15/22
境界のパン屋
「ママ、ちょっと出かけてくるねー!」
「あら、気をつけてね〜
ディジルくんも、またいらっしゃいね」
「あ、ありがとうございます、おじゃましました⋯」
そしていよいよ、境界の窯へ出発する
「ねぇ、境界の窯ってどんなところなの?」
みちるがたずねる
「私がやっているパン屋ですよ」
フワンが説明する
「パン屋さん⋯!」
「はい、人間の皆様用に見えるパン屋と
神々にしか見えないパン屋、
リバーシブルとなっております」
「わぁ、素敵だねー♪」
「みちるにくっついてるモフリオン、
そいつがいれば
みちるにも両方見えるから」
ディジルが補足する
「嬉しい♪」
みちるは嬉しそうだ
モフリオンはなぜか照れている
「だが、まさか離れなくなるとはな、、」
ディジルが困惑しながら言う
「モフリオンは私のパンが好物ですから、
きっとなんとかなりますよ」
フワンが少し誇らしそうに言う
(さて、どうなることやら)
アマリュウは不敵に笑いながら空を泳ぐ




