【プロットタイプ】豚に真珠
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
何故、成り上がりホヤホヤの人間が、ブランドロゴで固めたもので着飾るか、分かりますか?
価値が分からないからですよ。私も含めてね。
高価な物、安価な物、果たしてそれらの目利きが出来る人間が、この世にどれ程いるのだろう。
私は殆ど居ないと思う。私を含めた一般庶民はそもそも高価な物に触れる機会が少ない。その上、最近の物価上昇に比例して、安価な物の品質も上昇している。
だから突然鞄を見せられて、『これは幾らの鞄でしょう? 五秒以内にお答え下さい』なんて言われたら、私は答えられないと思う。
こんな世界だからこそ、『格付け』なんて番組が流行るのだ。
同居人は守銭奴なところがある。だからあまり高価な物に手を出そうとはしない。けれども例外的に財布だけは、一回りも二回りも高い金額の物を使っている。
――『ボロい財布を使っていると、居心地悪くて金が逃げる。そしてお前は一度買ったら、『面倒臭い』さを言い訳に買い変えない。最初にデカイ金出して、あとはそのままにした方が良い』
母からそんな事言われて購入してから、まぁ三年は経過したか……。
その財布は今も買ったばかりの頃の様な艶を保ち、欠損のない丈夫さを示していた。其れを眺めながら鏡花はただぼんやりと呟いた。
「精神が成金」
鏡花は突発的に意味不明な言葉を漏らす事がある。其れは別に今に始まった事ではない。だが自分が納得して購入した財布に、何か思う事があったのだろう。
「私が財布を買う時に、この柄以外の物も沢山あった。シンプルな物も、無地を貴重とした物も沢山あった。普段の私なら、無地で地味な色合いの物を選んだでしょう。でも私はこれを選んだ。理由は単純。目に見えて価値が分かるから」
「其れが、今の言葉の答えか」
俺の声に反応し、鏡花は此方を見る。開かれた目が一度瞬きし、其れから僅かに口角を上げた。
「無地でロゴもないブランド品があります。ぶっちゃけ安価な物と非常に良く似ています。その時、貴方は目利きが出来ますか?
こういう番組あるし、流行ってるじゃない? でも多くの人はゼロの桁数が遥かに違うのに間違える。私も含めて目利きが出来ないから。
ではそんな目利きが出来ない人間が、価値を実感する為に必要なのは何かって言われたら、ロゴなんだよ。ブランドのロゴが惜しみなくあしらわれた物を選べば良い。素人が見ても、玄人が見ても一発でそのものだと分かる。
でもその精神性が本物からしたら卑しくて仕方がない」
そう言うと鏡花は肩の荷が下ろした様にふっと笑った。
「ハイブラと品質が似ているプチプラなんて、五万とあるの。比較動画見ても分からないくらいプチプラも質が高いの。
だからハイブラとプチプラの違いが分からない時には『私は高い金出してこの子を買ったんだ!!』っていう自信が必要になると思うの。
分からなくても良いの。価値を実感してこそのこうかなものだから」
この世に目利きが出来る方が、果たしてどれ程いらっしゃるでしょう?
私は殆ど居ないと思います。
だから『格付け〇ェック』とか『一目で〇かる!!』なんてバラエティが流行ったのだと思ってますが。
見る人が見れば、使う人が使えば、かなり明確。
けれどもそもそも触れ合ってないと、全く分からない。
ものの価値ってね、そんな世界なの。
価値そのものを目利きするのって、ガチ勢やらなきゃ分からない。
だから何時でも豚に真珠。
高いもの纏っても意味が無い。
だから安価な物に手が伸びる。
ではこれから始まり、何故、成金がブランドのロゴで固めた服装をするのか。
答えはぶっちゃけ明確で、『地味な物を傍に置いていても、価値が分からないから』。目利きが出来ないから。
シンプルでロゴのないものよりも、ロゴが全面に出ている方が、一目でブランドものだと分かるから。
『このブランド品を買ったんだ』という実感を得ることが出来るから。
私はあんまり派手なものを好みません。
服とか黒とか茶色が殆どだしね。
でも高いものを買う時には、派手なものを選びがちです。
理由は上に書いた通り。『高い金を出した』と『一目で分かる』から。
だからブランドものを購入した時に必要なのは、『頑張って働いて、この子を手に入れた』という優越感だと思うんですよ。
品質は見比べても違いが分からないものが多い。
だったら差が出るのは何処かって言われたら、下の自信ですよ。
いつか其れさえ不要になったら、本物ですけども。
そんなもんで固めなくても、頑張ってるって、価値があるって、自分で気づけたら本物だけど。




