合唱の準備
リベルティーナ
「着いたざます!
みんな、動きやすいようにジャージに着替えてちょうだい!!」
ディジル
「このままじゃだめなのか⋯?」
リベルティーナ
「歌う前にストレッチをやってもらうざます!!
せっかくだからみんな、お揃いのジャージを着るざます!!
更衣室はあちらよ!!」
「「は〜い」」
「だべ」
「⋯」
みんな、リベルティーナの言う通りに着替えに向かった。
※神様たちは本来、姿を自在に変えられるが——なぜかノリでちゃんと着替えに行った。
―――
リベルティーナ
「GOOD!似合っているざます!!」
お揃いのジャージ姿に、みんな少し照れながらも満更でもない様子だ。
リベルティーナ
「では!!ストレッチをやりますわよ!!
まずは首!」
フワン
「⋯!コキってなります⋯」
リベルティーナ
「無理しないで!ゆっくり!!
次は肩と腕!」
フワン
「⋯!ゴリっとなります⋯」
リベルティーナ
「痛くならない程度にするのよ!!
次は胸と背中!」
ディジル
「猫背だから効くわ〜」
リベルティーナ
「普段から取り入れるのよ!
次はわき腹!息をより吸い込むためよ!」
みちる
「伸びると気持ちいいね〜」
リベルティーナ
「その調子ざます!
そして体全体を上に伸ばす!」
イネリア
「う〜ん⋯!だべ!」
リベルティーナ
「仕上げよ!
鼻から吸って〜〜⋯⋯⋯
口からはくのよ〜〜〜〜!」
モフリオン
「も〜〜〜⋯⋯⋯ふぅ〜〜〜〜」
リベルティーナ
「よろしい!」
一通り身体がほぐれ、空気もどこか澄んだ気がした。
リベルティーナ
「では、みんなの声を確かめたいから、
一人ずつ歌ってもらうざます!!」
「まずはみちるから!」
みちる
「⋯!はい!」
リベルティーナは軽やかにピアノの前へ移動する。
リベルティーナ
「ピアノに合わせて〜⋯⋯
さん、はい!」
みちる
「⋯あーあーあーあーあ〜〜♪」
リベルティーナ
「とってもいいざます!!続けて〜!!」
みちる
「あーあーあーあーあ〜〜♪」
澄んだ声が部屋に広がる。
何度か繰り返すうちに、音はより安定していった。
―――
リベルティーナ
「みちるはソプラノね!」
みちる
「ソプラノ⋯!はい!!」
リベルティーナ
「次!イネリア!」
イネリア
「はいだべ!」
リベルティーナ
「ピアノに合わせて〜⋯⋯
さん、はい!」
イネリア
「⋯あーあーあーあーあ〜〜♪」
リベルティーナ
「あなたもよくってよ!!続けて〜!!」
イネリア
「あーあーあーあーあ〜〜♪」
柔らかく、少し低めの響きが心地よく重なる。
―――
リベルティーナ
「イネリアはアルトね!」
イネリア
「アルト⋯!わかったべ!!」
リベルティーナ
「次!フワン!」
フワン
「はい!」
リベルティーナ
「ピアノに合わせて〜⋯⋯
さん、はい!」
フワン
「⋯おーおーおーおーお〜〜♪」
リベルティーナ
「GOOD!!いいざます!続けて〜!!」
フワン
「おーおーおーおーお〜〜♪」
低く安定した声が、空間の土台のように響く。
―――
リベルティーナ
「フワンはバスね!」
フワン
「バスですね⋯!わかりました!」
リベルティーナ
「次!ディジル!」




