表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてゐるタワーマンション  作者: 葉方萌生
第五話 妻のスマホ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/69

◆とある会社での社員同士の会話の記録


東出(ひがしで)「なんだ小林(こばやし)。朝からずっと嬉しそうだな」


小林「あ、ばれました?」


東出「ばればれだよ。頬が緩んでるぞ。話したくて仕方ない感じだな」


小林「聞いてくださいよ、東出さん。実は狙っていたタワマンに空きが出て、今度内見に行けることになったんですよ」


東出「狙ってたタワマンって確かあれだよな。栄駅前の」


小林「はい、そうです。RESIDENCE SAKAE ONEっていうタワマンです。新築で建った時から人気で、空きなんか出ないと思ってたんですけど、二年待った甲斐がありました」


東出「なるほどな。それは良かったな。ローン組めるといいな」


小林「余裕っすよ。東出さんだってなかなか立派な戸建てを建てたんでしょう」


東出「まあそうだな。うちの会社なら六千万円ぐらいのローン審査は下りるだろう」


小林「ですよね。空きが出た部屋、中層階なので六千万円よりは安いです」


東出「そうかそうか。楽しみだな〜。あ、でも確かRESIDENCE SAKAE ONEって……」


小林「なんですか?」


東出「いや、ちょっと噂で耳にしたことなんだが。RESIDENCE SAKAE ONEのディベロッパーの開発企画の部長家族に不幸があったとかなんとか……」


小林「へえ、そんなことが。それは、なんというか悲しいですね」


東出「そうだな。確かその部長の家族がRESIDENCE SAKAE ONEに住む予定だったらしい」


小林「無念ですね。部長家族がRESIDENCE SAKAE ONEが建つのを一番楽しみにしていたでしょうに……」


東出「そうだよな。今頃マンションも泣いてそうだよな」


小林「不謹慎ですけど面白い表現ですね、それ」


※会話記録はここで途切れている。

※RESIDENCE SAKAE ONEに関する噂について集めた資料の一部である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ