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生きてゐるタワーマンション  作者: 葉方萌生
第三話 承認欲求

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<マンション管理会社に寄せられたクレーム対応の電話>

―マンション管理会社に寄せられたクレーム対応の電話―



管理会社「はい、××管理会社でございます」


客『すみません、RESIDENCE SAKAE ONEに住んでいる者なんですけど』


管理会社「はい、いかがいたしましたか?」


客『このマンション、騒音がひどいんです。なんとかしてくれませんか?』


管理会社「騒音、ですか。大変失礼ですが、お客様は何階にお住まいですか?」


客『十二階ですけど』


管理会社「中層階にお住まいですね。騒音というのは、上の階からの生活音のことでしょうか?」


客『上の階だけじゃないですよ。下からも、隣の部屋からも、ドンドンドンドン! って激しい音が聞こえるんです。楽器演奏とかペットや子どもの泣き声でもなく、激しく壁を叩くような』


管理会社「はあ。隣の部屋からならまだしも下の階からも、ですか」


客『だからそうだって言ってるじゃないですか』


管理会社「大変失礼いたしました。……RESIDENCE SAKAE ONEは、防音設備が他のマンションに比べてもかなり優秀な造りになっているはずなのですが……」


客『私の言ってることを疑っているんですか?』


管理会社「い、いえ、滅相もございません。ただ、もし生活音以外の衝撃音のようなものでしたら、隣近所の方にこちらから直接注意するのが難しいという現状でして。できることは、RESIDENCE SAKAE ONEさんの管理人により注意喚起をしていただくこと、になります」


客『注意喚起って、あのおかしな貼り紙を貼り出すぐらいですよね? 住民を学習とか、最適化とか、訳わからない注意喚起の貼り紙を見ますよ。あんな怪文書貼ったって無駄です。現に、全然改善されていないんですよ』


管理会社「は、はあ。申し訳ございません。一度RESIDENCE SAKAE ONEさんの騒音に関する情報をこちらでも集めさせていただきます。そこから再度、この件に対する対応を検討いたします」


客『とっととしてください。こっちは困り果ててるんですから』


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