4.国の名前はぷにぷに王国。
合言葉は「ぷに!」←定着させたい……。
どうも、家に帰ったら不自然に怪しい襖を見つけてまんまとそれを開け、気が付いたら不思議に素敵で可愛いコロボックルの世界に迷い込み、そして自分自身もコロボックルになってしまった主人公、そう私です。
コロボックルでなく、彼らはぷにで通用するみたいですけど。
おまけに1ぷに2ぷにって数えるんだぜ! 可愛くね!?
目の前には様々なぷに達に囲まれ、いまだに泣き止まないライオンぷにと青いぷにがいます。
あ、集ってきたコロボックルたちが泣いてるコロボックルを慰めてる……って言うか皆でほっぺたやらお腹やらをぷにぷに押してる……うん、擽ってる?
二匹のコロボックルがいい具合にくすぐったがってコロコロしてるんですけど?
え? なにそれ? 私も混ぜて?
私も一緒になってツンツン突っついてみたら(思った以上に柔らかかった!)、「お前案外といい奴だぎゃ」とライオンのコロボックルが私に頬っぺたを摺り寄せてきた。
何この子、可愛いんですけど!?
思わず鼻血を吹き出しそうになると、もう一匹のコロボックルも、「レオンばっかりずるいにょ!」とか言って同じように頬っぺたを摺り寄せてきた。
え? 何このサンドイッチ? 美味しすぎて鼻血吹くんじゃない?
そっか、このライオンの子レオンって言うのかぁと思う暇もなく、僕も私もと他のコロボックルたちも参戦してきやがりました!
けしからん! けしからん感触ですよ、これ!
私は今、前後左右あらゆる所からプニプにほにょほにょ攻撃をされている! なんて攻撃だ!
このまま昇天しても悔いは無し! って言うかこのまま天にめされてもイイデスカ?
今なら間違いなく笑って逝けそうである。
その後、思う存分うにぷに攻撃しまくった彼らは漸く落ち着いて、数多くいたぷにの集団は離れていった。
私はレオンと呼ばれるライオンぷにに、「ここはどきょ?(ここは何処?)」と訊ねた所、
「ん? おみゃは何処の田舎もんだ? ここはぷにぷに大国だぎゃ!」
うん、まず君は何処出身? 何その訛り。何処まで私をギャップ萌えさせれば気が済むの!?
って言うか、ぷにぷに!? ぷにぷに王国!? 何そのぴったりなんだけど安っぽい名前。
もちょっとこう……うーん、やばっ、ぷにぷにしか思いつかない。
だって周りには私も含めてぷにぷにしか居ない。見た目も感触もバッチリである。
まさにぷにぷにの国、ぷにぷに王国!
― 国の名前はぷにぷに王国 ―
≪ころころ王国でもいいかもと思ったら、ころころ王国は別にあるそうです≫
ぷに!
↑なんだこれと思われる方、これは挨拶です。
主人公の名前は敢えて触れない様に書いています。読者様と主人公を置き換えやすくと考えてのことです。
でも、今後名前なしじゃ厳しいってなるとあっさり名前出すやも知れません。
うーん、そこんところはどうなるんだろう?今の所は大丈夫なんだけどなぁ……。
では、ぷにぷに!