商売の神
外からガヤガヤと、騒がしい声が聞こえてくる。
ディジル
「なんか外、騒がしいな? ちょっと様子見るか」
「うん、そうだね」
「そうだべな」
「そうですね」
「そうだな」
扉の鈴が、ちりんと鳴る。
扉を開け、みんなは外に出た。
??
「さーさー!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!
今ならこのモフリオンはん、
一匹たったの300星!
めっちゃお買い得やで〜♪♪」
「「……!!」」
しばし、みんなは絶句した。
アマリュウ
「……ほう。面白いな。」
ディジル
「ぅおい!!
ちょっと待てーーーー!!!!」
ディジルは慌てて駆け寄る。
みんなもそのあとを追った。
ディジル
「おいユズハラ!
何勝手にモフリオン売ってんだ!!
……それに!モフリオン!!
何でお前ら順番待ちしてんだよ!!」
「もふ?」
「……もふ?」
モフリオンたちは綺麗に並び、
自分が売られる番を待っている。
ユズハラ
「お、みなさんお揃いで!
なんや、初めてのお客さんもおるやん♪
うちは商売の神、ユズハラ。
よろしゅーおたのもうします♪
なぁなぁ、ちょっと見ていかへん?
今、人間界ではな。
こないな生き物に首輪いうもんつけて、
育てるのが流行ってるんや!
お安くしとくで〜♪」
みちる
「は、はじめまして。
私はみちる……。
よ、よろしく……!」
イネリア
「みちる! 応えなくていいだべ!」
ユズハラ
「イネリアはん、冷たいな〜♪
何? 何があかんのん?」




