一

攻撃手段は

羽根を飛ばしての遠距離攻撃

闇の巨大な球状の魔法での遠・中距離攻撃

翼と爪と嘴での近距離攻撃

特殊攻撃として

至近距離で目が合うと高確率で【睡眠】


〔夢魔の片眼鏡〕

灰色の片眼鏡

特殊効果

近距離でレンズ越しに目があった者に高確率で【睡眠】

獲得条件

特定bossの状態異常攻撃を食らった上で勝利する


スキル

ロープマイスターLv40 隠密Lv52 投擲Lv44 脚技Lv2 1 大声Lv21 雷魔法Lv59 風魔法Lv60 空間認識Lv13 テイマ ーLv20 装備 制限解除(数〈Lv変化なし〉


控え

酒職人Lv1 付加職人Lv1 縄職人Lv6 道具職人Lv15

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