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VRMMOで拘束使い  作者: 因幡の灰兎
壱章 バグと仲間と老鳥
12/90

隠密と索敵の森.4

「コォン」


ふらふらと足元がおぼつかない子供の狐を狩る気はしないので助けますか。


「弱っていますねぇ?

木の実は食べるんでしょうか?」


取り敢えず弱ってそうなのでHP回復の〔青の木の実〕をあげる。

すると勢いよく食べ始める。

食べ終えると


「コン!」


嬉しそうに此方に顔を向けた。


「か、かわいいですね」


思わず撫でる。

狐は、気持ち良さそうに目を細める。


そんなところに火の玉が飛来する。


「なあ!?」


思わず狐を抱いて飛び退く。

驚いたのは、奇襲についてではなく飛来した火の玉は私ではなく、狐の子を狙っていたからだ。

飛んできた方を見ると火狐が10匹ほどいた。

いきなりの事に唖然としていると目の前にクエスト標示が出てきた。


『突発性単独クエスト【狐の忌み子】』


猛然とかけてくる狐達から逃げつつ説明と成功条件を見る。


『突発性単独クエスト【狐の忌み子】

白と金の毛を持つ狐族から代々忌み子とされてきた黒と銀の毛を持つ狐を助けよ。

成功条件

1.忌み子を追ってきた狐達の全滅

2.狐達を振り切りPM7:00まで逃げ切る

失敗条件

1.忌み子のHPが0になる

2.プレイヤーのHPが0になる

なおこのクエストは、強制参加となっております』


強制参加ですか。

仕方ないですね。

まあ、見捨てる気なんてさらさら無いですけどね!


今、AM5:30と言うことで成功条件2は、不可能に近い。

必然的に狐達の全滅が成功条件になる。

今、追って来ている10匹の狐を全滅させれば成功となるということかな?

狐達のHPは、軍用ナイフでcritical三回で倒せるくらい。

私のHPはほぼ全快だがMPは今逃げながら回復しているが全体の二割程しかない。

魔法での全体攻撃を使えるほどではないし火狐は、魔法に対して少し耐性がある。

さて、どうしますかねぇ。


「おっと!囲まれましたか」


考え事をしていたら新たに5匹の火狐が前の木の陰から現れる。

内1匹は、一回り大きい上に尻尾が3尾ある事からウサギと同じくリーダーだと思われる。


「ってええ!?もう妖怪になってません?!」


「ゴォォン!!」


突っ込みを気にせずーダーの掛け声で一斉に襲ってくる狐達。


「すこしは、まってくれませんかねぇ!」


四方八方からの火の玉を子供の狐に当たらないようにかわすという無茶を必死に行うがこれでは、いつか被弾して終わりだ。

だがそんなことは、お構い無しに火の玉を飛ばしてくる狐達。


暫くすると馴れてきたので、この状態を切り抜ける方法を模索する。

まあ、四方八方からの火の玉を切り抜けさらに敵を倒す方法なんて無理に等しい気がするんですがねぇ!

しかもリーダー離れて指示だしてるしさぁ!


「ああ、もう!

こんな成功するかもわからない手が浮かびません!

《エアブラスト》!《ボルテック》!」


残り少ないMPを使って身体強化系の魔法をかけ風と雷を纏う。

これが解けたときにリーダーを倒せてなければもう終わりだろう。


「くっ!」


何とか子供の狐を左脇に抱え右にナイフをもって火の玉を切り抜けるがまだまだリーダーは、遠い。

そして、思う。

もっと速く。

もっと強く。


「《エアブラスト》!《ボルテック》!」


残りのMP全部使って身体強化する。

纏った風と雷が二倍になり勢いよく踏み出した時


『ユニークツール【疾風迅雷】の使用条件を満たしました。

発動します』


私は、リーダーの前にいた。

私は、そのまま反射的にリーダーの首にナイフを振るう。


ゾン!!!!


速度は重さ。

そして、一点に集中させられた重さは全てそこに掛かる。

圧倒的な速度で振るわれたナイフは、一撃でリーダーの首を飛ばした。


「ォン??」


訳もわからないまま、三尾の狐はポリゴンとなって消えた。

あまりのことに一瞬止まったが状況を思いだし動き出す。


「このまま決めます!」


リーダーがいきなり倒され混乱して固まっている狐達の前に一瞬で移動し一閃。

一気に四つの首が飛び消える。

そこで残りの狐達が動き出す。

私を囲い、飛び掛かってくる。

おそらく先程の連続の火の玉でMPをきらせたのか、はたまた同士討ちを恐れてか残りの10匹の狐達飛び掛かってきた。

その中心で私は、一回転しナイフを振るう。


ズパン!!!!


振るわれたナイフの軌跡と共に体や足に首と様々なところを飛ばしながら衝撃で吹き飛ぶ狐達。

胴体と首を飛ばされた狐は、木々に当たる前に消え残りも木々にぶつかりHPを散らず。

たが一匹だけが運良く五体満足で生き残っがHPは1割をきっており簡単に消せると思った。

だが、


「なんです?!」


急の疲労と共に膝が地面に着く。

ステータスを開くと満腹度が10をきり空腹状態におちいっていた。

大量の鴉を倒し四方八方からの火の玉をかわし最後には急激な速度での移動と攻撃。

これらのなかで食べたのは、〔赤い木の実〕だけ。

これでは、空腹にもなる。

また空腹状態は移動速度が低下する上に身体強化系の魔法は、空腹状態以降だと使用不可能になる。

つまり【疾風迅雷】が使用不可能になったのだ。


「あと少しだと言うのに!」


突撃してくる最後の狐を見ながら思わず歯軋りするがそんなことで止まってくれるわけがない。

そして、ついに飛び掛かってくる程の近さになった時


「コン!」


左脇から蒼い火の玉が最後の狐を焼き消した。

そして、その火の玉をだしたであろう子供の狐は心配そうにこちらを見ていた。


『条件.1をクリアしました』


―――――――――――――――――――――――――――――


それから木の実を幾つか食べ隠密と《聴覚強化》,《嗅覚強化》,《視角強化》でモンスターを避けつつ洞窟に戻り今に至るということだ。

火狐(三尾)

属性 炎

火狐達の上位のモンスター

とても賢く群れを率いて行動し獲物を仕留める

挟み撃ちや囲んでの連携攻撃するなどの行為をよくする(ただし三尾が倒されると連携が崩れお互いの攻撃を当てたりなどもする)


スキル

ロープマイスターLv33 隠密Lv47 投擲Lv37 視覚強化Lv53 気配察知Lv58 聴覚強化Lv51 嗅覚強化Lv50 道具職人Lv12 雷魔法Lv55 風魔法Lv56


控え 酒職人Lv1 付加職人Lv1 縄職人Lv5

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